撲殺ピンク 3巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
鴉による爆破テロによって騒然とする駅前広場。
キンとラブを追い詰めて来る鴉の猛攻の前に、倒されてしまうキン。
妨害電波を出され、仲間に連絡を取る事が出来ない状況下で、キンを救う為に立ち向かうも、鴉に囚われてしまうラブ。
絶体絶命の中に来た知春によって、鴉との因縁が語られます。
かつて大切な人を奪われた知春。
多くの人の人生を狂わせ、今も尚もその凶行を止めない鴉。
知春の怒りは道鐘男を止められるのか?
「撲殺ピンク」3巻には第17話から第25話が収録されています。
撲殺ピンク 3巻のネタバレ、あらすじ
第17話 敗北
鴉の企みによって追い詰められてしまったキンは、必死に抵抗を見せるも、常人を越えた身体力を見せる鴉の猛攻に押されてしまい、キンは敗れてしまいます。
それでもラブを守ろうとするキンは、幾つもの打撃を受けながらも立ち上がり、鴉に殴打を叩き込んでいくも、まるで動じる様子もなくに、連打の攻撃を加えていく鴉。
打ち合いとなる拳と蹴りの殴打の果てに、ついに意識を失い昏倒してしまうキン。
そんな彼を救おうとするラブは、バットを振り上げて鴉を襲いますが、返り討ちを受けてしまいます。
倒れたキンとラブ。
笑う鴉。
二人はどうなってしまうのでしょうか?
第18話 初恋
気を失ったラブの身体を弄びながらに、その場を去ろうとする鴉。
しかしそんな鴉の足にしがみ付き、ラブを懸命に守ろうとしていたキン。
意識を失いながらも、微かに抵抗を見せるそんな彼に呆れながらに、トドメを刺そうとする鴉は、頭を潰そうと蹴り上げようとしますが、勝ち誇る鴉に蹴りが叩き込まれます。
知春によって一撃を喰らってしまう鴉。
彼との思わぬ再会に驚き、笑いながらに話しかけて来る相手に、知春は何故に隆三の孫娘・楓を攫ったかと訊ねます。
自分の事を慕ってくれていた、優しい思いやりのある少女。
それを攫い、子を孕ませ、そして奪い殺した事を、語るつもりはないと笑う鴉に、怒りを滾らせる知春は、鴉に蹴りを叩き込んでいきます。
第19話 弱くても
知春の猛攻の打撃を受ける鴉。
殺意を込めた知春の攻撃を受け流す事が出来ず、また自身も傷つく事を覚悟した猛然とした猛攻の前に、鴉は次第に追いつめられていきます。
身動きが取れなくなった鴉。
首を掴み、締め付けながらに知春は鴉に問います。
楓には帝王切開の跡があり、子どもを必死に守ろうとしていた痕があったと、そして道鐘男達が企んでいる事は、一体なんだと、問い詰めます。
才能のある女性を攫い、女性を選別し、子どもを意図的に産ませていると、さらに暴行を加えながらに問い詰める知春。
殺意を込めて鴉に問いただしていきますが、鴉にはまだ秘策があったのです・・・
第20話 被害者①
鴉を逃がしてしまうも、キンを無事に助けられたことに安堵するラブ。
オードリーの治療によって一命を取り留めた事に、ラブは彼女に感謝し、泣き出してしまいます。
そんなラブの気持ちを察し、オードリーは彼女を抱きしめました。
そんな中、知春は鴉の耳たぶを隆三と功に渡していました。
ラブが噛み切った鴉の身体の一部と、追跡できる唯一の情報源。
他の情報は全くになく、駅前の爆破事件は個人が起こしたテロとして処分されていました。
道鐘男の背後関係や、また才能のある女性を攫い、優秀な子を産ませようとする組織的な背後関係と、隆三はそこから道鐘男に辿り着こうとしていました。
第21話 被害者②
津教女子大の陸上部トレーナーである岡部一・・・彼はキンの姉である樹理の誘拐事件最初の情報提供者だったのです。
そして彼は筋肉性愛者(ステノラグニア)であり、その性癖を突いて、大学受験者を装い、彼と接触したラブは、岡部を捕らえます。
キンの姉に執着心を抱き、警察の捜査を混乱させた岡部に、道鐘男の情報を問い詰めていきます。
第22話 hug
