ミステリと言う勿れ 13巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
流刑事に頼まれて、陽菜さんのお爺さんの説得に成功したお礼だと、ほぼ無理やりに流刑事の部屋に泊まることになった久能。
もともと他人と一緒では眠れない性分の久能は、眠れない覚悟をしているようですが…。
ミステリと言う勿れ 13巻 にはエピソード17-6からエピソード17-10が収録されています。
ミステリと言う勿れ 13巻のネタバレ、あらすじ
episode17-6 上質な眠り
流さんに流されて、流刑事の部屋に泊まることになった久能。
氷見牛のすき焼きにデザートのケーキまでご馳走になります。
お腹もいっぱいになったので寝ることにしたのですが…。
久能は酒井さんを説得した昼間の出来事は、人の人生に悪い形で影響を与えてしまいそうで怖いと流刑事に言います。
流刑事は、久能君はじいさんの中々決められなかった事に、決断を促すために陽菜に使われただけだと返します。
久能は使われただけだと言われたので少しムッとするも、そのまま寝ることに。
他人の家で、しかも隣に人が居る状態で眠れる訳がない。
そう思っていましたが、流刑事に起こされるまで熟睡していたようでした。
流刑事は、海岸で人が死んでいるらしいと現場に向かいます。
海岸に到着した流は、死体の顔を見て驚きます。
死体は雑誌記者の望月だったのです。
相方が居ることを告げると、所持品のホテルのカードキーから直ぐに相方の蕪木の居場所が分かり、警察署で会った蕪木は何かに怯えている様でした。
流は昨日、望月と一緒に居た風呂光に戻って来るように連絡します。
風呂光は、昨日一緒に行動していた望月が死んだと聞き動揺します。
妙子おばさんが写っている映像を見やすく加工させてもらえるところに一緒に行ったことなどを思い出しながら、警察署の安置室で望月の顔を拝むのでした。
久能が鳩村家の別荘に着くと、今朝の事件がTVから流れ、亡くなったのが望月だと知ります。
凍死と聞き違和感を覚える久能…。
全国の殺人事件を調べるうちに、殺人事件の時系列と雑誌の取材日との共通点に気付くのでした。
同じ頃、東京に戻った風呂光刑事も、警察に届いたantからのメールから、殺人事件と雑誌との共通点に気付きます。
episode17-7 曖昧なコロシ
久能と風呂光はお互いに、妙子さんは殺されその犯人が分かったと言います。
風呂光は久能にこれ以上危険な目にあって欲しくない、直ぐに富山から離れた方がいい、そしてantと名乗る連続殺人事件に関するメールのことを話します。
久能は一緒に居る鳩村家に、用事が済んだので岐阜に戻ることを提案し、風呂光は再び富山へ行くことになります。
その頃、氷見東署では望月は凍死ではなく殺されたのではないかということで、連絡が取れなくなった相棒の蕪木を第一容疑者として探すことに…。
風呂光は富山に到着後、再度現場を確認すると妙子おばさんが転落した橋を訪れた時、橋の上から蕪木が何かを川に投げるところを目撃します。
風呂光は、川に潜る許可を取り、川底を捜索すると、妙子おばさんのブローチが見つかるのでした。
episode17-8 熊はどこにいる
植物園へやって来た久能と鳩村家。
桜並木やオニバスの話しをしながら熱帯雨林の温室へと向かいます。
レプリカではありましたがラフレシアを見てはしゃいだり、ジャガーを探せの看板を見ては騒ぐ久能。
少し経った頃、蕪木が声を掛けてきました。
鳩村家は雑誌の記者と知り蕪木と会話をしましたが、久能は急に、森のくまさんを歌い出します。
久能の意図を汲んだ詩さんは、鳩村家をその場から離れるように他の場所へと誘導し、久能は蕪木と話しをする為にその場に留まります。
二人になったところで、蕪木は久能がantで望月を殺したのではないかと疑って跡をつけて来たと言うのでした。
それに対し、久能は妙子さんを殺し、雑誌の取材と重なる連続殺人事件の犯人は、望月と蕪木ではないかと言います。
久能が言ったことに、蕪木は更に久能をantだと疑いますが、久能は望月に抑圧され、解放されたかったという思いで望月を殺した蕪木こそがantなのではないかと言います。
しかし、蕪木の反応からその答えは違うと悟り、答えを何かに誘導されていると思うのでした。
episode17-9 獅子の分け前
久能は望月を殺したのは蕪木だと出した答えを、どこから間違えたのかと蕪木に質問を繰り返します。
