復讐の未亡人 24巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
小学校のPTAに参加する事になった密と和代は、異様な団結力を見せる主婦達の姿を見詰めていました。
我が子が苛められれば躊躇無く警察を介入させる母親。
我が子を守るためにそれは当然だと言い放ち、例え相手の家族が破滅しようと構わないと告げてくる彼女達の言葉…。
復讐の未亡人 24巻には第83話から第85話が収録されています。
復讐の未亡人 24巻のネタバレ、あらすじ
第83話 侮辱
PTA役員になる事を拒む仙東は、仕事の忙しさを理由に断っていました。
休みもなく、間もなく、とてもPTA役員をする事が出来ないと言う彼女に、ある提案を出す主婦。
それは業務委託契約をすれば良いとの事でした。
自分の思うように仕事が出来き、就業規則に縛られない自由な仕事のスタイル。
好きな時間に働いて好きな時間でスキルアップの勉強が出来ると言う彼女の言葉に、仙東は何処か消極的でした。
古い考え方を持つ社長にそんな提案は通じないと言い、彼女の意思は簡単に動く事はありません。
そんな中で心を開かない仙東に対して、何故に偽物のブランド物のバックを持っているのかと訊ねてくる巌見の言葉は、仙東を憤慨させてしまいます。
忙しく暇が無いはずの中で、ブランド物を買うだけの暇があるのは何故か?
仙東が憤慨したのは、ただPTAに参加したくないと言う怠け者の言い訳なのか?
紛糾するPTA会議はどうなっていくのでしょうか?
第84話 人の育て方
あわや警察沙汰になりそうな状況の中で意見を出したのは密でした。
彼女は言います・・・。
もし仙東さんのブランド物のバックが大切な形見だったらとしたら、巌美の発言は、いかがなものかと?
その発言通り、仙東の持つバックは今は無き姉の形見であると。
シングルマザーで浪費家だった姉は、葬儀の金がなく、その為に勤めている会社に立て替えて貰い、立場的に強く乗り出せないと言う仙東の悩み。
それを知り事情を察してくれた巌美は、かつて自分が経験した子どもを守った際の出来事を話してくれます。
子どものイジメ現場を目撃し、それをスマホで撮影し、すぐに警察に被害届を出し、徹底して戦ったと。
シングルマザーゆえに一人で子どもを守らなければいけない母親の強さ・・・。
それは坂本の心を強く締め付けていました。
第85話 太陽の光
かつて一人で子どもを育てていた坂本の人生は、孤独の中での子育てでした。
もし自分にも仲間がいれば、もっと違った形になっていたかもしれないと言う坂本の声に密はそうですねと同意しました。
自分も娘を出産し、本当なら10歳になる娘が傍にいる筈だったのに、誘拐されてしまい、娘を奪われてしまった密。
その子どもは、今住んでいるマンションの高層階に住んでいる子だと言い、坂本は確信を得ます。
密と同じ雰囲気のある子どもだと確信を得た坂本は、なんで取り返さないかと訊ねるも、彼女の言葉は不安が入り交じる抑揚の無い言葉を呟きます。
今みたく同じように育てられたのかと。
もし今、娘の前に出たら彼女を混乱させるだけなのではと不安を抱く密に、坂本は言います。
犯人を捕まえて罰しなくてはいけないと。
その言葉に密は動くのでしょうか?
復讐の未亡人 24巻の感想
長いPTA会議編も終わりましたね・・・。
いやはやと思うことは母は強しと言う事ですかね。
最近のご時世では子どもを育てるのが難しくなっているので、子どもを育てる環境の難しさは痛感します。
特に子どもを育てるにあたり、完全に切り離せないのが周りとの付き合いですね。
子どもを育てるに当たり周囲との環境の軋轢などに振り回されてしまうなど、今も昔も子育ては難しは尽きません。
考えて見れば密さんの幼い頃も散々とした家庭環境でしたから、彼女みたく強くなるのは難しいかもしれませんね。
まあ密さんが特殊な事例ですから、誰もがあんな風にはなれませんよ・・・。
毒親に育てられてしまう子どももいれば、良親に育てられる子どももいる社会かと、なかなかと難しい時代になってしまいました。
そんな中で我が子を愛おしく思える密の母性の強さは立派だと思います。
そして今回の話しの中で坂本のおばあちゃんがついに動きそうな予感が…、密の子どもの救出に動き出す雰囲気が出てきましたね。
そう言えば密の娘はどうなっているのかと、最近の色々とありすぎた内容ですっかりと忘れていました。
密の子どもの救出が今後のメインとなっていくのか、この先の動きに注目したいですね…。
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