撲殺ピンク 6巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
隆三の死によって無事に警察の捜査から逃れる事が出来たキンとラブ。
しかし恩人の死は二人を新たなる決意へと駆り立てていきます。
龍と栞と幼い少女二人には一体どんな秘密が隠されているのか?
警視庁次長・・、ナカテツと鴉の関係は?
未だに底の見えない闇の中で、ようやくに手がかりを掴みだしたキンとラブは、亡き隆三の想いに応える事が出来るのでしょうか?
「撲殺ピンク」6巻には第43話から第51話が収録されています。
撲殺ピンク 6巻のネタバレ、あらすじ
第43話 Re:スタート
栞の心には隆三の言葉が残り続けていました。
自分の事を心配する老人が、ごめんと言い、怖いよなと、自分の事を気遣ってくれた事に、なんであんな事をしたのかと、栞はずっと隆三の事で悩んでいました。
そんな彼女を見て、落ち込んでいるのかと話しかけて来る郭公と鴉。
龍がキンとラブに攫われた事で落ち込んでいるのだろうと察し、必ず助けてみせると誓う郭公。
彼は栞の心の内の悩みに気付いてはいませんでした・・。
第44話 ふたり
完全に痕跡を消してしまったキンとラブ達。
公安の捜査網にも捕まらず、完全に姿を消してしまった事に、鴉は苛立ち、捜査官を痛めつけてしまいます。
直ぐに見つけ出せとイラつきを隠せない鴉。
そんな中でナカテツがコーヒーを持って現れます。
手に入れた情報を使わずに、今も隠れている事に難儀を示していたナカテツに、この用心した動きは、知春の指示によるものだと、鴉を察していました。
新しいリーダーとなった知春。
鴉にとって最大の障害と認識し、彼を殺す事に執着します。
第45話 ケンイチとサトシ
神戸健一・・、女性を襲った凶悪犯であり、懲役12年を求刑された性犯罪者でした。
しかし減刑され、僅か4年で出所し、今では何食わぬ顔で、また再犯を犯していた犯罪者。
次のターゲットは、この男でした。
しかし彼は解離性同一性障害の二重人格者であり、もう一人の人格「サトシ」を抱えた性犯罪者でもあったのです。
そして事件を犯したのは、そのサトシであり、彼の持つ欲望を挑発する為に、接近するオードリー。
はたして、もう一人の人格を呼び出す事は出来るのでしょうか?
第46話 弟
神戸の身辺を洗うラブは、彼の収入や経歴を調べていきます。
収入は親が残したマンションの家賃と、あまり出歩くことはせず、月に二回の精神科への通院。
またマッチングアプリで知り合った女性とのデートと、彼の外出は限られていました。
そんな彼に接近する事を決意するオードリー。
でも、彼女に対して好意を持つ神戸は、自分の中にいるサトシに彼女を合わせたくはありませんでした。
もし合えば、彼女を汚してしまうと、恐れていた神戸。
彼は内なる自分の悪意を抑える事は出来るのでしょうか?
第47話 性衝動
神戸の中にある人格のサトシを統合させる事が目的と、オードリーは、知春との今回の依頼でそう打ち合わせていました。
今までの性犯罪者とは違い、もう一人の人格を浮上させ、彼の起動の鍵となる性衝動を調べると、彼に近づくオードリー。
神戸の信頼を勝ち取り、彼の自宅へと招かれます。
もう一人の人格であるサトシに近づく為に、神戸の隠している秘密を探るオードリーは、何を見つけてしまうのでしょうか?
第48話 カルテ
神戸の隠していたスマホを頼りに、彼が監禁していた女性達のライブ映像を入手します。
また密室に並べられた5人の人形にされてしまった女性達。
事態は切迫している状況でした。
直ぐに監禁されている女性を助けに行かなくてはいけないと、焦るラブ。
知春はオードリーに逃げる様に言うも、ここで神戸を引き留めなければ、監禁された女性達に何かされてしまうかもしれないと言います。
キン達に監禁された女性を救出してもらう為の時間稼ぎをすると、神戸と向き合うオードリー。
神戸と言う男は、無害であり、決して性犯罪者──ピンクになり得ないと判断するも、サトシは違います。
ここでサトシを処分しなければいけないと、覚悟を決めるオードリー。
はたしてサトシを処分する事は出来るのでしょうか?
第49話 運命の人
サトシは既に神戸を呑み込み、一人の人格として形成されていたのです。
そうサトシは神戸に成り代わり、彼は女性を襲っていたのです。
かつて神戸は母親に虐待を受け、もう一人の人格であるサトシを創り出し、女性に対して暴力を振るう様になります。
そして結果として母親を殺し、神戸を呑み込んでしまったのです。
これも神戸を守る為だと言い、サトシはオードリーを殺そうとします。
底知れない殺意と闇を抱えるサトシにオードリーは、逃れる事は出来るのでしょうか?
第50話 さいご
オードリーの危機を救いに訪れたキンによって、追い詰められていくサトシ。
自分が負けてしまうと、産まれて初めて感じる恐怖を前に逃げるしかないサトシは、ついに追い詰められてしまい、その隙を突いて、神戸は姿を現します。
今まで逃げてきた事を詫び、トドメを指して欲しいと言う神戸。
オードリーに詫び、彼は自分の罪を受け入れ、最後を迎えました・・・
第51話 託された想い
神戸によって監禁されていた女性5人を救い、事件を終えたキン達。
隆三の古い付き合いである北野菊によって匿われる事となり、感謝するラブ。
菊は隆三の遺した想いを守る為に、残りの人生を賭けると誓い、知春やラブ達を守ると誓います。
そんな中で功と接触する知春は、鴉のDNA検査の結果を知ります。
そしてようやくに動き出そうとする鴉達。
静かに決戦は近づきだしていました・・。
撲殺ピンク 6巻の感想
隆三さんの死・・、新しくスタートを切る事になるキンとラブ達。
知春をリーダーに始まっていく事となるRe:スタートとなる第6巻。
鴉に公と栞。キンとラブに龍と、大きなターニングポイントになった展開となりましたね。
鴉の底知れない人物像は未だに謎のままとなっており、今後の展開で明らかになっていくのでしょうか?
それにしても何故に鴉があそこまで好き勝手に出来るのでしょうか?
公安の大人相手にあんな無茶苦茶な行動をとっていると、彼には何か大きな後ろ盾があるのでしょうか?
まだまだ謎は多いばかりと、今後のキンとラブの大きな障害になりそうです。
そして今回のピンクである神戸健一・・、人形偏愛症とは、また変わったピンクが登場しました。
しかも二重人格者と、キャラの濃ゆいピンクでしたね。
一見すれば凄く爽やかそうな青年なのに、本性は変態と、今後は見た目にも注意した方が良いですね。
一見すればハンサムで優しそうな非の打ちどころのない人間でも、心の内には何を抱えているのかと、その闇が見えないモノ・・。
恐ろしいまでの本性を抱え、それが明るみに出れば、平気で人を殺す殺人鬼になると、下手なホラーよりも怖いですね。
そんな相手を前に怯む事無くに制裁を加えるキン。
最後は健一によってサトシは葬られましたが、なんとも救いがたい事件でした。
唯一の救いは、隆三さんが居なくなっても、その遺志を継ぐ彼らが道鐘男を潰してくれる事。
今後のキン達の活躍に注目したいです・・。
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