岡部を拷問し、道鐘男の情報を聞き出した知春は隆三に手に入れた道鐘男の情報を伝えます。
そんな中で意識不明だったキンは目を覚ましたと、ラブに伝えて欲しいと知春に言う隆三。
その情報をラブに伝え、彼女はキンに逢いにオードリーの病院へと向かいました。
鴉によって一方的に殴られ、蹴られ、倒されてしまったキン。
ラブを守れなかたっと後悔していましたが、そんな彼にバカと、額を叩きます。
一緒に戦うと誓ったと言い、自分を大切に出来ないと嫌いだと、彼の事を案じてくれるラブに、キンは自分の不甲斐なさを反省していました。
第23話 オードリー①
オードリーは、かつては裏社会とは関わりのない人生を歩んでいた一般人でした。
医大生として過ごし、将来を有望視されていた彼女。
同じ学生であった三田は、彼女が脳神経外科に進むのかと訊ね、彼も彼女と同じ道を歩むと言っていました。
憧れである教授の下で働く事を夢見る彼。
そんな信じてた筈の友達に、オードリーは騙されてしまったのです。
第24話 オードリー②
教授に命令され、オードリーを食事会に呼び出し、彼女を昏睡させ、そのまま教授達によって汚されてしまった彼女。
絶望へと堕とされ、誰にも相談できないと、このまま恥をかかされ生きていくならばと、一人ふ頭を歩いていた彼女。
そんな自分を呼び止めてくれたのは、隆三でした。
人に苦しみや責任と業を背負わせたくないと、一人で何も残さずに消えようとするオードリーに、復讐を進めた隆三。
彼女はその誘いを受け、三田を呼び出し、自分を辱めた教授と助教授を壊しす事を選んだのです。
凄惨なまでに痛めつけられ、男性としての機能までも奪われた教授と助教授。
そんな姿に恐れおののき逃げようとする三田。
しかし知春に捕まってしまい、オードリーの前に差し出されてしまいます。
彼女が下すべき決断とは、いったい?
第25話 欠片
道鐘男に所属する岡部に立花兄弟の手の甲には、位置情報を特定するマイクロチップが埋め込まれていました。
国内で製造されたモノではなく、海外でも製造されたモノではない、道鐘男達が独自に作っている代物と、それを岡部に問う隆三。
自分にチップを埋めたのは子どもだと言い、二人の子どもが道鐘男に関わっている事を知る隆三は、孫娘の楓が死んでも握りしめていたUSBに隠されていた情報を想い出します。
子ども達のDNAの解析データと、身元不明の子ども達。
道鐘男達は、子ども達を実動員として使い、犯罪行動をさせていたのです。
明らかになる道鐘男の行動に、隆三は静かに怒りを滾らせていました・・・
撲殺ピンク 3巻の感想
鴉とついに強敵が登場してしまい、キンが追い詰められてしまうと、のっけからピンチになってしまいます。
鴉・・、一見すれば、すっごい程のチャラ男感のある人物でしたが、まさかあんなにも強かったとはと、驚きを隠せません。
道鐘男の組織の凄さを改めて思い知らされたようです。
しかもマイクロチップを独自で作っている様子と、一体どんな組織なのでしょうか?
今後の展開で明らかになっていくのかと思いますが、相当に危なそうな組織のようです。
街中で爆破事件を起こす程に危ない組織とは・・、キンとラブがどうなるかと心配ですね。
そして今回の敢闘賞は、二人のピンチを救ってくれた知春さんでした。
実に男前でした。
危ない時に身を挺してでも守ってくれる頼りがいのある知春さん。
何か鴉と因縁がありそうです。
それにオードリーさんの過去の傷と・・、彼女も大変な目にあっていたのですね。
まあ教授達に天罰が下っていた様なので、良かったです。
本当に外道な奴らが多すぎますね。
誰しも過去の中で性犯罪者にひどい目にあっていると、そんな想いを誰にもさせたくないと、犯罪者に制裁を加えてくれるキン達。
最大の敵である道鐘男達のやろうとしている大きな犯罪を必ず阻止してもらいたいです。
キンとラブが幸せな未来を歩めたらと、二人の幸せも祈りたいですね・・。
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