朝食会 1巻のあらすじ・ネタバレと感想!無料試し読み

青年
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この漫画は、極悪犯罪の被害者たちの復讐を支援する組織「朝食会」を描いた物語です。

朝食会 1巻は、朝食会の東京支部支部長・榎加世子が朝食会に入会した理由を高校や少女時代に遡り描かれています。

朝食会 1巻のあらすじ・ネタバレと感想を紹介します。

この作品は、 「善悪の屑」「外道の歌」シリーズのスピンオフ作品となっています。

 

朝食会  1巻には第一話から第六話が収録されています。

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朝食会 1巻のあらすじ・ネタバレ

第一話

榎加世子は15才、東京の女子校に通う高校生、ENOKIグループ副総裁の榎光一郎の御令嬢です。

高校へは運転手付きの高級車で送迎されます。

7年前の8才の時に性犯罪に巻き込まれ、拉致・監禁された過去があります。

その事件があって以来、世間からは好奇の目で見られ両親との関係は変わり、父は加世子を避けるようになり、母はすべて完璧にとスパルタ教育をするようになります。

 

加世子は学校ではクラスの女生徒二人組からさまざまないじめを受けます。

お金を請求されたり、性的ないたずらもされそうにもなります。

そうしたことにクラス担任の尾藤は気づき、加世子が高校の屋上から飛び降りて死のうとしたときに防ぎます。

 

翌日、高校に行くと加世子をいじめていた女生徒二人組が警察に万引きの常習犯などを自首し、退学したことを知らされます。加世子はもしかすると尾藤が?と思います。

昼休みに加世子は廊下で尾藤からさりげなく「20時 晴海埠頭倉庫 晴海4丁目・・」と書かれたメモを渡されます。

 

20時に加世子は、その場所に行くと尾藤とその前には椅子に座らされ縄で縛られた男がいます。

尾藤はその男は約8年前に当時小学4年生の少女を誘拐し1ヶ月にわたり性的虐待を与え、殺害して山中に埋めたと言います。

犯人は逮捕されたが精神鑑定の結果、責任能力なしと判断され、警察病院に搬送され、8年後の2ヶ月程前に出所した、そして近くにいる女性は殺された少女の母親だというのです。

 

尾藤は加世子に、この男は死に値するか?と尋ねますが、自分はその男とも殺された少女の母親とも面識もないので質問には答える立場や資格もないと答えます。

尾藤は、加世子には過去に同様の拉致・監禁虐待を受けており、他者の憎しみを背負う資質があると言い、再びこの男は死に値するかと質問します。

第二話

尾藤は、この男は死に値するかを再び聞きますが、加世子は、自分はそれを決める立場にないし権利もないと答えます。

そこに尾藤の会の仲間の三上が現われ、部外者を連れてきて勝手なことをしている、と尾藤を注意します。

尾藤は三上に、私の答えは決まっている、この男を「生かす」法律は間違っていると言い、男をノコギリ、千枚通しなどの大工道具を使って攻め続けます。

 

会の事務所に場面は変わります。

三上は支部長を前に、お前の勝手な行動のせいで他の会員が危険にさらされる、と尾藤を注意します。

その場にいた新田も同感だと言います。彼は長年、会で「汚れ仕事を」を担当してきたので勝手な行動をとったり、ミスしたり、無能な奴の尻ぬぐいをしてきたのです。

支部長は、つまりあなたはその高校生を入会させたいということ、と尾藤に質問します。

尾藤は、彼女は幼少期に犯罪の被害に遭っていて入会の条件を満たしている、と答えます。

支部長は、三上の話ではその高校生は入会を希望していないことを質(ただ)すと、尾藤ははい…と答えます。

 

翌日、尾藤は加世子を高校の校舎の屋上に呼び出して尾藤の所属する「朝食会」について説明します。

「朝食会」とは犯罪の被害者、もしくはそのご遺族の救済を目的とした復讐支援団体です。

加世子は、私にその会に入れということ?と聞くと尾藤は、はい!今とは違う生き方を提示できるので、と勧めます。尾藤はさらに説得しますが、加世子は断ります。

 

場面は朝食会の事務所に代わります。

尾藤は支部長から新たな仕事を依頼されます。

今回のターゲットは榊という2人でかなりの余罪がある曲者だということです。一人は榊辰彦という名前です。

 

一方、加世子の家では月島という新しい先生が週2回、加世子をカウンセリングすることになります。

その月島とは尾藤が今回のターゲットとして教えられた榊辰彦でした。

もう一人はその弟の榊昇平で加世子の家に植木職人として出入りしています。

 

