はるかリセット 8巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
夏の陽射しが厳しくなる時期。うだるような日々の中で唐突に降り落ちる夏の積乱雲からの豪雨。
天空の交響楽と降り落ちる雨の地面を叩く音と暖かく冷たい空気が交わる中で、夏の潤いを感じるはるかですが…。
はるかリセット 8巻には第58話から第66話、および特別書き下ろしが収録されています。
はるかリセット 8巻のネタバレ、あらすじ
第58話 雨上がりの夏空に
熱くてかったるいと、日中の熱い陽射しにすっかりとやる気を失っているはるか。
まりこはそんな彼女を心配してお茶でも淹れようかと言うと、空が突然に光ります。
先程までの青空は瞬く間に無くなり、積乱雲の雨雲が空一面へと広がり、暖かい空気と冷たい空気が交わりながら地上に豪雨を降らせようとしていました。
夏の風物詩であるスコールかと、洗濯物をすぐさまに取り込んでいくはるかとまりこ。
でもはるかの楽しみは別にありました。
庭に出て降り落ちる豪雨を楽しむはるか。
かつて絵本で見た積乱雲の涙を感じたかったのです。
第59話 金曜日はカレーの日!
金曜日を一人で寂しく過ごすはるかは、今頃旦那さんと楽しく過ごしているだろうまりこの事を羨ましく思いながら、今日は激辛カレーを食べようと決意します。
早速に材料を買いにスーパーへと出かけるはるか。
青唐辛子を切り刻み、冷蔵庫に眠っていた野菜なども刻んで放り込み、自分の血肉に変えようと調理を進めていきます。
そしてついに出来上がった春河童スペシャルカレー。
そんなカレーにはビールが合うと、食べ方を教えてくれた、かつてインタビューをしていた老作家先生。
その言葉を思い出し、辛いカレーに冷たいビールを流し込むはるか。
心地よい喉越しに身体が震え、はるかは激辛カレーを満喫します。
第60話 東京駅は夢の扉
打ち合わせに東京駅で待ち合わせをしていた、はるか。
でも相手の急なスケジュール変更に帰るかと考えるも、今日はここでリセットしてみようと東京駅観光を始めて行きます。
向かうのは東京駅の名所ともなる丸の内北ドーム天井。
思わず感嘆の声を上げてしまうはるかは、なんで今までちゃんと見なかったんだろうと後悔します。
そんなはるかに誘われるように天井を見上げていく観光客にサラリーマン達。
普段は誰もが行き交う場所なのに、こんな素晴らしい場所を見落としていた事に我ながらに呆れていたはるかは、東京駅の歴史に想いを馳せてきます。
第61話 奪えない想い
仕事明けの中、ふと目に入るとある看板。
それはかつて日本で猛威を振るったとある疫病を題材にした展覧会でした。
戦国武将や日本を代表する映画にも登場し、いつしか日本では触れる事も禁忌となった、とある病気。
何気にそれは知ってはいるも本質的な部分を知らなかったと、はるかは、今こそ知るべきだと禁忌に向き合います。
そこには悲観する事なく、その疫病と向き合った患者達の生きた証が残っていました。
自分の境遇を受け止め、歩み続けた力強さ。
はるかは知られざる歴史を学びます。
第62話 昭和を呑もう!
疫病の展覧会を終えてすっかりと疲弊していたはるか。
お昼ご飯も忘れて見ていたせいですっかりと身体はお疲れモードになっていました。
清瀬には商店街がある。マリコは商店街にはるか好みの飯処があるかも知れないと彼女と向かいます。
そして目に留まったのは、時代の流れに逆らう事も無く、ただ当たり前だと言わんばかりに、そこに建っていた、一軒の飲み屋でした。
興味をそそられ店内に入ってみるとそこは、まさに居酒屋というべき店内でした。
幼児が一人で食べており、年寄りが昼から酒を飲み、学生達が食事をしている。
その非現実的な光景に、はるかは興奮を抑えきれませんでした。
そして何を注文するのかと問われるはるかは、まずはとりあえずビールにキュウリ漬けを注文します。
冷えたビールをコップに注ぎ、一気に飲み干していくはるか。
しみる味に疲れを癒やします。
第63話 本の森を旅しよう!
