酒と恋には酔って然るべき 5巻のネタバレ、あらすじと感想は? | やまねこの漫画ブログ

酒と恋には酔って然るべき 5巻のネタバレ、あらすじと感想は?

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酒と恋には酔って然るべき 5巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

藤井松子は30代の日本酒好きの独身OLです。
一人も気楽で楽しいけれど恋愛や結婚にも夢があります。

酒と恋には酔って然るべき 5巻は、松子をめぐる恋愛や日常を描いた物語です。

 

酒と恋には酔って然るべき 5巻のネタバレ、あらすじ

25合目 刺激的な年末

伊達から突然、会社を辞めて海外に行くという話を松子は聞かされます。

松子は海外ってどこと聞くと、伊達はニューヨークと答えます。

そこでバーを経営している友人がいて日本酒専門の店を開く予定で、仕入れの仕事で働かないかと言われて受けようと思っている、とりあえず年末年始を使って行ってくる、とのことです。

そして松子に、ニューヨークでの仕事や生活に興味がある?と聞きます。
松子は、興味はなくはないですけど、と答えます。

伊達は、春先に出発するのでお互いの先のビジョンを話し合おうと言います。

 

松子は年末休みに入り、今年の年越しもひとりか、どうしようかなと考え、新酒を仕入れて未来のビジョンを描くことにします。

すると今泉から年末年始に日本酒部の活動がありますか?販売部に入部希望者がいるとのメールが入ります。最上からも年末年始に飲もうとメールが入り、松子は皆を招くことにします。

 

12月31日、今泉と販売部の新庄、最上の3人が松子の家に集まります。

皆がテーブルに座ると最上が、今日の日本酒部のテーマは?と聞くと、松子は「新酒」と答え「七冠馬  純米生酒  しぼりしな」を出します。

4人は乾杯して、お酒とすき焼きを味わいます。

 

新庄は、このお酒はすき焼きに合うと言うと、松子は肉にお勧めのお酒ですと返します。

松子は、日本酒部らしく新酒とは造りたてのお酒のことで…と説明します。

すると今泉は、もう肉がないです、買ってきたやつを足しましょうと冷蔵庫を開けます。

最上はお参りは?二年参り!初日の出!というと新庄もいいですね!とその気になります。

 

4人は神社で除夜の鐘を聞いて、そして新年を迎え、初詣を済ませます。

時刻を見るとまだ終電があると解散します。

 

自宅に戻った松子は鍋を見るとすき焼きが残っているので寝る前に一杯飲んでまったりとしています。

ふと、テーブルの上にスマホが置き忘れてあるのに気がつくと玄関のチャイムが鳴ります。

松子は扉の鎖を付けたまま少し開くと今泉が立っているので、はい…これでしょ?とスマホを渡します。

 

26合目 ずーっと好きでいてください

今泉は、終電終わったので泊めてください、と言います。

松子は、ちょっと…、それは…、ダメですよと言います。

今泉は、ダメですかアメリカにはいくんですか? 藤井さん行かないでください、と言います。

 

松子は、はっとしてドアを開け、タクシーを呼ぼうとしますが今泉は近くにはおらず、携帯も繋がらません。

 

正月明けに、松子は会社で白石を見つけると、伊達がアメリカに行くことを白石に話します。

白石は、伊達は勝負に出るわね、プロポーズは?と聞くと、松子はないと言います。

 

松子はその日は定時で仕事をあがれたので、新年なので新生松子として己の人生を切り開くのだと酒のつまみを探そしにアメ横に寄り、ふぐ鍋、ヒレ酒がいいかもととらふぐを買って帰ります。

そこへニューヨークへ行っていた伊達が、ただいまと松子の家に来ます。

松子は、ついているよ、今日はフグ鍋です、と言います。

 

