妻、小学生になる。7巻のネタバレと感想を紹介します。
この漫画は、亡くなった妻が小学生に生まれ変わり、夫と娘に再会して繰り広げる物語です。
平凡な日常生活の中にある喜びや幸せに改めて気づかせてくれます。
妻、小学生になる。7巻の魅力をお伝えします。
妻、小学生になる。7巻のネタバレ
麻衣はマンションの自宅玄関前に来ると、なんとそこには蓮司がいます。
声をかけ、会話をする二人。
圭介はドアの外で声がするので玄関のドアを開けると、3人が対面してしまいます。
蓮司は、麻衣さんとお付き合いしている愛川蓮司です…、と自己紹介します。
麻衣も、彼氏ができて…と話を合わせます。
蓮司は麻衣に今朝釣った魚を届けに来たと言います。
圭介は麻衣にせっかくだから蓮司に上がってもらうように言います。
圭介は食卓のテーブルをはさんで錬司に年齢や仕事、趣味などを聞きますが、何となくぎこちない雰囲気です。
すると蓮司は、この後に用事があり失礼してもいいですかと言います。
蓮司は別の用事があり、そのついでに麻衣の家に魚を届けようと立ち寄ったようです。
麻衣は圭介が蓮司に会っても大丈夫そうに見えたのでほっとして部屋に戻ると圭介は深刻な面持ちでしゃがみ込んでいました。
麻衣は蓮司のことで圭介がショックで落ち込んでいることを万理華(貴恵)に相談します。
するとその最中に圭介から万理華(貴恵)に電話があります。
万理華(貴恵)は圭介に、娘の前であからさまに落ち込んだ姿は見せないように!と言いますが、圭介も心の動揺をどうすればよいのか分かりません。
圭介は万理華(貴恵)に会って相談することにします。
圭介は万理華(貴恵)に会うと何を話したいの?と聞かれ、圭介は亡き貴恵の実家に初めて行った時のことを話し始めます。
貴恵のお父さんは彼氏が家に来ても堂々としていて自分もそうなりたいと思ったと言います。
万理華(貴恵)は、あのあと父親はショックで大変だった、どこも同じだから自分を卑下しないで、この前のうちに母親を説得しに来てくれた時はかっこよかった、と圭介を元気づけてくれます。
バレンタインデーが近づいてきました。
詩織は好美に、圭介への気持ちはまだ冷めていない、結婚したいと思う…と聞くと好美は、思っていますと答えます。詩織はそれならバレンタインは頑張らなきゃね!と言います。
新島家でも麻衣と万理華(貴恵)がキッチンに並んでチョコを作っています。
好美も自宅でチョコを作っています。職場の男性社員用のチョコを先に作り、圭介用の豪勢なチョコもできました。
好美はふと考えます。
もし父親ほども年の違う圭介と付き合えたら圭介の家庭を壊してしまうかもしれない…。
バレンタインデー、万理華(貴恵)は圭介にチョコを渡すと、会社で女性社員からもらってきたチョコを見せてと言います。
万理華(貴恵)は好美からのチョコが平凡なものだったので、もしかしたら好美は圭介のことをあきらめたのかな?と思います。
その日の夜、好美は圭介にチョコを渡せなかったことを自宅で後悔していました。
圭介のことは好きですが、そのことで圭介の家庭を壊してしまうことを恐れていたのです。
好美はどうすればよいのか分からなくなっていた時、テレビからベストセラー小説「君と再び」の一節の音声が聞こえ、「大切なのは迷うこと。迷った先に、必ず君らしい答えが出せるから。」という内容にハッと気づきます。
その日の夜遅く、圭介の自宅のチャイムが鳴ります。
圭介が玄関のドアを開けると好美です。
好美は、圭介たちに特別なチョコを作ったのでよかったら食べてください、と言ってチョコを渡すとすぐに帰ります。
万理華(貴恵)の母親の千嘉は、今後も娘を養っていくためにパートではなく、正社員の仕事を見つけようと採用面接を重ねますが、なかなかうまくいきません。
ある日、万理華(貴恵)が学校から帰るとテーブルの上に「シングルマザーの働き方」の本が置いてあるのを見つけ、自分のために頑張ってくれていることをありがたく思います。
千嘉は子供の頃、遊園地に行ったことがなかったので自分の夢は家族で遊園地を巡ること、でもまだかなっていないと言ったことがありました。
万理華(貴恵)は、私にできることはないかと考えます。
圭介は万理華(貴恵)に来週末に好美から勧められて読んだ「君と再び」という小説が映画化されたので見に行こうと誘います。
圭介は温泉や博物館、遊園地などもできれば麻衣と3人で行きたいと言います。
万理華(貴恵)は母親の千嘉の言っていたことを思い出し、来週の休みに遊園地にしよう、行きたいところがあると言います。
そして遊園地に行く当日、万理華(貴恵)は千嘉と一緒に圭介の前に現れます。
圭介は千嘉が来ることは知らされておらず、万理華(貴恵)にこれはどういことなどとブツブツ言い出します。
一方、千嘉も万理華(貴恵)から事前に圭介も一緒と聞かされ、最初は乗り気ではありませんでした。
しかし、万理華(貴恵)が母親を少しでも楽しませてあげようと気を使ってくれたこと気づき、その気持ちを受け入れることにしました。
結局3人は遊園地に入りますが、圭介は万理華(貴恵)と楽しい休日になると思ったのにまったくどうなるんだと辛い気持ちになり、楽しくありません。
そして圭介は、千嘉がどういう気持ちでついてきたのか?家に乗り込んで叱咜した関係なのに…、考えていることが分からない?などと考えを巡らせます。
