十字架のろくにん 2巻のあらすじ・ネタバレと感想! | やまねこの漫画ブログ

十字架のろくにん 2巻のあらすじ・ネタバレと感想!

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この漫画は、小学生時代に同級生から壮絶ないじめにあい、家族まで奪われた主人公 漆間俊が相手に復讐する物語です。

十字架のろくにん 2巻は、復讐という大義に立ち向かう俊の姿が描かれています。

十字架のろくにん 2巻のあらすじ・ネタバレと感想を紹介します

十字架のろくにん 2巻には第5話から第14話が収録されています。

 

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十字架のろくにん 2巻のあらすじ・ネタバレ

第5話  一人目

裸にされ天井から両手を鎖で吊るされた千光寺は何をされるんだ?と不安の面もちです。

俊は、シートで覆っておけば後処理は簡単だ!と言うと、「後処理」という言葉に千光寺が反応します。

俊はかつて千光寺から改造エアガンでいじめられたのと同じように改造エアガンを取り出し眼球に向けます。

千光寺は恐ろしさのあまり涙を流しながら、怖かったので京に従うしかなかった、洗脳されていたのかもしれない…などと言います。

 

俊は何を今更言っているのだ、本音で話してよ、と冷たく言います。

俊は部屋に置いてある縦長の大きな鏡を千光寺の前に置きます。

鏡に映る千光寺の胸と腹、太ももはピーラーで表皮を削られ表面が変色しています。

 

これは戦争中に特殊部隊にいた叔父から教えてもらった拷問法です。

神経がむき出しになった腹部を俊は指で触ると千光寺は痛い!ごめんなさい、もう許してと…と懇願します。

俊は容赦せずにエアガンを千光寺に向けて発射すると千光寺は口から泡を吹きます。

そして、お前が悪い、もっとお前が苦しんでいる姿が見たかった、家族が死んでよかった…などと口走ります。

 

俊は、やっと本音で話したね、とエアガンの銃口を向けて放つと千光寺は口から泡を吹いて絶命します。

俊は祖父の家に戻り、床に倒れこみます。

心配して近づく祖父に、千光寺を殺したと告げると祖父は後片付けはまかせてと言います。

 

俊の通う高校では先生から、千光寺が先週の金曜日から家に帰っておらず何か知っていれば知らせてくれとの話があります。

俊は弟の翔の病院にお見舞いに行きます。意識の戻らない弟に復讐はあと4人と語りかけます。

 

一方、橋田警察署では刑事課巡査長の太田が、千光寺が行方不明になったことを刑事課巡査部長の安西に知らせます。

安西は、手帳を広げあの時の漆間 俊の同級生かとつぶやきます。

第6話  余波

俊は二人目の復讐の相手を右代悠牙に選びます。

右代悠牙は売春あっせん、麻薬売買と高校生ながら不良仲間と極悪なことに手を染めています。

俊はどうやって右代を追い詰めるかと考えていると玄関のチャイムが鳴ります。

 

京が玄関先に出ていくと相手は橋田署刑事課の安西と太田です。

俊は2人に合うのは4年前の事件以来です。

安西は俊の雰囲気が変わったことに驚きます。

そして俊に「千光寺くんのこと…どうかししゃった?」と聞きます。

 

俊が、何のことですかと答えると、千光寺が失踪する前に俊とよく話をしていたという情報をつかんでいるようです。

安西は、なんで自分をいじめてた子と仲よくしてたの?と聞きますが、いじめられてなんかいないと4年前と同じ答えを繰り返します。

安西は一般論として、もし事故でなく両親を殺し弟を植物状態に追いやった人間がいるとしたらどうする?と聞きます。

俊は、「殺しますね、もしそんな奴がいたらですけど」と答えます。

安西はそう言う俊の目を見て、ただごとではないと感じます。

 

すると祖父が現れ、この子はあの事件から前を向き始めているのでこのへんで…、と帰るように促すと、そうですねと帰ります。

祖父は、あの刑事は疑っている 何も証拠は残さないけどね…、と言います。

 

場面は変わり鉄道の高架下のトンネルに至極京、久我大地、右代悠牙、円比呂の4人は集まります。

京は千光寺が消えた、考えられる可能性は3つ。
①生きていて連絡できるがしない
②生きているが何らかの理由で連絡しない
③死んでいる

久我は千光寺が4年前の漆間のことで何か思い詰めているようだったと言います。

京は漆間 俊の名前を聞いて何か思い当たることがありそうです。
そして京は③だとつぶやきます。

京は、自分が唯一とりこぼしたものを思い出します。

全てがつながり、一人事態を把握して静かに微笑むのでした。

 