二人はお酒「梅錦 ずーっと好きでいてください 本醸美酒カップ」で改めて新年のあいさつと、乾杯をして、楽しい時間を過ごします。

松子がニューヨークの写真が見たいとお願いすると伊達はスマホを取り出し、自由に見てというので見ていると女性とのツーショットの写真があり、むっとしてしまいます。

伊達は、どうアメリカに行ってみたくなったと聞くと、松子は行ってってみたいと答え、伊達は松子を連れていきたいと言います。

松子の本心は、私はここにひきとめておきたいでした。

 

27合目 日本酒部の新入部員

伊達は松子をアメリカに連れていきたい、松子は伊達を日本に引き留めておきたい。

松子は仕事中も悩みます、覚悟を決めて自分からプロポーズしてついていこうかと…。

すると上司の中川から今日、日本酒部の活動を立ち飲みで、おでんはどお?同期の名取も参加したいと言っている、と言われます。

 

仕事後、日本酒部のメンバーが立ち飲み屋に集合します。

名取は新入部員です、よろしくでーす、とあいさつします。

松子から今日のお酒「大関  上撰  金冠  ワンカップ」を紹介して、皆で飲み始めます。

 

料理は頼んでいた関西風おでんが運ばれ、柚子胡椒をかけて味わいます。

松子は、おでんに柚子胡椒、熱燗と最高すぎる!と満足です。

名取は、半分残ったワンカップをあげると松子に渡そうとします。

松子は、日本酒をおでんのつゆで割っただし割なら飲めるかもと、だし割を作って渡すと、名取は上手いと言って飲みます。

松子はワンカップ大関のラベルの裏面に書かれた「ありったけのふつうの幸せ。」の文を見て、ふつうでいい、ふつうが幸せなんだよ…?などど涙を流し独りごとを言います。

 

28合目 不穏な社員旅行

松子の会社では今日から箱根で一泊二日の社員旅行です。

松子と今泉は中川の運転するワゴン車に載せてもらい、箱根に向かいます。

 

途中、小田原の「一夜城 Yoroizuka Farm」に寄っていきます。

宿に着くと既に白石は既に来ていました。

部屋に入り、松子は白石にお風呂行こうと誘うと私は宴会のあとでゆっくり入るとのことです。

松子は温泉に入り、浴衣姿で宴会会場に向かいます。

 

会場は和室の大部屋、テーブルには料理が並べられています。

宴会は相馬部長の挨拶・乾杯の発声で始まります。

テーブルの上には、鰺(あじ)の刺身、かまぼこの海の幸などの料理が並べられています。

松子が頼んだお酒は「天青  吟望  純米酒」という湘南のお酒の冷酒です。

天青の名前は「雨過天青…」に由来しているとのことです。

松子は、その意味である、雨は必ず止む!空は再び晴れる!どんな悩みからも解放される日は来るんだ…!と自分に言い聞かせます。

 

宴会が終わると松子は今泉にこのあと2次会こないと言うと、今泉は松子の手を取って貸し切り湯の部屋の中に入り、使用中と入口の札を返し、松子に「今夜は引き下がりませんよ」と言います。

 

29合目 この瞬間 この空間

今泉から「今夜は引き下がりませんよ」と言われ、松子は引き下がるって君がいつ引き下がったっていうのよ!?と言い返します。

すると今泉は、アメリカには行かないでください、今いなくなると…つらいです、と言います。
松子は、まさか本気?なんで今なの?と思います。

 

松子は、アメリカの話は伊達と答えを出すからと答えます。

すると伊達は、行く気はないでしょう、心決まっていたら今頃うきうきとNYの主張始めているでしょう、と言います。

松子と伊達はそうした問答を繰り返します。

 

すると名取が現れ、松子が二次会に来ないので探した、ふたりで何していたのと聞きます。

今泉は、松子が一発芸の練習をしていたと答えます。

松子は、今泉ともやり取りを振り返りお互いに素直じゃな方ってことかな、こういうのも含めて相性がなぁと思います。

 