遊園地巡りの途中、万理華(貴恵)がトイレに行く間、圭介と千嘉は二人になります。
二人はお互いの本音の気持ちを伝えます。
そのうえで、圭介は千嘉に万理華(貴恵)のために笑ったほうが良いと言います。
圭介は千嘉に、最近いろいろと頑張っていること、そのおかげかあの子の雰囲気が最近かなり和やかになったことなど、その点には感謝していることを伝えます。
遊園地からの帰りの電車、千嘉の隣に座った万理華(貴恵)は疲れたのか千嘉にもたれ、幸せそうな表情で眠っています。
万理華(貴恵)は最近の自分は以前とは異なり、何の不安もなく幸せだと感じます。
新島家にいつでも行けるようになり、母親に隠れて連絡する必要もない。
麻衣も素敵な彼氏に巡りあい幸せそう、圭介も遊園地に行ったことで千嘉のことも少しずつ理解してくれるようになった…。
そんななか圭介は、万理華(貴恵)と二人で映画「君と再び」を見に行きます。
映画の内容は12年前に亡くなった男性が生まれ変わり、恋人に再会するストーリーです。
万理華(貴恵)はまるで自分のことのようだと思います…。
場面は変わり、麻衣は蓮司に会いに行き、先日いただいた魚のお礼を言うと、蓮司は麻衣が家で二人で食べたとの言葉が気になり、母親のことを尋ねます。
麻衣は、母親は10年前に事故で亡くなったと、そういえば蓮二も大切なひとを亡くした話を以前に聞いたと言うと…。
蓮二は、まだ全然実感がわかないこと、葬式もやらなかったし、心がどこかぽっかりと空いたまま埋まらずに数年たった感覚だと言います。
そんな話のなか、麻衣は蓮二から今度友人の船を借りて沖釣りにいかないかと誘われます。
蓮二は、驚いたことに圭介も誘ってと言うので万理華(貴惠)もお願いして一緒に行くことになります。
圭介、万理華(貴恵)、麻衣の3人は蓮司の運転する車で海へと向かいます。
一行は船を貸してくれる蓮司の友人は小枝という男性と合流します。
小枝は船を岸に付けてくれ、皆が乗船して出発です。
麻衣は潮風が気持ちいいと言っていますが、圭介は早くも船酔いでダウン寸前です。
心配した蓮司が圭介に乗り物酔いの薬を渡します。
まもなく船は釣りのポイントに到着します。
圭介も薬が効いたのか元気を回復してやる気十分です。
蓮司はさっそく圭介に沖釣りのやり方を説明します。
彼女の麻衣を差し置いて圭介に一生懸命に説明する蓮司ですが、万理華(貴恵)と麻衣はなぜか微笑ましく思います。
まもなく圭介の釣竿にビクッと当たりが来ます。
蓮司が落ち着いてと竿を上げるタイミングなどを教えると圭介は大物を釣り上げます。
そんな様子を見て、万理華(貴恵)も蓮司に早く教えてと言うと今度は万理華(貴恵)と麻衣に教えます。
万理華(貴恵)は麻衣に釣りエサのストックがどこにあるかを蓮司に聞いてきてと頼みます。
麻衣が蓮司に聞きに行っている間、万理華(貴恵)と圭介は、蓮司と麻衣はお似合いのカップル、このままいくと結婚もあるかも…などと話をしています。
第7巻の最後のシーンです。
麻衣は釣りえさのストック場所を聞くために操縦室の近くに来ると蓮司と友人の会話が聞こえてきます。
話の邪魔をしないように話しかけようと思っていると、小枝の「お前は香澄先輩と結婚すると思っていた。香澄先輩が高波にさらわれてもう8年か…」という声が聞こえてきました。
麻衣は8年前に亡くなったのは蓮司の大切な女性であったことを知ります。
ここで7巻は終了です。
麻衣の心境は?幼なじみの小枝と話し込み、過去を掘り起こしてしまった蓮司はこの後どうなるのでしょうか?続きが楽しみです。
妻、小学生になる。7巻の感想
7巻は、全体的にほのぼのとした感じで楽しく読むことができました。
万理華(貴惠)を取り巻く人間関係が全体的によくなってきたためだと思います。
母親の千嘉と万理華(貴惠)、そして圭介など新島家との関係もいろいろな出来事を経て少しづつよくなってきました。麻衣と蓮司の関係も良好のようで安心です。
特に万理華(貴惠)の母親の千嘉が母親としての自覚が強くなり、人生を前向きに歩み始めたのは嬉しくなりました。まだ、万理華(貴惠)の生まれ変わりのことは半信半疑のようですが、少しは信じてくれているようです。
圭介も性格的に強い面と弱い面を合わせ持ち、人間味があって素敵です。
そして、相変わらず万理華(貴惠)のことにべったりですね。
読んでいて今後の展開として、ふと好美の圭介への想いは実を結ぶのかな?と気になりました。
人間的にもよい方なので幸せになってほしいです。
万理華(貴惠)も好美のことに好感を抱いているので、ひょっとしたらと思いました。
最後のシーンで蓮司が思いを寄せていた8年前に波にさらわれた女性の先輩の話を麻衣が知ることになります。
蓮司にとっては大きな古傷となる事件ですが、麻衣との関係を前に進めるために自分自身できちんと受け入れてあげることが必要だと思いました。
蓮司の「心がどこかぽっかりと空いたまま埋まらずに数年たった感覚」ですが、このことを正面から見つめ、きちんんと受け入れることで心の空いた空間が埋まるものと思います。
そのためには麻衣も愛する人のために一緒にサポートしてあげてほしいです。
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