数日後、右代はバイクの後ろには千鶴を乗せています。

仲間から後ろの子だれと聞かれ、売春組織で新しく働く子だと右代は答えます。

千鶴は、仲間にあいさつをします。

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第7話  本命

俊は右代の通う私立の進学校、帝星高校に行き、右代に関する聞き込みを行います。

だれに聞いても右代は好青年との情報ばかりでしたが、ある女生徒から桜庭花蓮という右代の彼女が数か月前に失踪する事件があり、最近は学校を休みがちなことを聞きます。

俊は、桜庭花蓮が鍵になりそうだと思います。

 

場面は変わり、千鶴は友人のミキから頼まれてバイトを手伝ってほしいといわれ店に行きます。

そこは暗くて音楽がうるさく、同じくらいの年代の怖そうな人ばかりいます。

千鶴はミキを待っていると川島という男が近づいてきて親交を深めようと肩に手をまわします。

そこにミキが現れ、その男をヤることしか頭にないクズだから、というのでいうのでこれは何のバイトなの?と聞くと、売春なのと答えます。

 

ミキからとりあえずこれを着て、と言われ千鶴は着替えると鏡に映った姿を見て、結構イケてる…?と一瞬思いますが、早くここを抜け出さなくては!と我に返ります。

近くの男はその恰好エロいねと体を触ってきます。

千鶴はやめてくださいと言いますが、男はエスカレートしてきます。

 

男はトイレの部屋の鍵を閉め、これで二人きりだなと言います。

千鶴は誰か助けてと叫びますが、音楽がうるさくてかき消されてしまいます。

漆間くん助けて!と千鶴は心の中で思っていると右代がドアを蹴飛ばして中に入ってきます。

右代はその男を蹴飛ばし、最近素行の悪さが目立つ、商品に手を出すなって言ったよな、と川島という男を叱りつけます。

 

千鶴はトイレから戻るとミキから右代は知らない?と聞いてきます。

千鶴はここにいないの?と答えると店の男は右代は出かけた、たまにどっかへ行くんだ、と言います。

 

場面は変わります。

右代は両手にレジ袋の持ち、マンションの部屋の鍵を開けます。

部屋の中は、右代の彼女、桜庭花蓮が裸で両足を鎖につながれています。

床には食べ終えた弁当の空箱やごみが散乱しています。

 

右代の姿に気づいた花蓮は笑顔で右代に近寄ろうとしますが、鎖があるため倒れてしまいます。

花蓮は、殺して!殺して!と叫ぶと、右代はそんなこと言うな、この場所代も払い、飯も持ってきている、それにお前以上の女はいない、と言います。

花蓮は笑顔を見せ、その花蓮を右代は犯します。

右代は、花蓮とヤッているときだけがオレの渇きが潤う、お前は誰にも渡さないと叫びます。

第8話  肉欲

マンションの一室で右代は花蓮を犯し続けます。
そしてお前は誰にも渡さないと叫びます。

 

その時、窓の外に気配を感じた右代は誰だと振り返ります。

千鶴はミキから右代の跡をつけてきてと頼まれ偶然、マンションの外から中の様子を見てしまったのです。

 

千鶴はバレた!?ヤバイ!とその場を走り去ります。

翌日、千鶴は仕事を辞めたいと店の男に言うと右代に直接言ってと言われます。

その男からの連絡で右代が現れます。

右代は、ちょっと千鶴を借りていい、と言って別の部屋に行き、花蓮の写真を見せます。

その反応を見て、昨日窓から部屋をのぞいていたのは千鶴だということを知ります。

 

右代は監禁しているように見えたけどただのプレイだから安心してよ、などと最初は笑いながら言いますが、ナイフを取り出して振り回し、アレを見られたら死んでもらうしかない!と包丁を千鶴の首に当てます。

第9話  ホテル303

祖父の家、俊は祖父にお茶を入れて持っていきます。

お茶を差し出すときに、俊はアレの用意をお願いしますと祖父に言います。

祖父はもう動くのかと聞くと俊は、ただあと1ピース当てはめれば…、と言います。

 

一方、千鶴は右代から死んでもらうしかないとナイフを首に当てられ、絶体絶命です。

そこへドアが開き、店の男が「千鶴ちゃん!指名入ったよ」と声を掛けます。

男は右代が千鶴に馬乗りになっているのに気がつきます。

右代はさすがに千鶴を殺すことは出来なくなり、初出勤の仕事から帰ってからどうするか決めようと言って千鶴を仕事に送り出します。

 

千鶴はお客さんはどんな人なのだろうと指定されたホテルの303号室に向かいます。

緊張した面持ちで扉を開けると中にいるのは俊です。

俊は千鶴に待っていたよと声を掛けます。

第10話  好きかも

千鶴はどうして俊が違法風俗を利用しているのか分からずに頭が混乱します。

俊は右代のことを教えてほしいと言い、千鶴から右代と花蓮の情報を得ます。

俊は失踪した花蓮はやはり右代が…と言い、俊からかつて悲惨ないじめを受けたことを思い出します。

俊は、千鶴を呼んだのは右代から千鶴を引き離すため、今から右代のところへ行くので、千鶴はここで待っていてと言います。

千鶴は、待って!俊のことが好きかもしれない、だからひどいことしないで…、と言います。

 

