裏世界ピクニック 12巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
閏間冴月に導かれた裏世界で、遂に邂逅することになる空魚達は、冴月へと駆け寄るも異様な雰囲気に取り込まれます。
今まで見えていた事を隠してきた事がバレ、鳥子への罪悪感を抱く空魚ですが、鳥子を冴月から救えるのか?
そして冴月に駆け寄り、さらなる深淵へと導いて欲しいと懇願する、るなの声に冴月はどんな反応を示すのか?
裏世界ピクニック 12巻には第62話から第67話、間章が収録されています。
裏世界ピクニック 12巻のネタバレ、あらすじ
第62話 ささやきボイスは自己責任Ⅸ
冴月がそこにいるのかと訊ねる鳥子の問いに、必死に違うと、いないと言うも、鳥子に嘘を突いていると見抜かれてしまう空魚は、ついにバレてしまったと動揺します。
なんで今まで見えていたのに、見えていないと言っていたのかと、冷たい鳥子の言葉が空魚の胸に突き刺さります。
騙したつもりはなく、異様な冴月の存在を傍にいると伝える事が出来なかった空魚は、鳥子を連れて行かれないかと、その不安で彼女に伝えれなかったのです。
しかし嘘を付いたことに変わりはなく、言葉を詰まらせていた時、冴月はすぐ傍へと近づいていました。
そして掌から取り出した銀の立方体から放たれた光に包まれてしまいます。
第63話 ささやきボイスは自己責任Ⅹ
冴月によって裏世界へと連れ込まれてしまい、鳥子と小桜はそのまま意識を失い、空魚もそのまま意識を奪われそうになるも、るなの母親による抵抗によって僅かな隙が生じます。
意識を取り戻した鳥子と小桜に呼びかけ、薄く開いたゲートから裏世界からの脱出を試みる空魚。
そして、るなに声をかけ、彼女に逃げるように促すも、既に冴月によって異形に変えられかけていました。
口が裂け、だらしなく舌を伸ばし、かつての愛らしい容姿を失ったるな。
戦慄の光景の中で茫然としていた中で、鳥子は空魚にゲートに向かって走るように言います。
今は冴月から逃げなければいけないと、ただゲートへと向かう空魚は小桜を抱きかかえ、ゲートを潜ろうとするも、冴月に髪を引っ張られてしまいます。
慌てて鳥子に手渡されたナイフで髪を切るも、冴月と目があってしまう空魚。
意識を冴月に飲まれてしまいます。
呼びかける鳥子の声も届かない空魚・・・、冴月の魔の手から逃れられるのでしょうか?
第64話 あの牧場の件Ⅰ
潤巳るなを率いるカルト集団は指導者である、るなを失い壊滅してしまいました。
汀と鳥子によって残党を一人残らず捕え、DS研の医療施設にて彼女の洗脳を解いていく空魚と鳥子の活躍により、るなの信者達は洗脳を解放されていきます。
しかし解放された事で困惑や動揺を隠せず、悲鳴をあげて頭を抱えるものなど、多数が操られていたとはいえ…、自分がしでかしてしまった事に罪悪感を抱き、嘆いていました。
るなに操られた際に大切な家族や知人を裏切ってしまった人もいるのだろうと、取り返しの付かない喪失感に苛まれる人々を見ながら、空魚はかつての祖母と父親の事を思います。
もしあの二人も洗脳が解ければ、修復するチャンスはあったのかと考えるも、それはもう意味がないことだと払拭します。
そしてるな達のカルト教団の本拠地である牧場を調べる事になった空魚達は、山奥にある牧場へと向かいます。
第65話 あの牧場の件Ⅱ
DS研と深い関わりのある民間軍事会社トーチライトの面々と共に、るなのカルト集団の本拠地として使われていた牧場へと赴いた空魚達。
そこは実話怪談で有名な山の牧場と呼ばれる場所でした。
使用されたことのない牛舎に、助けてと書かれた部屋など、まるで怪談に出てくる牧場のような施設に、空魚はある結論を出します。
この施設は裏世界に通じる道を造るために用意された施設である、と。
現にゲートは開設され、裏世界で変異した人間の収容する施設なども設けられた形跡も在り、るなの試みた裏世界の接触の跡が見受けられました。
ここは既に接点となっていると、警戒心を持つ空魚。
はたしてこの牧場には何があるのでしょうか?
第66話 あの牧場の件Ⅲ
第四種と呼ばれる裏世界に接触し、変異した人間が牧場内にいると警戒する事になった空魚達。
そんな中で通路の先に怪異となった男性らしきナニカが、咆哮を上げて威嚇してきます。
すぐさまPMCと共に銃弾を放ち、怪異となったナニカを沈黙させます。
聞き取れない言葉を幾つか呟きながら、息絶えるナニカに戦慄を覚える空魚と鳥子は、この牧場で何が起きていたのかと、改めてるな達の行為に戦慄を覚えます。
第67話 あの牧場の件Ⅳ
今後、牧場をどうすべきかと悩む中で空魚はここの管理をすると申し出て、暫定的ながら牧場の管理人となってしまいます。
早速にゲートを開けて裏世界へと向かうと、そこは今までに見たことのない場所に通じるゲートだったのです。
使えそうなゲートは計6個と、今後の事を考える中で空魚は鳥子に問いかけます。
なんで裏世界に行くのかと。
探すべき冴月はもはや人の存在ではなくなっていたのなら、目標はもう失われたと同じ。
それなにのなんで裏世界に行こうとするのか?
その問いに鳥子は答えます。
空魚と一緒にいたいからだと、これからもずっといたいという彼女の言葉に、これからも宜しくと伝え合いました。
間章 あの夜のフラッシュバック
無事に裏世界へと戻ったお祝いに、焼き肉屋に行くことになった鳥子と空魚は、小桜と共に焼き肉屋で打ち上げをする事になりました。
生きるか死ぬかと冴月との遭遇で疲弊した心と体を満たしてくれる肉の味に包まれながら、安堵する空魚達。
小桜は、そのように無事に食事を味わえる事に安堵していました。
これから考えなければいけないことは沢山ありましたが、今は、三人の食事を楽しもうと意識を食事に向ける小桜は、生きて戻れたことを喜んで肉を食べます。
裏世界ピクニック 12巻の感想
今巻は鳥子と空魚の仲がさらに深まっていく感じで良かったですね。
しかし、はるなが衝撃的な最後を迎えてしまうなど、改めて裏世界の恐ろしさが解ったような気がします…。
それにしても冴月は一体何を考えているんでしょうか?
完全に裏世界の住人になったとは言え、やることが常軌を逸していると言える程、あまりにも恐ろしい事をしでかしていますね。
やはりアレは冴月であって冴月ではないナニカと考えるべき何でしょうか?
一体、裏世界には何があるのかと気になるばかりです。
さて今巻は山奥の牧場と、また怪談で恐ろしい場所が出てきましたね。
最近、山奥で見つかったとされる如何にもな場所…、動画でも取り上げられていた不気味な場所ですよね。
アレは本当にナニカでそうな雰囲気があった場所でした。
そこをまさか裏世界の入り口にしていたとはと、るなの恐ろしさが改めて解った気がしますね。
今後とも裏世界に関わる何らかの悪意が出てくるのではと気になるばかりです。
その気になれば裏世界で得た怪異とかを持ち込んで、悪事を働くことも可能ですし、何か変な事をしでかさない団体や個人の登場なども懸念しておかなければいけませんね。
鳥子と空魚の二人にも何らかの悪意が向かないかと、今後の展開が気になるところです!
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