よふかしのうた 3巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
同じまともじゃないなら楽しい方がいいよ。
白河との出会いであらためて自分の今している「よふかし」に意味を持ったコウは、また新たな楽しみを得たようでした。
急に振り出した雨の中、ナンパをしている女性に会ってしまい・・。
よふかしのうた 3巻 には第19夜から第29夜までが収録されています。
よふかしのうた 3巻のネタバレ、あらすじ
第19夜 俺が誰かの助けに
ナズナの居所が分からなかったコウは、一人で散歩と街を歩いていました。
いつもより少し時間が早いので、知り合いに会うかもしれないと内心落ち着かない様子。
すると、声を掛けられてしまいました。
恐る恐る声の主の方を向くと、そこには先日のOL白河が居るのでした。
コウ君にお礼が言いたかったんだ。
いざとなったら吸血鬼にしてくれる。そう言われただけで随分と気が楽になった。と言われるのでした。
今まで言われて来たお礼の中でも、初めて相手の為にと思って行動した結果のお礼は、自分でも誰かの役に立てるのだと、とても充足感が得られた様でした。
急に振り出した雨。
雨宿りをしていると、暇だからナンパしているという女性に出会います。
しかし、何故か自分の名前を知っている彼女。
その瞬間、女性の腕を吹っ飛ばしてナズナが現れるのでした。
第20夜 眷属作り(こづくり)
だめだろぉ、ちゃんとこづくりしなきゃ。眷属にしないのなら、生かしていちゃだめだろ。
そう言ってコウに向かってきた女性。それを吹っ飛ばすナズナ。
コウはそこで初めて知ります。吸血行為は眷属にするか、殺すか。どちらかなのだと。
女性とナズナとで乱闘が始まると、始めからこれが目的だったのだと言い、ナズナの動きが一瞬止められると、もう一人の女性が現れ、コウを抱きかかえました。
ちょっとこの子借りるよ。そう言って飛ぶ女性。
コウは更に初めて気づきました。強い。吸血鬼だから人間レベルとは違うのだということ。
少々ビビりながら、なすすべなく女性の腕の中のコウ。
降りるから舌をかまないようにね。と降りたテラスの様な場所。
すると、手荒なマネしてすまないな。少年。と、連れて来られた場所には他の吸血鬼たちが待っているのでした。
第21夜 恋愛学一生赤点みたいなやつ
俺、ナズナちゃんがいいんだけど。と答えたコウ。
拍子抜けした顔でコウを見る吸血鬼たち。
このモテパワーマックスの自分達ではなく、恋愛学一生赤点を選ぶなんて。
そう言いながらコウを隣に座らせたニコ。
まぁ、最終的には私を好きになるから。と言うミドリ。
すると、あんたより私が劣ってるって?と返すニコ。
コウを囲んで変な喧嘩が始まってしまいました。
私はコウ君と気が合うと思う。と言うニコ。
確かにそう思う。と返すコウ。
なぜなら、ニコはナズナと雰囲気が似てるからと言うコウ。
何処があの非モテおんなと似てるんだ。と叫ぶニコでした。
第22夜 かんぱ~い
俺は、ナズナちゃんのことを好きになりたいんです。と、コウが言ったのと同時に現れたナズナはそのまま固まってしまいました。
恋愛系がだめなのは他の吸血鬼たちも知っているようです。
少し落ち着いたナズナは、コウを連れて帰ろうとしますがニコたちが引き止めます。
言わなきゃいけないことがあるだろ。と言うニコ。
どうやら恋バナをしないと帰らせてくれないようです。
これからどうやってコウを落とすのか。
今まで眷属を作ろうとしなかったのに、なぜコウに執着するのか。とか。
ニコたちにすれば、この場は恋バナで終わらせたいと思っている様です。
答え次第ではコウを殺さなければならないと思っているようですが、コウは他の吸血鬼たちも納得する様に、ナズナとの関係を話すのでした。
第23夜 どいつもこいつも
一年という期限があったんだよ。とアキラに話すと、それは結構ヤバくない?と返されたコウ。
一生掛けて夢を叶えるどころか、一年でなれなければ一生吸血鬼にはなれない。ということ。
いや、そこじゃなくて、吸血鬼になれなければ、吸血鬼の事に詳しい人間。ということで殺されるんじゃない?