用事で街に出かけたはるかは、書店を見掛けると、そのまま入ってしまいます。
遠出をしても旅行をしても、自然と立ち寄ってしまう書店とは…。
最近はスマホであっさりと本が買えてしまい、どこか寂しさを感じていた彼女は店内を巡っていくのでした。
様々な本が売られ、どんな本があるのかと探す気分はまるで猟師…。
はるかは本屋の散策を始めて行きます。
第64話 午前零時の牛めし屋
深夜に仕事を終えて出かけていたはるか。
夜風に吹かれながらに辿り着いたのは牛飯屋でした。
繁華街から外れ、泥酔客が少なく、純粋に食事を楽しみ空腹を埋めたい客でひしめき合う店内に、はるかもまた同じ気持ちであると認識します。
今は兎にも角にもこの空腹の腹に柔らかすぎるお肉とごはんをかき込みたいとする欲望のままに、はるかは牛飯をかき込んでいきます。
行儀が悪いと注意されてしまうかもしれない食事に背徳感を感じながらに、彼女は深夜に牛飯を食べていきます。
第65話 体も心もストレッチ!
肩こりが激しいと、仕事に集中出来ないはるか。
マリコは簡単なストレッチを推奨してきます。
まずは初歩的な身体を揺らすストレッチと、身体に刺激を与えていくストレッチを初めていきます。
そしてビキビキと電気の走る身体の部位の疲れをとる為にと、念入りに筋肉を伸ばすストレッチを始めます。
普段から運動する機会が少ないはるか。
悲鳴を出しながらに始めるストレッチで、果たしてリセットは出来るのでしょうか?
第66話 勝沼ワインをめしあがれ!
秋を迎える中、仕事にどっぷりと浸かっていたはるか。
息抜きの師匠である月ノ瀬・観音(つきのせ・みね)に誘われたのは、山梨のワイン醸造所でした。
醸したての出来たてワインを飲み干そうとの誘い言葉に呑んでリセットする事を決意するはるかは、山梨へと向かいます。
秋晴れの甲府盆地を眺め感動しているはるかは、宮礼あみると出会います。
今回の作家と絵師のイベントを主催する、出来る女の印象を漂わせる彼女。
はるかはワインの味を楽しめるのでしょうか?
特別描きおろし はるかリセットぷち
自宅で執筆作業をしている中で、はるかの息抜きに行うのがイノセンスことお香でした。
コーン型に過巻形もあると、盆に載せたお香に火を付け、香りを漂わせていくはるか。
部屋の淀んだ空気を清浄に変えていくお香の匂いにはるかの心は潤っていきます。
自宅での仕事が生業となる作家にとって、特権とも言える息抜きでした。
はるかリセット 8巻の感想
今回も様々なリセットを見せてくれるはるかさんとなっています。
最初は夏の夕立から始まり、中々にセクシーなはるかさんが見られます。
スコールに全身がずぶ濡れになってしまうはるかさんのセクシーすぎる姿。
夏の夕立の中で生気を得るはるかさんとは…。彼女が改めて河童かと思ってしまいました。
そして野菜カレーの話と、実に腹をくすぐる展開になりました。
夏のカレーと聞き、夏野菜のカレーかと予想していたら、なんと激辛カレーとは。
暑い日には辛いカレーで熱くなるとは、なんとも男前なはるかさん。
辛いカレーを食べて、キンキンに冷えた缶ビールで流し込むという、夏を満喫するカレーでのリセットも見どころでしたね。
思わず激辛カレーが食べたくなってしまいます。
まあビールは飲めないので、キンキンに冷えた水で気分を満喫します。
東京駅に関しては歴史深い場所なのにうっかりと見過ごしてしまい、そこに大きな歴史が刻まれてことを、改めて認識してしまう内容でしたね。
今回もリセットして仕事に励んでいく為にグルメと行楽にと、全力で励んでいくはるかの姿は癒やされますね。
忙しく熱くて大変な時にこそにリセットは大切と、夏のうだるような中でも、前向きに気持ちをリセットするはるかの清々しさに心が洗われます。
こんな風に気持ちよく鬱積した気持ち洗い流せたらと、彼女のリセットを見習いたいですね。
グルメに行楽に、身近な事からリセットを求める大切さは、現代社会において必要不可欠なことなのでしょう。
忙しいときこそリセットと、彼女みたいに気持ちを切り替えて頑張りたいです。
はるかリセット 8巻は無料試し読みすることができます。
ebookjapanで無料試し読みができるのでぜひ読んでみてください。
※気に入ればクーポンでお得に買える!
単行本で読みたい方はこちらがお勧め!
↓↓↓
【TSUTAYAコミックレンタル】はこちら>>