俊は、あと4人殺さなければならないやつがいるので、ここで待っててと千鶴を制します。

右代はそのやり取りを仕掛けておいた盗聴器から聞いて、そうかやっぱり、お前かとつぶやきます。

第11話  やさしい男

右代は男達を集め、これから敵の襲撃があるので入り口、裏口、人が入れそうな所はしっかり見張れと指示します。今回は雁野も動いて千鶴をさらってきてもらうと言います。

雁野は昔から手のつけられないワルで仲間内でも恐れられている男です。

 

千鶴はホテルの部屋にいるとコンコンとノックする音が聞こえます。

俊からは何があっても扉を開けないでねと言われていました。

千鶴は、ハイと答えると清掃ですとの声がしますが、普通は使用中の部屋には清掃は来ないはずと思います。

すると鍵が開けられ、雁野が「やさしい清掃です…」と言って中に入ってきます。

第12話  合意の雁野

雁野は、右代がホテルの鍵を手配してくれたと言うので千鶴は、この男は右代の知人であることを知ります。

君が千鶴ちゃん、初恋の女の子に似ていると言って近づいてきます。

雁野は性交渉を合意のうえ、できるものと思い込み、服を脱いで千鶴に迫ってきます。

千鶴はベットのシーツを剥いで雁野にかけて目をくらまし、風呂場に隠れます。

しかし、雁野はすぐに見つけます。

雁野は千鶴に合意する、しない?と尋ねると千鶴はしないと答えます。

 

雁野は合意と聞いていたのに話が違うと両手で千鶴の首を絞めようとすると、何者かが部屋に入ってきて雁野の体を蹴りつけます。

誰だ?お前!と雁野が聞くと、男はバイクマンと答えます。

第13話  バイクマン

俊は雁野と街中で偶然すれ違ったとき、雁野が「東千鶴ちゃんか、待っててよ」と言っていたのを聞き、その男が千鶴のいるホテルに向かうことを知って戻ってきたのです。

顔を見せると身元が知れるんを恐れ、顔を隠すためにバイクのヘルメットをかぶったのです。

 

俊は雁野を殴り、蹴りつけますが、体格差がありすぎて逆に投げ飛ばされます。

それならばと、刺すと言って腹をペンで刺しますが、効果はなく、逆にヘルメットにパンチを入れられて吹っ飛ばされます。

雁野は怒り狂い、俊を殺しにかかります。

俊は打つ手がないと焦りますが、祖父から教えてもらった”抜き”の技を思い出します。

 

第14話  肉の道

”抜き”の攻撃は相手に近づかなくてはならないため、失敗すればあの世行きとなるリスクが大きい技です。

雁野が怒りに任せて殴りかかろうと大きく右手を振りかぶった時、俊はイチかバチかの勝負、”抜き”の技を雁野にかけます。

 

二人が交差した次の瞬間、雁野はアレなんだ、腕が動かないと驚きます。

俊の攻撃で雁野は両腕の関節を外されたのです。

俊は雁野を風呂場に押し込み、扉を閉めてヘルメットを脱ぎます。

千鶴はやっぱり俊だと気がつきます。

 

俊は、早く右代のところに行かないとと言います。

僕は行く、千鶴はどうすると聞かれ、千鶴は俊の名を呼びキスをします。

 

2巻はこれで終わりです。

これから俊は右代のところに行きますが、大勢の部下が守りを固めている中、俊はどうやって戦うのでしょうか?今後の展開が気になります。

 

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十字架のろくにん 2巻の感想

俊の一人目の相手、千光寺克美への復讐は充分に苦しみを与えて果たすことができました。

千光寺が殺されたことで警察も俊のことをマークし始めたので今後の警察の動向が気になります。

俊も祖父もこれまで以上に気を付けなくてはならないでしょう。

 

次の標的の右代悠牙は高校生ながら違法風俗のビジネスもしており、多くの部下もいます。

物語の中で描かれる右代の姿は相当のワルです。

右代は、盗聴器により俊と千鶴の動向も掴んでいます。

俊が復讐に来ることに備えて集団で守りを固めており、手ごわいと思います。

 

俊が今後、どうやって難敵の右代を攻略して復讐を果たすのかが興味深いです。

また、物語の中で千鶴が多く登場し、危険な場面も多くハラハラしました。

千鶴は俊のことを好きなようですが、俊はどう思っているのでしょうか?

俊の頭には復讐のことしかないように思えます。

 

一番不気味なのはリーダー格の至極京です。

京は冷静に大局的に状況を把握することに長けていて、 今後のさまざまな場面で俊の前に立ちはだかるものと思います。

今後の展開が気になります。

 

 

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