怪獣8号 12巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
怪獣12号との刀戦に苦戦する保科は、負けるわけにはいかないと繰り出したのは二刀から持ち替えた一刀。
保科は一刀式に対応出来ていない隙を付いて核を狙いにいきます。
しかし、怪獣12号は一刀式に対応して保科の攻撃を防ぐのでした…。
怪獣8号 第12巻 には第90話から第97話までが収録されています。
怪獣8号 12巻のネタバレ、あらすじ
第90話 斬り砕くのみ
刀だけは負けるわけにはいかない。
普段の二刀式から一刀式に切り替えた保科は、自分に言い聞かせるようにそう思います。
保科は射抜きざまに一閃を怪獣12号に浴びせると、一刀式に対応出来ていない隙を付いて核を狙いにいきます。
しかし、怪獣12号のそこには核はありませんでした。
ならば、斬り続けて核の場所を探すだけと、怪獣12号を斬り刻んでいきます。
首に核を見付けた保科はそのまま狙いを定め撃ち込みますが、遂に怪獣12号は一刀式に対応して保科の攻撃を防いでしまいます。
それならと、技の掛け合わせで攻撃を繰り出す保科。
怪獣12号の腕を落とし、懐が空いたところを抜刀で狙いをつけたその時、向かい合った怪獣12号も保科と同じ構えをするのでした。
保科は怒りを覚えそのまま刀を抜こうとした時、防御をしろと怪獣10号に言われるのでした。
第91話 楽しもうぜ
防御だと言われ怪獣12号の抜刀の一撃を喰らってしまった保科は、稽古で兄に勝てなかったことを思い返します。
死物狂いで磨いてきた技を物まねに負けるわけにはいかない。
飛ばされた壁から這い上がる保科でしたが、それを怪獣12号は上段から振り抜きました。
斬られてしまったと思った保科は必死で刀を掴もうとしますが、掴むことが出来ないと思った瞬間…、先程の攻撃を防いだと自慢気に言う怪獣10号の声で我に返ります。
斬られたのは怪獣10号スーツの尻尾だったのです。
次はどうすると言う怪獣10号に、保科は言います。自分達の攻撃に打つ手がないと。
そんなことは関係ない。強い奴が目の前にいるのだから最後まで楽しもうと怪獣10号は言うのでした。
第92話 楽しむぞ
やめたくないのだから、好きなことをして楽しもう。そう怪獣10号に言われた保科。
保科は稽古で兄に何度も負けたのにも拘わらず挑み続けたことや、防衛隊に入ることを止められても諦めなかったことを思い返します。
何かしらの理由を付けていた事ではなく、ただ、刀を振ることが楽しいからなのだと保科は気付きます。
それと同時に怪獣10号との同調率が上がらなかった理由も分かりました。
保科と怪獣10号の原動力となるものが、お互い揃っていなかったからだったのです。
保科と怪獣10号の原動力が揃ったことで、解放戦力値が急上昇し遂に100%となります。
それでも直ぐに順応してくる怪獣12号に対して、チャンスは一度だと思われましたが、保科と怪獣10号は楽しんでいこうとしていました。
第93話 結局僕は繋ぎ役が性に合っとるようやな
同調率100%でも、怪獣12号を倒せるチャンスは一度しかない。
保科も怪獣10号もそれは分かった上で、保科が立てた作戦を実行します。
怪獣12号を倒すためには、保科と怪獣10号の動きが怪獣12号の予想を超えなければなりません。
一刀で斬り込んだ保科は怪獣12号の後に廻ると、両手と尻尾に刀を握りました。
三刀で繰り出した技でもトドメはさせないことは分かっているので、そこまでは核を露出させることを目的とし、本命とばかりに新技を繰り出し、露出した怪獣12号の核を一突きする保科。
すると、怪獣12号の尻尾がそれを防ぎます。
しかし、それはトドメの一撃ではなく、保科の怪獣10号スーツから切り離された尻尾が、怪獣12号の後ろから核を一撃するのでした。
第94話 兄の威厳を示しに行こか
核を貫かれた怪獣12号は、それでもなお向って来ようとしていました。
腕を振り上げ倒れる怪獣12号。
保科はその闘志は見事だと認めます。
防衛隊に保科が怪獣12号を討伐したことが伝わり、第6部隊の隊長をしている保科の兄にも伝わります。
部下から弟に労いの言葉でも掛けてあげたらいいと言われた保科隊長でしたが、稽古の度に煽り続けていたので嫌われたらしく音信不通だと苦笑いするのでした。
怪獣12号を保科が倒したので、残る識別クラス怪獣は立川方面に現れた怪獣14号となりました。
怪獣14号は空を浮遊し瞬間移動をしながら辺りを破壊していました。