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第三話

加世子は家で月島(榊辰彦)からカウンセリングを受けますが、お互いにあまりしっくりといかない様子です。

 

一方、朝食会の事務所では、支部長が今回のターゲットの榊一家の二人のことを三上と尾藤に説明しています。

この一家のやり口は家の乗っ取りで、まずは「家」に入り込み、徐々にその家を蝕み、預貯金、株、不動産、そして生命保険まで食い尽くすとのことです。

 

加世子の家に今度は公認会計士の片桐充という男が訪ねてきて父親と面会します。

片桐は母親の会社をみている会計士ですが、榊一家とのつながりがあります。

片桐は家の中に飾ってある絵画に興味を示し、素晴らしいコレクションだと持ち上げます。

父親はこんなに話が合う人は滅多にいないと上機嫌でいろいろな秘蔵品も見せてしまいます。

 

榊辰彦と久文(片桐充)がホテルの一室に一緒にいるところに榊昇平が遅れてやってきます。

久文(片桐充)がいつもは二人一組で動くのに今回は自分い声をかけるのは珍しいと言うと、今回はENOKIグループという大きな相手なので自分達2人では心もとないと言います。

榊一家は榎家に魔の手を伸ばそうとしているのです。

 

第四話

佳世子の自宅では、月島(榊辰彦)が言葉巧みに加世子の母親、榎百合子の心をつかみ取り入ろうとします。

そして月島(榊辰彦)は、加世子が心を閉ざしてしまっているのは母親のせいではなく、主人の榎光一郎にあるのではと光一郎が女性と一緒の写真を見せて、動揺させます。

 

一方、片桐も主人の榎光一郎に妻・百合子に任せている関連会社フォレストの嘘の決算書を見せ、不正取引や個人的な使い込みが多額にあり、国税局調査があればENOKIグループの名前に傷がつきかけないと不安がらせます。

佳世子の自宅では、父親の光一郎が母親の百合子に今度のフォレストの役員会で他の者を取締役に推そうと思っている、お前を信じた私がバカだった…、などと言います。

こうやって榊一家は榎家に入り、光一郎と百合子の夫婦関係を取り崩しにかかるのでした。

 

そんな中、尾藤は加世子の家に突然、やってきます。

尾藤は母親の百合子に金曜日学校を早退したので心配して直接プリントを渡しに来たなどとうそを言い、警戒を解きます。

尾藤は加世子の部屋で、本当は会員以外の人に見せるのは規則違反ですが、あなたは会員候補であり、今回はあなたの家族にも関わると言って特別に書類を渡します。

 

加世子は書類の中にカウンセラーの月島と庭の植木職の写真を見つけ、これは?と聞くと尾藤は、家族に取り入り財産を根こそぎ奪っていく詐欺師の資料です、と言います。

尾藤はその写真の二人組から財産をすべて奪われ、最後は不審な自動車事故で家族四人とも亡くなった家族がいたことを加世子に話します。

そしてあなたの家庭も含めて放っておけば被害者が増える、どうするかゆっくり考えてください、と加世子に言い帰ります。

 

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第五話

尾藤から月島(榊辰彦)の本性を知らされた加世子は、カウンセリングを受けていてもすべて偽りであることに気がつきます。

一方、朝食会の新田は三上と一緒に榎家の植木職人・榊昇平を捕まえる段取りです。
三上は車で待機して新田が榊昇平の後をつけます

榊昇平も後をつけられていることに気がついており、兄の榊辰彦と新田をとらえて連れてくることを携帯で連絡しています。

そして両者が対面すると殴り合いになりますが、榊昇平に分があったようです。

 

三上が新田の戻りが遅いと心配になって現場に駆け付けると血痕が路面に散らかり、その先には新田が榊兄弟の二人に車の後部に乗せられる姿を目撃します。そして車は走り去ります。

三上は朝食会の事務所に戻り、東京支部長に報告します。

東京支部のすべての会員に車のナンバーなどの情報を連絡して榊兄弟を探すことになります。

 

その後、朝食会は榊兄弟の乗った車を見つけ、尾藤はその場所に向かいます。

一方、その場所では?

