『だってまおうさまは彼が嫌い』 3巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
前巻では、愛を深めた眞王と神子。
今巻ではどんな二人を見ることができるのでしょうか。
また、サブキャラクターの活躍も必見です。
『だってまおうさまは彼が嫌い』3巻には11話から15話までが収録されています。
だってまおうさまは彼が嫌い 3巻のネタバレ、あらすじ
第11話『好き』
神子と眞王はいつも通り、征服行為に及んでいました。
ラブラブな雰囲気でしたが、眞王は神子のことを好きだと頑なに認めません。神子が部屋を去ったあと、眞王は無理矢理付き合っているだけだと自分に言い聞かせました。
麻道は、眞王の自宅に訪れます。
要と麻道が雑談をしているときに眞王が帰宅しました。
3人は、先代や征服の話をし、盛り上がります。しかし、眞王は、要と麻道の認識の違いのことを忘れていました。
麻道に真実を知られてしまったと焦る眞王でしたが、更に衝撃な事実を麻道は口にします。
麻道は眞王に恋愛の話を説きました。急な話に、眞王は戸惑います。そんな眞王に、麻道がとある作戦のアドバイスをしました。
神子に想いを伝えることに成功した眞王。2人は、長く抱きしめあうのでした。
眞王は、昨日の神子とのやりとりを思い出し、悶々とした気持ちで外を歩いています。それを見ていた神子の母は、不敵に微笑みました。
第12話『酔い』
神子の喜ぶことをしようと悪戦苦闘する眞王。しかし、いまいち手応えがなく焦るばかりです。
眞王は、依頼である買い物代行をこなしていました。そこに麻道が現れます。
そこで、虜作戦が停滞していることを麻道に伝えました。
麻道に話を進めていくうちに、「征服活動」にかかる費用は経費扱いできることを知った眞王。
これをチャンスだと考え、神子を食事に誘います。
常に金欠である眞王が奢ると言ったことに疑問を感じた神子でしたが、断る理由がないため誘いを受け入れることにしました。
食事当日、高級ディナーに行くことになったため、眞王はスーツを着用することになります。
気合が入ってるようで恥ずかしいと感じた眞王でしたが、神子も正装を着用していました。
思ったより楽しみにしている様子の神子を見て、嬉しさと恥ずかしさを感じます。
そして、2人は店に入って行きました。
食事を楽しむ2人。すると、神子が、飯の後に話があると眞王をホテルのバーに誘います。
バーにて、神子が席を外すと、とある女性が眞王の目の前に現れました。
眞王は、その女性が男に絡まれているところを助けます。
すると、お礼に酒を奢らせて欲しいと言われます。
言われたままに酒を飲んだ眞王でしたが、体に変化が訪れます。
第13話『ホテル』
酔いが回っている眞王。神子の腰に抱きつきながら、ホテルのロビーを移動します。
念のため、神子はホテルの部屋を予約していたのです。
一方、要は聖と共に車内にいます。要が神子や聖の母である先代が、眞王に興味を抱いてることに気づいていました。
聖は兄だけでなく母にも夢を見ています。それを見て、要は苦笑しました。
そんな時、神子から連絡が来るのでした。
第14話『先代』
無意識に「好き」と言ってしまい、眞王は神子と顔を合わせることができません。
そして、今更一緒にベットにいるだけで緊張していることに気づきます。
恥ずかしさを誤魔化すために、いつも通りに振る舞おうとしますが、神子はまだ寝ていました。
目覚めた神子でしたがとても不機嫌で、朝から煙草を吸っています。
その理由がいまいちわからない眞王は、要に相談をしました。
神子の先代である百合子に会うことになった眞王。
話に花を咲かせる2人ですが、眞王は筋弛緩剤のようなものを飲まされたことに気付きます。
第15話『親子』
神子と百合子は起き上がることができない眞王を置いて、口論をしています。
眞王を巡って会話は繰り広げられますが、自分の意見を無視されていることを悟った眞王は、本音を言うのでした。
その後、2人きりなった時に神子は驚きのことを告白します。
だってまおうさまは彼が嫌い 3巻 感想
中身が濃く、とても満足感のある巻になりました。
話の展開や各キャラクターの深い描写などがあり、とても良かったです。
特に今巻で注目したいのは、神子と聖の母で勇者の先代である百合子でしょうか。
KNGホールディングスの相談役を務め、今回のストーリーに大きく関わっている人物です。
彼女の行動には、神子のような強引さがあり、親子は似るものだなと思わず笑ってしまいました。
また、彼女と眞王の先代である祖父との話も印象的でした。
先代と先代の間にも様々な事情があると知ることができ、面白かったです。
そして、前巻に引き続き麻道や要、聖も登場します。
前巻で、兄を神聖視していることがわかった聖。
兄以外の家族にはどのような思いを抱いているのだろうと気になっていたので、とてもスッキリしました。
麻道は、前巻と変わらず眞王にアドバイスをする役割、要は眞王に相談されるという役割を果たします。
敵同士である魔王家の従兄弟と、勇者家の従兄弟の2人ですが、序盤に絡んでいる場面を見ることができて嬉しかったです。
更に1巻から変わらず、絵も美麗で読んでいてとても楽しいシリーズでした。
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