復讐の未亡人 12巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
山下の悪意が暴走を始め、真言を手に入れるべく、彼へと近づく山下。
そんな彼女の身辺を陽史と共に調べる凛。
危険な存在である山下が密の傍にいる事は危ないと、排除するために動く凛と陽史ですが・・。
二人の行動は、山下を排除する事が出来るのでしょうか?
「復讐の未亡人」12巻には47話から49話が収録されています。
復讐の未亡人 12巻のネタバレ、あらすじ
第47話 勘
山下の自宅へと赴いた凛と陽史。
鍵明けの業者に変装した陽史は、凛がこの部屋の住人のようにふるまうように言い、山下の部屋の開錠を行っていきます。
そんな中、凛は密が何故に自分を傍に置いたのかを理解します。
こんな時に子どもがいれば、周囲の目を誤魔化す事が出来る。鍵を開けるにも業者だけでは怪しまれ、傍に子どもがいれば怪しまれないと、子どもという立場の大きさを知る凛。
陽史はそんな凛に言います。
もしお前が普通の子どもだったら、密は決して助けはしない・・。
山下の自宅を特定する為にGPSを付け、彼女が真言のストーカーである事を見抜いた凛の洞察力を褒める陽史。
そして何故、解ったのかと訊ねられ、凛は説明に困ります。
どうして山下が危ないと解ったのか?
それは理屈では説明できない本能的な察しでしかなく、半ば勘で山下の危険性を見抜いていたのです。
山下を見た瞬間・・。
自然と凛の腕に鳥肌が立ち、こいつは危険だと察したからです。
そんな凛の優れた勘を信じ、山下の部屋の鍵の開錠に成功した陽史ですが、このまま山下の部屋へと入るかと、凛に訊ねます。
凛は、腕に立った鳥肌を見せ、この部屋に入らないと告げてきます。
中には何か見てはいけないモノ、危険なモノがあると、察した凛。
陽史はそんな凛の勘に従います。
第48話 嫌いだ
山下は愕然としていました・・。
急にスマホに電話があり、祖母が長谷川の死体を見つけてしまった事。
その際、悲鳴を上げてしまったせいで警察が来てしまい、あわやもう少しで見つかってしまうところだったと、山下は頭を抱えます。
せっかく真言と親密な関係になれるチャンスなのに、思わぬことが起きてしまったと頭を抱えて悩む山下。
しかし今は悩むよりも、慌てふためく祖母を説得する事が優先でした。
その男は私を殺そうとした悪者だと言い、そいつが死んだのは正当防衛だと、自分が悪くない様に告げ、祖母は納得したように、可愛そうにと告げます。
いい子だから悪い事に巻き込まれてしまう、死体はきちんと処理しておくと、そう納得して告げてくる祖母の電話の後、山下は静かにうなだれてしまいます。
そんな会話の中、山下の自宅の近くで動向を見守っていた陽史と凛。
呼んだ警察官が何事も無かったように山下の自宅を出て行くのを確認し、凛は失敗したのかと不安がりますが、陽史にとってはこれは想定内の事でした。
電話を盗聴し、二人の通話を録音していた陽史は、その通話内容を山下のスマホに送信します。
あの男は誰なの?
なんで殺したの?
死体はおばあちゃんが片づけておく・・
と、先程の通話が送られ、山下は愕然とします。
すると山下はある幻覚を見てしまいます。
死神が現れ、選んでくれと言われます。
今死ぬか、後で死ぬか?
今すべき自分の行動を死神に問われ、自分が成すべきことを見つけた山下は、衣服を纏わずに、真言の下へと向かいます。
はたして真言は山下を受け入れるのでしょうか?
第49話 おもちゃ
真言に拒絶されてしまい、ストーカー行為を既に知られていたと、完全に打ちのめされた山下は、姿を消してします。
長谷川の死体を処分した祖母は死体損壊の罪で警察に逮捕され、山下はそのまま逃亡・・。
事の顛末を凛と共に受け入れていた真言。
数日前に密から告げられた、部下の山下が真言の身辺を探っていた事実。
監視カメラに身元を特定できない様に変装し、真言の立ち寄る本屋やコンビニに駅までの道、そして自宅までも追跡特定する徹底ぶり。
変装をしてまでも何かを成し遂げようとする執念に警戒心を抱く密は、彼女は真言に想いを寄せており、邪魔者である自分を狙っていると告げてきます。
山下には長谷川という彼氏がいるにも関わらず、なんで自分がと、真言は山下の行動が解らないでいました。
密はそんな真言に訊ねます。
片想いをした事は、と。
真言は片想いをした事はあるも、好きな人の全てを知りたいとは思わなかったと告げます。
見せくれたものを信じるだけだと言う彼に、密は言います。
謎を謎のままにしておけるのは、強い人だから・・。弱い人は逆に知りたがってしまう。
目に見えないモノは恐怖でしかなく、謎を解いて安心したい、自分の安心が先で他人の安全は後、だから弱い人は嫌われるのだ、と冷たく言い放ちます。
山下の正体を教えてもらい、密と凛に助けられた事を感謝する真言は、二人に感謝し、この穏やかな生活が壊れなかった事に安堵していました・・。
復讐の未亡人 12巻の感想
ついに山下が退場となった12巻・・。色々とやらかして、最後まで濃いキャラでしたね。
それにしても一番の被害者はおばあちゃん。
山下の事を愛していたのは理解できますが、愛情のかけ方を間違ってしまったのではと、なんともやるせない顛末となりました。
陽史は、何でもできる人とは思っていたのですが、まさかピッキングまで習得しているとは・・。
彼のスキルの高さもさることながら、凛の危険察し能力の高さも驚きの能力です。
近づくだけで危険な相手が解るという、鳥肌で感知してしまう能力とは、まるで猫みたいな察知能力ですね。
凛は動物に例えると猫みたいな雰囲気があるので、似合っている能力なのですが、この能力が今後どのようにに活かされていくのか注目です。
さて山下の本性が明るみに出され、真言に嫌われてしまった山下。
ヤンデレの女性を振ってしまうと後が怖いと、大きなフラグが立ってしまった予感がします。
今後、山下がどんな風に登場するのかが気になりますね。
それにしても密の相変わらずの策士っぷりには驚きです。
あの山下を相手に苦にする事も無く、簡単にあしらって排除してしまう密。
そんな彼女に対する真言の想いは、何か信仰的なモノを感じてしまいます。
以前に女神様と崇めているような雰囲気がありましたが、真言の過去に一体何があったのでしょうか?
今後それが明らかになっていくのか、真言の過去にも注目したいですね・・。
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