はるかリセット 10巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
今日も仕事を終えたはるか。
気力が無くなってしまい、コレはいけないと感じた彼女。気力を回復させるためにお肉を食べることにします。
肉塊を焼こうと豚ロースのブロックを購入して、調理を始めますが…。
はるかリセット 10巻には第75話から第82話と特別描きおろしが収録されています。
はるかリセット 10巻のネタバレ、あらすじ
第75話 豚は良く焼け!
お腹が空いたと、力なく首を前に垂れるはるか。
仕事疲れでヘトヘトになり、小難しい料理など作りたくはなく、外食する気にもなれないと…。
そんなはるかが見出したのは、お肉を食べることでした。
大事な栄養と気力を一気に回復させるため、肉の塊を焼こうとスーパーに向かうはるかは、大きな豚肉の塊を購入します。
原始の記憶を呼び覚ます肉料理に挑むはるか。
はたして美味しく頂けるのでしょうか?
第76話 水の都・東京
冬が到来し、すっかりと冬眠モードに入っていたはるかに誘いがかかります。
クラフトビール作家であるユイ先生でした。
日本橋から神田川をクルーズし、最期は兜町でどぶろくを飲まないかとの誘いに、はるかは応じます。
そして訪れたのは東京の日本橋。
かつては江戸の魚市場だった場所から、東京の川を巡っていきます。
過去と現在の東京の歴史が刻まれた川を進んでいくはるかは、何を見つけていくのでしょうか?
第77話 こたつは冬の聖域
冬は寒くとも静かで穏やかな時間が過ごせる…、はるかは冬が好きでもありました。
ストーブの熱されていく音、灯油が微かに燃焼されていく匂い、やかんの沸く音など、冬は静謐な時間を楽しめました。
そして最も冬の楽しみとなるのはこたつだと、居間にこたつを設置します。
冬の醍醐味でもあるこたつの温もりに、思わず眠りそうになるはるか…。
無事に仕事を熟す事が出来るのでしょうか?
第78話 年の始めに
新春を迎えて無事に2023年をまたぐことが出来たはるか。
お正月に実家に里帰りし、心の充電を果たすも、仕事のために再び一人暮らしに戻ると、充実した気持ちが落ち込んでしまいます。
このままでは仕事が出来ないと、気分をリセットするために近所で初詣をすることに。
賑わいのない、静寂に包まれた神社の境内に厳かな聖域を感じるはるか。
はるかは、静かに新年の無病息災を祈ります。
第79話 鯨とともに生きる
新年早々、はるかはスランプに陥っていました・・・。
どこか暖かいところに行きたいと思うはるか。房総半島の先にある鯨の産地である和田浦に行って、鯨を食べたいと言います。
そんなはるかの願いを叶えるために、あみるさんが房総半島の案内を引き受けてくれます。
彼女の車に乗って房総半島へと訪れる二人は、鯨を食べる前に、鯨の歴史を学ぼうと資料館へと入ります。
巨大な鯨の骨格標本が飾られ、様々な捕鯨の歴史が記されている資料館を堪能した後、鯨を実食しにお店へと行くはるか達。
はたして鯨のお味はいかがでしょうか?
第80話 台湾茶でトリップ
友人の黒田さんが台湾出張から戻り、台湾烏龍茶の茶葉と茶器を勧めてくれました。
かつて横浜中華街で飲んだ事のある、独特なお茶の味を思い出し、台湾への想いが強くなっていくはるか。
黒田さんが実践する台湾のお茶を目の当たりにします。
本格的な台湾茶の味に、ホッと胸をなで下ろしていくはるか。
普通のお茶とは違い、台湾の産地で摘まれたお茶の味に、はるかは台湾の魅力に取り憑かれてしまいます。
第81話 憧れのサイクリング・ブギ
埼玉県の実家近くのサイクリングロードに訪れていたはるか。
自転車で思いっきり走りたいと、そんな願望を叶えたいがために訪れていたのです。
都会では楽しめない、自然の風が吹き付けてくるサイクリングロードを全力で走り込んでいくはるか。
はるかは、吹き下ろしてくる北風に逆らいながら走り進んでいきます。
風の中に入り込んでいく快感と、冬の景色に染まる世界を進むはるかの心は、澄み渡るように満たされていくのでした…。
第82話 今年の恵方は南南東!?
今日は節分だと豆まきをしても何か物足りないと感じていたはるかは、恵方巻を自作する事に。
巻き簾をマリコから借りて、本格的な恵方巻に挑戦するはるかですが、上手く巻くことが出来ません。
はるかは安易に本場に挑戦しようとした事が甘かったのかと、自分の浅はかさに打ちのめされます。
でもこのまま負けてたまるかと、はるかは恵方巻に粘り強く挑んでいきます。
はたして本格的な恵方巻を巻くことが出来るのでしょうか?
特別描きおろし 懲りも疲れも揉みつくせ!
一日の座り仕事を終えたはるか。
すっかり足がむくんでしまったと、足の溜まった疲れを癒やすために足ツボマッサージに挑戦する事に…。
早速、はるかは予約したマッサージ屋へと向かい、施術を受けます。
足の指の間に手を入れて、念入りにマッサージクリームを塗り込んでいく施術や、激痛の伴う指圧に、はるかは悲鳴をあげてしまいます。
全身のツボを刺激していくマッサージの魅力に取り憑かれていくはるか。
身体の疲れが癒されていきます…。
はるかリセット 10巻の感想
今巻のはるか先生のリラックスも、なかなか癒やしが込んでいましたね。
疲れた時には、まずは美味しい物が食べたいと思うのは自然の理。
最初の癒しは豚肉料理と、実に食欲をそそる内容でした。
塩と胡椒で味付けしていく肉の塊。包丁で斬りつけていき、切り口からしっかりと塩胡椒を練り込んでいく手間暇。
この面倒くささが、肉をさらに美味しくしてくれるのだと、彼女の説得力のある言葉。
焼かれていく豚肉の姿には食欲がそそられます。
そして日本橋から始まる神田川のクルージングと、なかなか風流な時間を過ごしていきますね。
美人さんがクルージングを楽しみながら、東京の歴史を学んでいく姿は、絵になりますね。
こたつの想い出なども解ります。
暖かい時間を過ごさせてくれるこたつの魔力は、冬ならではの聖域でもあります。
まあうっかり寝てしまうと風邪を引いてしまうのは、危ない罠とも言えますね。
お正月にサイクリング、恵方巻など季節を楽しむ、はるかさんの生き生きと充実した内容が、今回も見事に描かれていました。
先行きが暗い時代のなか、自分の想いのままに癒しを楽しめるはるかさんのリセットは見習いたいものです…。
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