新田はビルの2階の一室に連れ込まれています。

弟の榊昇平は頭部を布袋で覆われたその上から新田の顔面を殴りますが、新田は決して口を割りません。

 

するとドアをノックする音がして弟の昇平がドアを開けると尾藤が現れます。

兄の榊辰彦は、昇平が先日、尾藤と榎宅で会ったことを聞き、尾藤は新田の仲間であることを知り、面倒な展開になったと思います。

そして弟の榊昇平に尾藤を片付けてここを離れようと指示します。

 

昇平は尾藤を殴りますが尾藤は、私は話し合いに来た、その人を返してもらえないでしょうか、と言います。

昇平があっけにとられて油断をしたすきに尾藤は反撃し昇平の首を腕で固めて締め上げると昇平は失神します。

兄の榊辰彦は、抵抗してくるやつを相手にするのは本当に面倒だと…言います。

尾藤は榊兄弟に勝利をおさめ、新田を解放します。

 

第六話

加世子は父と打ち合わせを終え、帰る久文(片桐充)の背後から「榊・・・」と呼びかけます。

思わずハッとした久文(片桐充)は、振り返らず動揺を見せないように振る舞いますが、なぜ加世子は知っているのか?身辺調査をされたのかと心配になります。

そして榊兄弟に電話しても出ないので、これはまずい…何かあったのでは?と思います。

 

その頃、例の倉庫では榊辰彦と弟の昇平の二人は背中を向けるように椅子に座らされ縄で縛り付けられています。

そろそろ始めるぞという三上に尾藤はもう少し待つようにお願いします。

尾藤は佳世子に「22時に例の倉庫で」とのメールを送っていたからです。

 

すると加世子が現れます。

尾藤は、はじめましょうか?処刑の時間です!彼らが崩壊させた家庭は9件以上、死者は15名ですべて生命保険のために殺された、と言いながら大工道具のノミを榊昇平の肩に当て、金づちで打ち込みます。

そして、次はあなたの番です、と尾藤は加世子にナイフを渡します。

加世子はそれを遺族の女性に、あなたがやるのよ、と言ってナイフを渡します。

 

三上と尾藤は止めようとしますが、加世子は被害者が受けた痛みをこの世でそれを知っているのはただ一人彼女だけだと言って、ナイフをその女性に渡します。

 

遺族の女性は、自分の家族は交通事故で全員死んだこと、運転手の父からはお酒を全く飲めないのに大量のアルコールが検出されたこと。

事故とは関係ない無数の傷が検死の結果見つかったが家庭内不和による暴行跡、そして多額の借金からの生活苦により一家心中とされたことなど…やりきれない思いをぶちまけます。

そして、この場は被害にあった人のための裁きの場とナイフを榊兄弟に振りかざします。

 

場面は変わり後日、加世子は尾藤を高校の屋上に呼び出します。

加世子は、自分のルールに従って動く、誰の指図も受けない、これが朝食会に入る条件と尾藤に言います。加世子は朝食会に入る気になったようです。

尾藤は、あなたのような自分勝手な人は見たことがないというと、復讐なんてそもそも自分勝手なもの、と加世子は返します。

続けて朝食会という名前は野暮でセンスがないので優雅でエレガントな響きの名前、英語でブレックファストクラブにしたらと言います。

尾藤は、それに関しては私は何とも…と答え、1巻は終わります。

 

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朝食会 1巻の感想

朝食会1巻は榎加世子が「朝食会」に入るきっかけを高校生時代やそれ以前に遡り、解き明かしていく内容になっておりストーリーが巧みで、どんどんと引き込まれるように読み進みました。

暴力的なシーンも所々ありますが、全体を通して貫かれている朝食会の極悪犯罪の被害者たちの復讐を支援するというポリシーがあるので、うまく作品としてバランスが保たれていると思いました。

1巻を通して加世子が精神的に力強く成長していく様子がよくわかり、その点も興味深いでした。

 

高校のクラスの同級生2人からいじめを受けていた時は、何か投げやりな人生を斜に構えたような感じが少し感じられました。

しかし、高校の教師でもある尾藤を通じて朝食会のことを知り、自身の家にも榊一家の魔の手が及ぶにあたり極悪な人間の持つ嘘と悪意を感じるようになり、理不尽な思いをしている極悪犯罪の被害者の心の叫びに共感するようになります。

 

読み進むにつれ加世子の目の輝きが力強くなっていくように思われました。

ラストシーンの加世子が尾藤を高校の屋上に呼び出すシーンでは堂々としており、一皮も二皮も脱皮した力強い姿になっているのが印象的です。

今後のストーリーの展開、加世子の活躍が楽しみです。

 

 

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