バトル・ロワイアル 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
今年最後の修学旅行に行く予定だった城岩中学3年B組の生徒達は、突然バスの中で発生した睡眠ガスによって強制的に眠らされてしまう。
そして目が覚めると、そこには自称「先生」と名乗る男が現れ告げられた言葉は、最後の一人になるまで殺し合いをしろという内容であった。
それぞれ出席番号順に名前を呼ばれ、クラスメイトは戦いの場所である「沖木島」へ行く事に・・。
バトル・ロワイアル 2巻のネタバレ・あらすじ
第9話 桐山和雄<前編>
桐山和夫の友人である「沼井充」は家庭環境がとても悪かった為に、不良少年として育ちます。
小学生の頃から「一番喧嘩が強いのは俺だ」と周りのクラスメイトを力で押さえ込んでいました。
しかしそんな彼が中学生になると自分よりも強い先輩に出会ってしまいます。
そこで現れたのが桐山和夫でした。
彼は不良とはかけ離れた真面目な青年の見た目をしているにも関わらず、その先輩達をあっという間に倒してしまいます。
そんな彼を見た充はボスはこの人だと思うようになり、桐山和雄に対して「ボス」と呼び共に行動するようになります。
第10話 桐山和雄<後編>
プログラムが始まる前に、桐山からは「ここが島なら南の端で待っている」と書かれた手紙が回って来ていたのでそれに従い充は南の端に向かうのでした。
そんな桐山和雄は一言でいうと「天才」。
プログラムが開始される前では授業においても常にトップを維持していて、更に家は全国でもトップクラスにランクされている企業の社長の御曹司でした。
充はそんな彼だったらこの島を脱出しゲームを終わらせてくれると思ったのですが、反対に桐山はゲームに参加すると告げてしまい・・。
第11話 宝物
クラスメイトの「小川さくら」と「山本和彦」は、ごく普通のカップルです。
和彦がさくらの誕生日プレゼントを買いに二人で初デートをした時には、さくらが優柔不断な性格だった為にプレゼントが中々決まりませんでした。
さくらはその事で和彦に申し訳ない気持ちになります。
結局、日が暮れるまで決められなかったさくらは気持ちが爆発してしまうのですが、和彦は全く怒らず、それとは逆に今からでも間に合うと言ってくれて再度買い物を楽しみます。
その時に貰ったバッグが、今では宝物だと崖の端で和彦にお礼を伝えるさくらでしたが、そこに誰かの気配を感じてしまい・・。
第12話 現れた彼ら
秋也と典子は山の木陰で休んでいたのですが、突然何者かの気配を感じその場所へと行くとただの子猫でした。
そんな子猫を見て二人は笑いながら、緊張の中で少し心が癒されます。
しかし子猫と遊んでいると、突然クラスメイトの「大木立道」が二人に襲いかかろうとして、秋也は必至の説得に入ります。
しかし立道はこのプログラムに参加しており、まともな判断が出来る状態では無くなっていました。
その他にも次々と参加しているクラスメイトが現れてしまい、秋也と典子はパニックになってしまいます。
第13話 川田省吾
プログラムに参加しているクラスメイトからの攻撃を無事救ってくれたのは川田でした。
そこで川田は秋也に対しゲームに参加している者を甘く見るなと言われてしまいますが、秋也は説得をすればなんとかなると強く反論します。
そんな様子を傍で見ていた典子は川田に対し、希望を持って信じあえば大丈夫だと秋也から教えてもらったと強く発言します。
それを聞いた川田は過去の自分に起きた出来事を思い出し、そして二人と共に仲間を増やす方向でゲームを進めていくのでした。
第14話 悪夢
秋也は典子に見守られながら木陰で仮眠をとりますが、そこで恐ろしい悪夢を見てしまい典子から心配されます。
その後、川田も合流し、誰か他のクラスメイトが来るのをすぐに察知できるように木の枝には些細なトラップを掛けるのですが、それを見た秋也と典子は手際の良さにビックリしてしまいます。
しかしそんな時、ある放送が島全体に流れ出します。
それはゲームの犠牲者となったクラスメイトの名前の報告と、次回の禁止エリアとなる場所の報告の放送でした。
第15話 条件
そんな中、プログラムに参加しない派の「北野雪子」と「日下友実子」は二人で話し合った結果、高台に上りメガホンでクラスメイトに殺し合うのはやめてと叫ぶ事を決めました。
二人は幼馴染であり友実子はボーイッシュで正義感の強いタイプの女の子で、反対に雪子は優柔不断な臆病といった真逆の二人でした。
そんな彼女達は過去に秋也に対して深い思い出がありました。
学校で調理実習の際にある事がきっかけで雪子が泣いてしまいます。
それを見ていた秋也は皆の前で笑いを取り、場を和ませるといった出来事を二人は照れながら話していました。
そして決意を固めた二人はクラスメイトに呼びかけをするのでした。
第16話 正しいこと
呼びかけを聞いていた秋也と典子は、その手があったと大喜びし二人がいる高台まで行こうとしましたが、傍に一緒にいた川田に自殺行為だと猛反対されてしまいます。
そして秋也と川田の意見が食い違ってしまい言い争いになってしまうのですが、二人は正しい事をしていると強く言った秋也はその場に行こうとします。
しかしそれよりも先に、秋也の前に訪れたのは桐山和雄だったのです・・。
番外編 エネルギー
ここではクラスメイトの中川典子が主役となった過去の話になります。
ごく普通の女の子であった典子は友達と共に野球部の応援をしていたのですが、試合の状況はマズイ状態でした。
二年生である男子がトンネルしてしまい、監督からはこの試合が負けると退部と言われてしまいます。
そんな中空気を変えようとしたのが秋也であり、典子は一目惚れしてしまいます。
そして秋也がいる施設にも足を運ぶようになり、典子は前向きな秋也に対して更に惚れていくのでした。
バトル・ロワイアル 2巻の感想
恐ろしいゲームの始まりと化した2巻では、新たなクラスメイトのお話や秋也の葛藤などが多く描かれています。
最初に出てくる沼井充と桐山和雄の話では、彼らの出会いから友情の深さなどが書かれています。
充はそれまで自分が一番だと思っている所に突然現れた桐山に対し態度を一変させ、従順になります。
しかし桐山は出会った頃から無表情で口数が少ない事が特徴であり、一方的に「ボス」として扱われていたのが漫画の中では印象的でした。
そして一番の見どころは、やはり秋也と典子の二人は未だにゲームに対して参加出来ずに他のクラスメイトを集めようとする場面だと思います。
その中でも一緒にいる事を誓った川田は、そんな甘い考えだと生き残る事は不可能であると強く言うシーンがとても考えさせられました。
実際にこのようなゲームが始まると考えたら、自分だったら間違いなく冷静な判断が出来なくなると思います。
そして殺し合いをしないにしても、どうやって相手を説得させるかなど悩みは尽きません。
そんな中で川田の冷静な判断はとても適格だったと思います。
川田の過去が少しだけ描かれているシーンがあるので、それを見たら分かる方には分かると思うのですが、川田にも守るべきものが過去にはあったのです。
それは後に描かれてくるので、3巻以降も見どころ満載の漫画になっています。
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