二次会の部屋に着くと松子の心は伊達の旅立ちを来週に控え、お互い具体的な話が出ないままどうしようと心は上の空です。

 

そんなこんなで社員旅行は終わり、松子は自宅に戻り、神奈川のお酒とつまみで晩酌をします。

松子は自分を振り返り、どうしたいかとと問われると「私はこの瞬間 この空間を失いたくはない」と思うのでした。

 

30号 2人の幸せ未来計画

伊達のアメリカへの出発はいよいよ明日です。

松子は伊達の家に行き、話をします。

 

伊達は、姉が東京に出てくることになり、この部屋をそのままで貸すことになったと話します。

松子は、伊達は海外に行ったきりではなさそう少しほっとします。

 

伊達はこの時間からお酒でいいと聞くと松子はもちろんと答えると、伊達は「奈良慢 純米大吟醸」という福島の酒を出します。これをロックにしてウィスキーを一滴たらします。

松子はこんな飲み方は初めてと驚き、伊達の旅路の安全を祈ってと乾杯します。

 

二人の話が進むうちに伊達は、海外でお酒を仕事にするのは興味ないと聞くと、松子は今から人生を再チャレンジする若さはないし、自分は日本で足場を固める、何かあったときに共倒れするわけにもいかない、と答えます。

伊達は、松子が日本を出たくない気持ちはわかったよ、お互いの人生を縛るわけにはいかないよねと言います。

松子は伊達との距離が急に離れていくのを感じます。

 

駅の改札口、松子は本当にここでお別れ…?と伊達に聞くと、伊達は、いつも通りここで別れよう 今は空港で見送られるのちょっと辛いからさ…と言い、松子の肩に手を置いて軽く引き寄せ、ここで二人は別れます。

 

場面は変わり、カラオケボックスに松子と白石、そして名取、今泉、新庄の5人が集まっています。日本酒部のメンバーです。

名取は松子のカラオケのおハコ入れておいたぞと「迷い道」の曲を入れます。

松子にぴったりの曲かもしれません。

 

5巻はこれで終わりです。

伊達がアメリカに飛び立ってしまい、松子と伊達の恋は本当に終わってしまうのでしょうか。
そして松子に対して思わせぶりな態度の今泉との関係は…?

今後の展開が気になりますね。

 

酒と恋には酔って然るべき 5巻の感想

伊達がアメリカに行くことになり、出発の前日に伊達と松子は話し合いますが、伊達はアメリカに行きたい、松子は日本にとどまり、伊達を引き留めたいということで二人の溝は埋まりませんでした。

伊達は松子の幸せよりも自分の仕事の夢を優先している印象を受けました。

 

松子のことを優先するのであれば松子の幸せを第一に考え、その枠組みの中で自分の仕事の夢を実現する方法を模索する方法もあったことでしょう。

例えば、アメリカに行きたいのであれば結婚する意思を示したうえで自分の夢を語り、その夢を叶えるためにどうしたらよいかを二人で話し合うこともできたと思いました。

 

白石は伊達について早い時期からそうした点に気がついていましたが、あまり二人の関係に干渉するのもよくないと思いあえて口出しをしなかったのでしょう。

その点では白石も伊達と松子の件では後になってからあの時、こう言っておけばよかったなどと思っているかもしれません。しかし、それは白石の責任ではないことは明らかです。

 

今泉については、言動が常識的に考えてイエローカードになりはしないかと少しヒヤヒヤしました。

相手がおおらかな松子ということで今泉も少し調子に乗っている面もあるのでしょうが、相手によっては「アウト」と受け取られても仕方ないのではと思いました。

 

もし、松子に対して真剣な想いがあるのであれば誠意を持って正面から正々堂々と向かっていって欲しいものです。

そうでない場合は、からかい半分であまり惑わすようなことはしないでは?と思いました。

いずれにせよ読み進めるつれて松子を応援したい気持ちなので幸せになって欲しいです。
今後の展開が楽しみです。

 

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