復讐の未亡人 25巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
娘の美花を誘拐した犯人に復讐を誓う密。
亡き夫・優吾との間に産まれた大切な我が子との時間を奪われ、母としての愛を注げなかった時間を取り戻す事を誓う密…。
はたして美花を救う事ができるのでしょうか?
復讐の未亡人 25巻には第86話から第88話が収録されています。
復讐の未亡人 25巻のネタバレ、あらすじ
第86話 危険を呼ぶ人
密は娘の美花を救うためにPTA役員として潜り込んでいたようです。
中々に抜け目のない行動をする彼女…、凜の事を想いながらもちゃっかり自分の目的も熟してしまう密の凄さには、和代も脱帽するほどです。
さてPTA役員になったら、どうして美花を救えるのかと言えば、学年名簿を手に入れる事ができるからです。
PTA役員なら全生徒の親と連絡を取り合う事になるので、役得で得た情報の中に、美花の名前がありました。
織原美花と記されていた名前。
インターナショナルスクールの生徒で、籍を置いてあるだけの生徒との可能性があります。
はたしてこの子は密の娘なのでしょうか?
第87話 凌辱
凜の叔母としてPTA役員を務める事になった密。
変装してカツラを付け、みつ子として振る舞うようです。
そんな彼女を見て驚く真言ですが、カツラを付けたみつ子となった密もまた、別の美しさをかもし出していたのです。
そして案の定、妖しげな宅配業者の男に狙われてしまいます。
通常、荷物はタワマンに設置されている受け取りボックスに届けられるはずでした。
しかし、荷物が一杯で仕方なく玄関前に置いて貰ったのですが、うっかり見られてしまった密…。
男性を虜にしてしまう美しさゆえに、またもや変な輩に目を付けられたと慣れた口調で言う彼女。
そう、かつて優吾と暮らしていたときも狙われていたのです。
第88話 彼の癖
優吾と共に暮らしていた頃、密は何者かに襲われてしまい、彼の前で辱めを受けてしまいました。
陽史が駆けつけなければ今頃どうなっていたのかと、余程の窮地にも関わらず密は気にした様子も無く、いつもの日常を過ごしていたのです。
でもそれが優吾には絶えられなかった事なのでした。
決して密は傷ついていないワケではありませんが、優吾の前で弱気な姿を見せたくなく、余裕のある姿を演じていたのです。
しかし、それが余計に優吾には絶えられなかったのでしょう。
また自分が置いてけぼりにされたと、密に対して歪んだ劣等感を抱く優吾。
彼の愛は実に歪んでいたのです。
辱めを受けて汚れる密を見たいと、陽史に密を襲って欲しいと頼むなど、彼の愛は屈折していたのです。
復讐の未亡人 25巻の感想
今巻の話では密の過去の一変が、また明らかになってしまいましたね…。
優吾との夫婦生活は色々と苦労があった様子です。
密は確かに優秀でありながらも、才能に満ちあふれた女性であり、そんな彼女に対して劣等感を抱いていた優吾。
彼は、密が誰かに奪われるのではと気が気では無い日々を送っていたのです。
そしていざ、密が襲われる事になっても助ける事の出来ない自分…。
密が暴漢に襲われた際も何もできなかった事を悔やんでいたなど、彼は劣等感の塊ですね。
密が凌辱されていた時も、ただ縛られて見守っているだけど、実に惨めな状況に追い込まれていた彼は、密を気遣うも逆に気遣われている事に、苛まれてしまいます。
なんでしょうか・・・。
この優吾って男性は、密と結婚すべきでは無かったと思います。
密の持つ優れた才能に見合うだけの男性ではなく、密と結ばれる事になっても、彼女の持つ美しさや聡明さを間近に見れば、自分の劣等感が余計に浮き彫りになってしまう悪循環。
そんなのに晒されていたからこそ、彼の想いは屈折していたのでしょうね。
でもそんな優吾を愛している密の愛もまた、非常に屈折しているのでしょう。
あまりにも弱く虐げられてしまう存在の優吾を愛おしく想っていたからこそ、彼の願う事を全て受け止めてくれた密。
何処まで聖母みたいな女性なんでしょうか!
そしてそんな密の目的である美花を救う為に、ついに手に入れた手がかりを追う事になりますが、一体どうなっていくのでしょうか?
はたして美花を助けられるのかと色々な問題はありますが、絶対に助けてほしいものですね。
美花の母親を気取る謎のサングラスの女の存在感も気になるところですが、密には負けて欲しくはありません。
優吾との愛の結晶を救えるのか?気になるところです!
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