瞬間移動するため怪獣14号には対大型怪獣固定電磁砲は使えません。
亜白は狙撃部隊と地上部隊に狙撃ポイントまで誘導するように指示を出し、必ず自分が倒すと鼓舞するのでした。
第95話 亜白隊長がいるから
必ず自分が倒す。自らに言い聞かせるように発したその言葉は、亜白が防衛隊に入隊してから今でも、不安で押し潰されないためのものでした。
カフカと一緒に受けた入隊試験では、カフカの連続不合格に対して亜白は一発合格。
亜白は入隊後すぐに砲撃の適正数値が他の誰よりも高く、防衛隊での期待度は相当なものでした。
亜白が電磁砲を構えて待つ狙撃ポイントまで怪獣を誘導する時の犠牲を無駄にしてはいけないという思いが押し寄せる中、確実に狙撃することが使命でした。
怪獣14号が狙撃ポイントに誘導されてきます。
亜白が狙いを定めた時、怪獣14号がそれに気付き亜白へ砲撃してきます。
白い煙の中から現れた亜白から放たれた砲撃は、怪獣14号を貫きます。
第96話 仕上げに入ろうか
亜白が怪獣14号を倒したことで、全ての識別クラス怪獣を討伐した防衛隊は歓喜に包まれます。
しかし、それも束の間、怪獣9号が防衛隊のドローンを捕まえ通信をしてきました。
怪獣9号は自分が作った傑作を、思いの外早く倒されてしまったが、それでも自分の想定内だと言います。
後は、今まで何度も自分が作った作品を、凄い力で破壊してくれた防衛隊の中でも特筆すべき力を奪うだけだと言います。
そして、現れた白い怪獣14号が開きその中へ入って行くと、先程亜白が倒した黒い怪獣14号の中から亜白の目の前に出て来たのでした。
第97話 そこをどけぇぇぇぇ!!
討伐した怪獣14号の中から亜白の目の前に現れた怪獣9号。
カフカを始め鳴海や保科たちは慌てて亜白が居る立川へ向い走り出します。
四ノ宮長官の時と同じく怪獣9号に取り込まれてしまうのを止めなければなりません。
怪獣8号へと変身したカフカが全力で移動しようとしたその時、こちらには来られないと怪獣9号が言います。
すると、広範囲の空から多数の新たな怪獣が現れたのでした。
それは全て大怪獣クラスだと識別されました。
先程までの識別クラス怪獣の討伐で疲弊した防衛隊には殆ど余力がありません。
亜白の所に行かなければ。そう思う怪獣8号へ向けて、新たに現れた怪獣たちが一斉に砲撃して来るのでした。
怪獣8号 12巻の感想
保科の兄は保科家の完成品と言われていて、自分は兄の出来損ないだと思っていた保科でしたが、自分の二刀式で太刀打ちできなかった怪獣12号に、一刀式で挑みました。
保科の中で一刀式は完成品と言われた兄のものだから、それを用いて負ける事は、兄の尊厳を貶めることになりかねないため、絶対に負けてはいけないと思っているところがあったのでしょう。
しかし、対保科戦用に作られた怪獣12号は保科のそれを上回り、保科はピンチになります。
ですが、保科の装着している怪獣兵器と化した怪獣10号は思いつめた保科の気持ちを崩すように、刀を振ることがやめられない理由は楽しいからじゃないのかと言います。
修行や防衛隊の中で、どんなに打ちのめされても刀を手放さなかった保科自身がそのことに気付かされた後は、伸び悩んでいた怪獣10号との同調率も上がります。
そして、本当の意味で一心同体となり、遂に怪獣12号を倒すことが出来ました。
怪獣10号に反発していた保科でしたが、怪獣10号によって固められていた心の鎧がはがされ、解放されたからの勝利だったのかもしれません。
亜白の方といえば、防衛隊に入隊する時に一緒に頑張ろうと言われたカフカが試験に落ち、一人心細い中で砲撃の素質があるからと認められます。
自分が構え、ただ待っている砲撃ポイントまで怪獣を誘導する隊員たちが犠牲になっている様子を亜白は見てきて、絶対に仕留め損ねてはいけないのだというプレッシャーに晒されてきました。
隊長となった今でもそれは変わらず、それが原動力となって討伐してきたので、怪獣14号も確実に仕留め上げました。
カフカが隣にいないことに、亜白は討伐する度にカフカに対して嘘つきと思いながら撃っていた事は、カフカは知らないのでしょう。
今後はそう言われないくらいになれたらいいのでしょうけど。
さて、遂に怪獣9号が現れました。
奴の狙いは亜白を取り込むことのようですが、果たしてカフカは亜白を助けに行けるのでしょうか。
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