魔法使いの嫁 13巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
キャンプ2日目の夜。何かザワザワとする感覚に目が覚めたチセ。
隣に寝ているはずのルーシーの姿が無く、居なくなって暫く経っている事に気付きます。
辺りを探しますが気配が感じ取れません。
すると、倒れているルーシーを発見するのですが、魔力が枯れている状態でした。
いったい何が起きたというのでしょうか。
魔法使いの嫁 13巻には第61篇から第65編が収録されています。
魔法使いの嫁 13巻のネタバレ、あらすじ
第61篇 Slow and sure.Ⅲ.
ドラゴンとカルタフィルスの呪いを纏(まと)った日から、今まで以上にいろいろな感覚が身に付いたチセ。
見えるものや匂いなどが今まで以上に分かり、モノがどう動くのか分かりやすくなったみたいです。
それゆえに油断していたこともあり、ルーシーを発見したすぐそばに居たそれはチセの至らないモノでした。
セントール(人馬)に見えたそれはエリアス曰くナックラビー(海妖馬)という海の化け物で、チセたちを襲ってきました。
人を見たら殺さずにはいられないモノらしく、久々に視えるチセたちを見つけ追いかけてくる様です。
ルーシーもナックラビーに襲われたのかとも思いましたが襲われ方が違う様で、そこに偶然にも居合わせてしまった様です。
とにかく逃げるチセたち。そこへ気配を察知した他の生徒たちが現れるのでした。
第62篇 Conscience dose make cowards of us all.Ⅰ.
魔力が何者かに奪われたルーシー。
あれから10日ほど経ちますが、まだ目を覚まさない様です。
ルーシーを心配し付きそうチセ。
何故そうまでして付き添うのか分からないと、エリアスはチセに聞きます。
心配だから、チセの答えに心配とはどんな感覚なのかと聞くエリアス。
ソワソワして嫌な未来ばかり浮かんで・・。
チセが起きなくて何も手につかなかったあんな感じか。
チセを一番心配しているのは僕だと分かってる?とエリアス。
キャンプから帰って来た時に髪は短くなっているし・・。
分身と合体したエリアスは事情を把握しナックラビーへの対応の仕方は魔法使いとしては悪くない、とは言ってくれましたが、あの時聞こえた声は何だったのか?
カルタフィルスにも聞きに行きましたが、自分の中から出てきた声には違いない、と答えるのみでした。
第63篇 Conscience dose make cowards of us all.Ⅱ.
エリアスの姿が急に見えなくなり、探すチセ。
丁度そこに使い魔たちの餌を運んでいるベアトリスと鉢合わせ、餌を運ぶ手伝いをすることに・・。
ベアトリスの家は魔術師が使う使い魔を”作り”育て売る事を生業としているそうです。
その頃、エリアスは校長により召集されたカレッジの教師達と一緒に会議に参加中でした。
禁書庫に保管されていた1冊が朽ち果てていて偽書であることが判明したとのこと。
すり替えられたのは数日内、書物は以前、エリアスがチセの為と思い、カレッジで読んだ事のあった書物「カルナマゴスの遺言」との事。
原本ではなく写本であるが、原本は第一種警戒指定されていて、司書にも詳しい内容は分からないというのです。
エリアスは、前に読んだことがあると言って本の内容を教師たちに説明するのでした。
第64篇 Conscience dose make cowards of us all.Ⅲ.
ルーシーの様子を見に来たセス。
その護衛が何者かに襲われましたが、身代わりの護符のおかげで命だけは助かった様です。
襲って来たものが言い残した言葉、狩残しを片付けて迎えに行こう・・、狩残しとはいったい?
ルーシーが目を覚ますとベッドの横にはセスが寝ていました。
自分の事を恨んでいるはずなのに・・。
目を覚ましたセスの髪を結うルーシーに、人の髪が結えるようになったんですね、と成長している妹の様子を覗うセス。
そこへセスに頼まれ、セスがルーシーに送った郵便物を取りに行っていたチセが戻って来ました。
ルーシーは、まったく目を通していなかったらしく、せめて確認くらいはしなさい、とセスに言われてしまいました。
言われるがままに確認すると大金の振り込み書類が・・。
ルーシーには詳しくは言えませんが、チセ絡みのお金の様で気付いたチセにセスは黙っていて欲しい、というしぐさをするのでした。
そう言えば、とセスとチセが何故知り合いなのか問うルーシーに、チセは「それは秘密」と返すのでした。
第65篇 Conscience dose make cowards of us all.Ⅳ.
ヤット二人ソロッタ・・。
襲われたセスとルーシーを助け、追手から逃げるチセたち。
チセは内なる声の通り裏道へと逃げます。
目を閉じ、いいと言うまで喋らないで、とルーシーに伝え中へと逃げるチセたち。
ニオイを嗅ぎ付け門番が現れます。
契約違反だという門番に、これは荷物だと説明している時に追手が追いつきチセを攻撃します。
獲物だっ!と門番は追って来たモノを襲うのでした。
追手の片割れが、こどもを迎えにいかなきゃいけない、とチセに叫び、チセは門番に通行料を払うかわりに攻撃をやめさせてしまいました。
カレッジ側へと戻ったところでセスの護衛と、その護衛を助けたマリエルに出会いました。
ちょうどよかった、とエリアスはマリエルに協力を求めます。
シメオンとルーシーが魔力を抜かれた犯人を探ってもらう様です。
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魔法使いの嫁 13巻の感想
カレッジでのキャンプの途中、何者かに魔力を奪われたルーシー。
そのルーシーと兄のセスが今回の騒動の中心となっています。
魔力が奪われた事とウェブスター家の悲劇とは無関係なのか、今のところよく分かりません。
しかし魔力を奪われる事件は更に被害者を出していることから関係は無いのかもしれません。
事件は続いている様で、マリエルの魔法によって魔力を奪う力が「カルナマゴスの遺言」の書を使っている事が判明します。
カレッジに禁書として納められていた書物が偽物と差し替えられていることからも、その事件で使用されている物がそれであろう事が分かります。
ただし、今のところは目的が分かりません。
また、チセの身にも変化が現れています。
ルーシーとセスを助けた時に以前にもあった「内なる声」が聞こえます。
追って来たモノたちが門番にやられてしまう事を前提として近道を使うという方法を取った事に、エリアスもチセにしては「珍しい選択だ」と思うほどです。
やはりドラゴンとカルタフィルスの呪いはチセの人格をも変えているのでしょうか。
さて、ルーシーとシメオンが魔力を奪われた事件の真相とは?
またルーシーとセスの兄弟との関係は・・。次巻へのお楽しみです。
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