暫くは素直に答えていた蕪木でしたが、理由がわからずにイライラが募り、久能の胸ぐらを掴みます。
そこへ、何故か風呂光のおばあさん悦子さんと、陽菜さんのお爺さんの酒井さんが現れ、蕪木が望月を殺したのだと決めて掛かり、警察へ連れて行こうとします。
久能はそんなやり取りを止めようとしますが止められず、責められた蕪木はナイフを出します。
久能は、それはダメだと蕪木にしまうように言うも、そこへ風呂光が現れて銃刀法違反で現行犯逮捕されます。
興奮している風呂光の話しを遮り、望月が蕪木を犯人に仕立てようとしていると、やっと話すことが出来るのでした。
久能は蕪木に望月がさせた事を確認し、望月が全て仕組んだことが解ったところで、蕪木は望月の異常な性格を語ります。
望月に支配されていたことに関しては不満は無いと言いますが、望月に全ての罪を着せられようとしていることには嫌だと感じたようでした。
蕪木が警察署へ連行されたところで風呂光と悦子さんと酒井さんに、話しを聞かなければいけない人がもう一人います。と久能は言うのでした。
episode17-10 あの海が覚えてる
逮捕された蕪木は、妙子さんのブローチを川に捨てたことだけでなく、連続殺人事件についても認めましたが、望月を殺したことは否認しました。
久能は、風呂光と悦子さん酒井さんと一緒に流刑事に会いに来ます。
久能は、酒井さんが言った、ある人が望月と蕪木のことを調べていたという話から始まり、流刑事の言動から、望月と蕪木について何かを確信していると言うのでした。
流刑事はいろいろと調べて、望月と蕪木が連続殺人事件の犯人だと確信した。
富山の時は尾行していた中、人混みで、あの様な形で犯行が行われるとは思っていなかったようです。
久能は、人と同じ部屋では絶対に眠れない自信がある。流刑事に教えてもらったクリニックでは風邪の検診だけではなく、尿検査も依頼して睡眠薬が検出された。
そして、あくまでも想像だが、自分が眠っている間に、流刑事が望月にインスリンを打ち、自分をアリバイとして都合良く使おうとしたのではないかと言います。
ただ、悦子さんと酒井さんは流刑事自身の事を心配している。
相棒の刑事が亡くなってから元気が無かった流刑事が、ここ最近活発になったのは何か良くないことをしているのではないかと思っていた、と続けます。
悦子さんは久能に、流刑事をこれ以上責めないで欲しい、流刑事には死ぬような事はしないで欲しいと言うのでした。
望月の件については、何の証拠もなくどうしようもありませんが、風呂光刑事は自分を信じて警察の力を信じようと思う、と流刑事に言います。
そして皆、それぞれの日常に戻っていくのでした。
ミステリと言う勿れ 13巻の感想
久能の他人と一緒には絶対に眠れないという自信があったにも拘らず、眠ってしまっていたこと。
最初は、最近人と関わる事が増えてきたので、人に対する免疫が出来たせいなのかもしれないと思っていたようでした…。
しかし、疑問を放置するのではなく、しっかりと検証し、睡眠薬まで辿り着いたことに筆者は脱帽です。
望月が凍死したとニュースで知り、妙子さんと同じ犯人が殺したかもと、年間の殺人事件件数を調べ始めたところで、事件の時系列と雑誌の発刊履歴とが重なることに気付いた久能。
同じ頃、風呂光刑事も警察署に送られて来たantからのメールと雑誌との関係性に気付きました。
気付いたというより、接触していた二人には、望月と蕪木に何か違和感のようなものがあったので、ヒントをきっかけに結びつけられたのではないでしょうか。
久能と風呂光が導き出した連続殺人事件の犯人は、雑誌記者の望月と蕪木。
久能は風呂光からの助言通り、富山を離れようとしました。
しかし、相棒を殺されantという自分たちの事を見透かしたような相手に怯えた蕪木に尾けられてしまいます。
この時点では、蕪木が望月を殺したという答えに誘導されていた久能。
しかし、久能はその答えに疑問を持ち、誰がそれを誘導していたのかが、睡眠薬で分かったようでした。
先に述べたように、疑問を放置せず、しっかりと検証して答えを出すことは、大事なんだとあらためて思わされました。
とりあえず、富山編は終わりのようですが、警察や雑誌記者にメールを送ってきたantが誰だったのかは不明のままです。
しかし、読者は何となく察しがつくのではないでしょうか…。
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