アンデッドアンラック 17巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
不可避の前能力者から否定能力が無くなったことを知った風子。
ボクシングの試合中にボイドに能力が移ることを確信し、何とかボイドとの試合をすることに。
先制攻撃をするも追い詰められてしまう風子は…。
アンデッドアンラック 17巻 には第143話から第151話までが収録されています。
アンデッドアンラック 17巻のネタバレ、あらすじ
第143話 You can’t avoid this!
ボイドとボクシングの試合をすることになった風子。
リング上ではセコンドに付くニコやイチコやジーナが、まともにやっても勝ち目はないから、ボイドに触れて不運を付けまくるように言います。
試合が始まると、最初にボディーを拳法の技で打ち込んだ風子でしたが、その後はボイドのラッシュに見舞われます。
不運が起きないのではなく、ボイドの最後の試合だからと風子は素肌で触れなかったのです。
当然ながら追い詰められる風子。
そして、ついにボイドに不可避の能力が発現するのでした。
第144話 Next Ring
否定能力である不可避が発現したボイド。
それを確認した風子は、ここからは否定者ボクシングだとボイドに告げました。
試合をしながら否定能力について説明する風子。
実際に自分の身に起きている事を感じるボイドは、風子の言った「最後のボクシング」の言葉の意味が理解出来ました。
否定者ボクシングをする二人が何故か楽しそうに見えるニコ達。
次第に不運にも対応してきたボイドでしたが、風子の不運で最後には相討ちとなりました。
クエストリザルトまで時間がなかった風子達は、試合の余韻も無いままボイドを連れてユニオンに戻るのでした。
第145話 IN THE WAR
クエスト報酬であり、風子が求めていた古代遺物リメンバーの所在がわかったところで、リメンバーについて皆に説明した風子。
風子はリメンバーを使えば以前のループでの知識や経験値が皆の糧となる。
強くなれる代わりに、以前のループで神に負けた悲劇を知ることにもなるので、リメンバーを使うか否かは、メンバーとなった皆に聞いてから決めたいと言います。
しかし、リメンバーがある場所では紛争が起きていて、しかもそこには、かつてのアンダーのメンバーである、ビリー、テラー、クリードが居るのでした。
第146話 三參花
リメンバーを確保するために、紛争に割って入り戦争を止めるための[第三の勢力]を作るために、更にメンバーを増やす事にした風子達。
UMAを不抜の能力で押えていた友才を救い仲間に入れると、次は不壊の一心を勧誘に行きます。
風子たちが出会った一心は、前のループの一心の祖父で、始めは仲間になることを断ります。
しかし、孫が風子と一緒に戦っていたことを知ると、仲間になることを引き受けます。
そして次は、逃げる不可視の能力者を皆で捕まえてしまいます。
第147話 RUN-IN
紛争地帯では、ディスクと呼ばれる古代遺物を狙っている側にビリーとテラーが居ました。
ビリー率いる傭兵部隊が引き受けたのは、戦争に勝ち古代遺物を見つける事だったようです。
ビリーは戦利品として古代遺物を手に入れ、自分達が抑止力となって戦争を減らしたいと考えている様子。
テラーが監視をしていた時、敵が自分たちのキャンプ方向へと向かっている事に気付き、キャンプへと通信をしようとします。
しかし、その時、テラーは否定能力である不通が発現してしまい、一切連絡が出来なくなってしまうのでした。
第148話 三番目の犬
キャンプを襲った戦車の砲撃を防いだ風子たちは、戦車の動き止め、小さな不運を与え、砲身を圧し折り戦車を使い物にならなくしました。
その隙にキャンプに居た負傷者たちを避難させると、先程の戦車をエサとしてクリードが攻撃してくるのを待つことにしました。
予測通り、風子たち目掛けて攻撃をしてきたクリードは、そこで否定能力が発現するのでした。
弾を打ち尽くしたら引き上げると言われていたクリードは、不減の能力のために弾が減る事が叶わず、戦地からの引上げを撤回されてしまうのでした。
第149話 You see me now?
不可視のショーンはこの戦地に来たことを後悔していました。
クリードが不減の能力で弾切れを起こすことなく撃ってくる状況から逃げようと、不可視の能力で透明になったものの、エンブレムを自分の物として認識していなかったのでバレてしまいました。
今度は降参すると出て行くもクリードの機嫌を損ねて失敗しました。
それでもショーンを守ろうとする風子たちに心を開き、協力することでクリードを止めることが出来たのでした。
第150話 No more war !
目を覚ましたクリードは、何がどうなっているのか風子に聞こうとしますが、空からの絨毯爆撃に自分達が捨て駒である事に嘆き、部下達を気遣いました。
しかし、風子たちによって保護された事を知ると、ディスクを奪うことに協力すると言いました。
一方、ビリーはテラーの身に何かが起きたことと、風子達の出現が関係していると思い、風子たちの所へ向います。
風子たちは更なる空からの攻撃に、クリードが足止めを買って出てくれたことでディスクを奪取することが出来たのでした。
第151話 Horizon
ディスクを手に入れたことで、紛争はなくなりました。
風子は、ずっと考えていました。ビリーがどうしたら裏切りのない仲間になってくれるのかと…。
ディスクにしがみついていたビリーのところへ行った風子は、その事をビリーに話します。
ビリーは自分の事だとは分からずでも、自分ならそうするであろうと答えました。
そして、風子はディスクを掛け、ビリーは自分とテラーのユニオンへの仲間入りを掛けて、早撃ち対決をすることになりました。
アンデッドアンラック 17巻の感想
風子は否定者たちの不幸を防ぎながら仲間を増やします。
ジーナを救った後はボイドを救い仲間に加えようとします。
ボイドはボクシングの試合中に否定者の能力が発現して、試合相手を殺してしまうという不幸でした。
しかし、風子は対戦相手に引いてもらい、その試合に自分が出ることでボイドの不幸を防ぎ、ユニオンへ加入してもらう作戦を立てます。
風子はボイドの心をも救うため、始めは否定能力を使わずに試合をします。
ただ普通に能力を使ってしまえば、普通の人としてのボクシングが台無しになり悔いが残ってしまい、それはそれで不幸だと思ったのでしょう。
とても心優しい風子だと思います。
ニコにしてもジーナにしても、相手の気持ちになって考えるところが現れていると思います。
UMAとの闘いから救ったとして不抜の友才を加え、最初は断られてしまいます。
しかし、同じく不壊の一心を加え、そのままにしておくとろくな死に方をしないという理由で不可視のショーンを捕まえ仲間に加えます。
そして、風子が追い求めていたリメンバーが眠る場所が偶然にもビリー、テラー、クリードが否定能力に目覚める紛争地帯。
クリードを救い古代遺物ディスクを奪取したことで紛争は終わりました。
そしてビリーに普通に仲間になってもらうためには自分たちがビリーと並ぶくらいに強くならなければいけないと思い、180年の間に特訓してきたであろう風子はビリーとタイマン勝負をすることになりました。
前のループの時に比べ、確かに強くなっている風子ですが、果たして早打ち対決に勝てるのでしょうか。
次巻でのお楽しみですね…。
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