コウはそこで始めて気付いた様でした。
何で頭が良いのにそういう事は抜けてるんだろう。
コウと別れてひとり考えながら歩くアキラは、私がしっかりと付いていてあげなければ。と思うのでした。
コウの優等生のフリには、そのモデルが居るようです。
そんな事を思って階段を登っていると、踊り場で寝ているそのモデル、マヒルと出会すのでした。
第24夜 恋愛マスター吸血鬼
今更ながらに一年という縛りに危機感をいだくコウ。
バッタリ会ったセリにナズナとの進展を聞かれ、ほんとにどうしたら良いのかと悩んでしまいました。
その様子をみたセリが、恋愛マスターの自分に任せなさいと言います。
コウはメモを握りしめナズナをデートに誘います。
しかし、ゲームをしているからと断られてしまいました。
少々強引に連れ出すコウ。デートと言えば映画。ということで、観始めたのは恋愛映画。
これは拷問か?と言うナズナに、途中で出てきて今度は喫茶店。映画の感想を聞くコウ。
恋愛苦手のナズナの事を分かっていながらも、セリのプラン通りに動いてしまうコウでした。
第25夜 お盛んなこって
なぜか賑やかな夜の町。
お祭りなのか?と誰かに聞くと言ったナズナは、その辺の酔っ払いに話しを聞きました。
地元のサッカーチームが勝ってるとかなんとかで盛り上がってるらしいです。
賑やかいのは酒が飲めるからいいなぁ。とコウを置いて人混みの中へと入って行ってしまったナズナ。
案の定、はぐれてしまいました。
コウは知り合いに会ってもバレない様にとお面を買って被った隣を、学校の同級生達が通り過ぎていきました。
その中にアキラと同じ様に幼い頃に一緒に遊んだマヒルが居たのでした。
最近話せてないけど、相変わらずみたいだな。と思っているコウ。
彼なら今でも俺みたいな奴のことでも…。と思っていると、マヒルがお面を被ったコウを呼び止めるのでした。
第26夜 ハーレムものってあるじゃないですか
この世で最もモテる存在。それは女子高生。と女子高生の格好をしているセリ。
スマホの鳴り止まない通知に忙しそうです。
しかし、最初の頃は眷属にしてやってもいいかなぁ。と思っていた男が、独占欲が出てきて煩くなってくるのが面倒臭いらし。
そうなった男は間違いなく眷属に出来るのだけれども、気が乗らないなぁ。と思っているようです。
と、丁度視界にコウが入ったので、誂(あつら)うつもりで飛びつこうとしましたが、ナズナの蹴りが顔面に入るのでした。
いや、こいつの顔を見るとムカつくから。とナズナ。
二人はそのまま乱闘となるのでした。
第27夜 あなたはセリさんのなんなの?
コウとセリが使っているカラオケルームの扉を外から叩く奴が現れた。
部屋を間違えてるのか?と思ったコウだが、ごめん。私モテるんだわ。と言うセリ。
扉を叩く行為は止みそうにありませんでした。
セリさんの知り合いなら何とかしてよ。と言うコウ。
しかしセリは、メンヘラ化しちゃった奴は、ただ面倒だと言うだけで、何とかしようとは考えていないようでした。
コウが真面目に、セリの悩みとはこのことだろうと話しをしようとすると、面倒になったら殺せばいいんだと言います。
そんな単純なものじゃなく、お互いどうしたいか話し合いをするべきだと思ったコウでしたが、部屋に入って来てしまったメンヘラさんの目は、とても話し合いが出来そうにありませんでした。
第28夜 恋は盲目という言葉がある
メンヘラさんの話しを聞くコウ。
メンヘラさんとセリの出会いは、メンヘラさんが彼女にフラれてやけ酒を呑んで、フラフラになって転んだ時にセリが声を掛けた時だったそうだ。
その頃、セリも普通にカモることに飽きてきていた様で、メンヘラさんが恋愛なんて懲りごりだと言っていたことに、新鮮さを感じていたようでした。
メンヘラさんも始めの頃は、ただ会えるだけや話せるだけでよかったらしい。
しかし、どんどん気持ちがエスカレートしていき、会えない時間が長く感じ、会っていない時に自分の悪口を言っているのではないかと妄想までするようになってしまったそうです。
実際に言っていた事を話すコウ。ただ、メンヘラさん個人ではなく、そういう相手は面倒臭いと。
すると、メンヘラさんもそれは分かっている様でした。
第29夜 ずるい
メンヘラさんを殺そうとするセリを上から抑え込むナズナ。
コウと打合わせ、近くに待機していたようです。
その様子を見たメンヘラさんがセリは悪くない。と言います。
自分がセリを好きになってはいけなかったのだと、友達なんだから。と言いました。
セリは言いました。眷属にするつもりもなく会っていたのだと。
でも、吸血鬼は眷属にするために接触するのでしょ。とコウが言うと、そういうのに飽きたのだと言うのでした。
しかし、それまで食事か眷属にする為に自分に、惚れさせることしかしてこなかったから、友達としての付き合い方が分からなかったのだと言いました。
よふかしのうた 3巻の感想
ナンパの現場に遭遇し、あと一歩のところで血を吸われそうになったコウでしたが、ナズナが現れセリの腕を吹っ飛ばしました。
吸血鬼は、腕がちぎれてもくっつくのですね。ちぎれた部分が無かったらどうなるのでしょう。
そしてナズナと引き離され、複数の吸血鬼が居る所へと連れて行かれます。
今回、ナズナ以外の吸血鬼が複数出て来ました。
どうやら、ナズナ以外は頻繁に集まっている様です。
そして、そこで初めて知ります。吸血行為から一年以内に吸血鬼にならなければ、一生吸血鬼にはなれないということを。とても焦るコウ。
彼にしてみれば、恋愛感情が分からないので、時間を掛けて理解しようとしていた訳ですから、急にタイムリミットが出来てしまっては、計画も何も思いつかないでしょう。
そもそも感情の問題なので、そんな簡単にはいかないでしょうから。
そんな中、食事か眷属かでしかないと言っていた吸血鬼たちの中で、セリだけは違っていました。
食事の為にと、当然の様にモテる容姿を使い、口説いていくことに飽きたといい、食事でも眷属でもない人間の友達を作っていました。
しかし、その人間もセリの魅力に惚れてしまい。最後はコウのおかげで眷属にとなりました。
コウはその時、ズルいと思ったみたいですが、そもそも恋愛感情が皆無に近いコウなのですから、ズルいも何もないと思うのは私だけでしょうか。
さて、この後コウの感情の進展はあるのでしょうか。
次巻へのお楽しみです。
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