彼方のアストラ 3巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
ケアード高校の惑星キャンプ一行は第3の惑星アリスペードに到着する。
そこは水と食料が豊富で楽園の様な惑星で一行は楽しむ。
ルカとウルガーは釣りをしながら話を弾ませるが、ウルガーの態度が急変してしまい・・。
彼方のアストラ 第3巻には#19話から#28話が収録されています。
彼方のアストラ 3巻のネタバレ、あらすじ
#19 失踪宣告
カナタ達のケアード高校惑星キャンプ一行が遭難して40日余りが過ぎた頃、保護者達が集まり今後の事について話し合いがされています。
捜索が打ち切られ1ヶ月が過ぎたことでウルガーの父親でケアード高校の教頭が失踪宣告の手続きをしようと発言するのでした。
他の保護者も同意します。ただアリエスの母親を除いては・・。
その頃、カナタ達一行は第3の惑星アリスペードに到着していました。
そこはまるで楽園の様な惑星で、リゾート気分を満喫しているのでした。
#20 リゾラバ
惑星アリスペードはほとんどが海でようやく見つけた島に着陸することが出来ました。
この惑星では水は陸地の湖から、食料は鳥と魚が取り放題。
森は危険生物は見当たらず美味しいフルーツが実り、まさに楽園そのものでした。
そんな中、女の子達は恋バナで盛り上がります。
キトリーはアリエスの好きな相手はカナタで、告白するのかしないのかと、たきつけるのでした。
アリエスは勇気を振り絞りカナタに彼女は居ないのかと問いますが・・。
#21 刺客
ルカはウルガーと釣りをしながら、グイグイと話を仕掛けていきます。
そのうちウルガーは自分の事を話始めました。
お兄さんを失い自分は一人だ、というウルガーに、ウルガーがどう思おうが皆は友達だと思っていると、ルカは言うのでした。
友達ならフルネームを覚えて欲しいと、ルカは自分のフルネームを告げますが、そのとたんウルガーの態度が急変するのでした。
#22 復讐
ウルガーはルカに銃を突きつけ、ルカの父親に自分と同じ目に合わせてやると、自分の過去を話始めます。
お兄さんはジャーナリストで亡くなる直前にルカのお父さんの事を探っていて、何か危険な事に関わってしまった、と話した後に亡くなりました。
数日後に控えた弟(ウルガー)の誕生日プレゼントを渡すつもりの人間が自殺するはずがないと、自殺に見せかけ殺されたんだと告げるのでした。
しかし、ルカは自分を殺しても意味がないとウルガーに告げ、証拠を見せるというのでした。
#23 共通点
突如、大きな地震が起こった惑星。
揺れが収まった後、ルカが自分を殺しても意味がない理由を話し続けます。
自分はインターセクシャルであり、養子であること。
その事からルカの父親の興味は自分ではなく弟に移ったことを告げると、ウルガーは向かわせる場所を失った悔しさを叫ぶのでした。
丁度その時、先ほどの地震の影響と思われる大きな波が迫ってきました。
#24 大津波
急いでアストラ号に乗り込み浮上させる事が出来ましたが、船から遠い波打ち際に居たルカとウルガーは波にのまれてしまいました。
水面ギリギリで飛行しタラップの上からルカとウルガーを探すカナタ。
その頃、何とか木の枝につかまっていたルカはウルガーを見つけ手をつなぎますが、ウルガーは自ら手を離してしまします。
その時、ウルガーの目の前にカナタが飛び込んでくるのでした。
#25 疑惑
カナタによって無事助けられたウルガーとルカ。
ウルガーはルカを殺そうとした事、ルカの秘密を暴きメンバー全員が知る事となったことを謝りました。
ですが、ウルガーのお兄さんが殺された理由として、今回の遭難事故に関わるような情報を掴んでしまったのではないかと予想する一同でした。
船内での雑談中にシャルスの話題になり、学校で同じ生物の授業を取っていたアリエスが、シャルスを見た事が無いと。何か隠してしているのではないかと疑いを持つのでした。
#26 家族
映像記憶能力があるアリエスが授業でシャルスを見た事がないという事から、事情を説明するように要求されたシャルス。
自分は転校生であり自分の事を話さなかったのは、出身地や家の事に話が及ぶことを避けたかったからだ。と言い、みんなに嘘はつきたくないと話し出すのでした。
出身はヴィクシア王政地区で貴族だということ。そして、転校するに至った悲しい出来事を伝えるのでした。
#27 航行不能
第4の惑星イクリスに到着した一行。
しかし、惑星の片面は常に太陽に面し、反対側は常に宇宙の闇に面する過酷な環境と分かり、水や生物が生存している場所が限られ、その地点への着陸を試みることにしました。
惑星の太陽面と宇宙面の境界付近は熱い空気と冷たい空気のぶつかり合いで激しい嵐となっていて、いつ突風がきてもおかしくない状況。
そんな中、なんとか地上付近までたどり着きますが、大きな飛行生物が飛び、非常に高い木が生育しているのでした。
どうやら高い木は飛行生物を捕食する食中植物であることが分かります。
アストラ号もそれに捕まり辛くも逃れることが出来たと思った矢先、操縦系に異常をきたし不時着するのでした。
#28 絶望
不時着したアストラ号は損傷個所が酷く、宇宙航行が出来ない状態になってしまいました。
自分たちの暮らす惑星への帰還が絶望的となってしましった一行。
帰還不可能となってしまった絶望の中、それでも生きていくためにと食料採取にと取り掛かかります。
その時、崖の向こう側に何かがあると、フニシアが見つけるのでした。
それはもう一つのアストラ号でした。
彼方のアストラ 3巻の感想
宇宙にて遭難してから1ヶ月以上が経ち、捜索打ち切り後の保護者達は失踪宣告、つまり生存は絶望と判断してしまいますが、アリエスの母親だけは生存の可能性を信じ続けます。
その頃、リゾートな惑星ではウルガーとルカの父親との因果関係からルカを殺そうとするウルガーでしたが、ルカもウルガーも親に見放されたという同じ境遇により殺すことが出来ません。
そして、憎しみの方向を別の別の道へと変え、これからはみんなと一丸となり母星へ無事帰還することにします。
ウルガーの身の上が分かり、更にメンバー同士の絆を深めようとする中、自分の事を話したがらないシャルスに新たな疑惑が浮かびます。
半ば強制的ではありましたが疑惑を晴らすために語られた内容はとても悲しい出来事でした。
シャルスの悲しい過去を知ることとなったメンバーはより一層団結していきます。
それとともに何故このメンバーが選ばれたのか未だ分からないまま、旅は続く・・と思われた矢先。
ついにアストラ号が航行不能になってしまいます。
修理することも叶わず、このままたどり着いた惑星イクリスで終わってしまうのでしょうか。
そして、惑星イクリスに何故、もう1機のアストラ号が存在するのでしょうか。
次巻のお楽しみです。
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