よふかしのうた 20巻のネタバレ、あらすじと感想!無料試し読み | やまねこの漫画ブログ

よふかしのうた 20巻のネタバレ、あらすじと感想!無料試し読み

少年
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よふかしのうた 20巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

話がある。と、コウの前に現れたハルカ。

ハルカはハルの眷属となった時のことを思い返しながら、コウを連れて歩き始めます。

ハルカはナズナを見たときから自分の中で決めた事があったのです…。

 

よふかしのうた 20巻 には第191夜から最終夜までが収録されています。

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よふかしのうた 20巻のネタバレ、あらすじ

第191夜 吸血鬼らしく

ハルカはハルの眷族になった時の事をずっと忘れずに居ました。

ハルの事が好きだったハルカは、生き写しの様なナズナに出会った時に決めた事がありました。

コウに話があると言い、歩き出しましたが…、話す様子がないのでコウが何度も呼び止めると、ハルカは最近ナズナに血を吸われてないことの確認をしてきます。

 

答えに詰まるコウを見て図星だと分かったハルカは次の質問をします。

お前はナズナの眷族にはならないのか。それともなれないのか。

お別れ会でのナズナの様子から、ナズナが吸血していない事は明らかで、その原因はお前なのか。

 

ハルカはコウにそう言いながら、思いっ切りコウをぶん投げました。

慌てふためくコウに、殺すわ。と言うハルカ。

 

コウはピアッサーを使い半吸血鬼化するのでした。

 

第192夜 めちゃくちゃすぎる

お前が居るから弱っているのか。

ハルカに言われた事がよく理解出来なかったコウは、とにかく話し合いをしようと試みますが、ハルカは聞く耳を持たないようでとにかく殴ってきます。

ふっ飛ばされて転がったところで一旦止まりますが、続けるぞとハルカは言いそのまま空高くコウをふっ飛ばします。

 

浮遊しながら何故ハルカに殴られているのかを考えるコウ。

ナズナが弱っている原因が自分だからナズナのためなのだと理解はします。

しかし、そこでふと思います。

 

その時、殴ってきたハルカの腕を引き千切りながら、ひとの女を呼び捨てにするんじゃないっ!と言い、自分はストレスがたまっていたのだと自覚したコウはハルカを思い切り殴るのでした。

 

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第193夜 正々堂々

気付くと、倉庫らしき建物の天井を突破って落ちたらしいことが分かったハルカ。

すると、ハルカの腕を持ってコウが現れます。

 

お前から始めたのだから、話すのは殴り飽きてからでいいだろう。とコウが言います。

すると、さっきまで話そうと言っていたのはどうした。とハルカが聞き返してきます。

コウは溜まっていたであろうストレスの原因を吐き出すと、ハルカは場所を変えようと言いながら、コウの隙をついてカウンターをお見舞いし、コウはノックダウンしてしまいます。

 

コウが目を覚ますとハルカは話し出します。

ナズナはコウが居る限り吸血はしないだろうと…。

10年吸わなければ死ぬが、その前に吸血衝動で狂ってしまう。

そんなナズナは見たくない。

好きな人が目の前にいて、その人の血を吸えないのは相当キツイはずだと。

 

コウがナズナの事を好きだと言うのなら、別れの挨拶を考えておけ。と言い残してハルカは去っていきました。

 

第194夜 昼夜逆転

ハルカに言われなくても分かっているつもりだったと思ったコウは、それでも歩きながらハルカに言われた事を思い返していました。

すると、後ろからセリがコウに飛びついてきます。

セリは、このままコウに抱きついているとナズナに殴られると言います。

今夜は大丈夫だとコウが言うと、お別れ会ではあまり話せなかったからとセリはカラオケにコウを連れていきます。

 

コウはこの場にあっくんが居ないことを聞くと、あっくんは眷族だから親吸血鬼から離れるのだとセリは言います。

寂しくないかと言うコウに、元々友達だから寂しくはないと答えるセリ。

 

カラオケの帰り、お別れ会で寝てしまったナズナが何故、夜に眠くなるのか分かり切った事だと思いながらナズナの部屋へ行くコウ。

そこには寝ているナズナの姿があるのでした。

 

第195夜 どうせどこにも

学校へ行く前に、朝に弱いコウを起こしに来たナズナ。

明日から夏休みとのことで終業式に出た後、夏休みをどう過ごそうかと話しながら、ナズナは喫茶店で映える写真を撮ります。

なぜ女は食べ物を可愛いというのかと質問するコウに、ゲームでワザのカッコよさでキャラを選ぶのと同じだと答えるナズナ。

 

ナズナは来年は受験だから、遊ぶなら今年だと言うと、赤点ばかりなのに高校に行く気があったんだとコウが言います。

ナズナが夏休みは何処か行きたいところがあるかと聞くと、動物園と答えるコウ。

夏休みは夜も営業しているから行けるねと言うナズナに、何で昼間じゃないのかと聞くコウ。

 

ナズナは、そこでこれは夢なのだと気付きます。

夢の中で涙を流しながらコウにありがとうと告げて目が覚めます。

すると、傍らにはコウの姿があるのでした。

 

第196夜 すごいぞ海

夕方に団地を出て、電車に揺られ辺りが真っ暗になった頃に海に着いたコウとナズナ。

二人とも海に来たのが初めてなのでテンションが上がります。

季節は冬ですが、泳げないものかと水着を仕込んで来たコウ。

コウは、水着になったらナズナにウケるかもと思っていましたが、ナズナも水着を仕込んで着ていた様で、服を脱ぎ海へとダイブしていきます。

 

遅れを取ってしまったコウは、水温は温かいとの言葉を真に受け海へと入って行きますが、冬の海は冷たかったようです。

さすがに無理だと海から出た二人…。

その後、ナズナは朝までコウと一緒に居たいと、手配したレンタルキャンプ場で焚き火を囲んで暖まるのでした。

 

第197夜 思ったよりだいぶ

コウとナズナは出会った時のことを思い返します。

コウは、たまたま外に出たら何か変わるかもしれないと思って出たのでした。

だいぶ変わったね。とナズナに言われるコウ。

 

いきなり吸血鬼だから。とコウが言うと、あれは寝たフリが上手いコウが悪いとナズナが言いました。

ナズナが何で自分に声を掛けたのかとコウが聞くと、大層な理由はないと、出会った時の様子を思い返しながら、1日のつもりだったのにとナズナは言います。

 

コウの耳にピアスを見たナズナがどうしたのかと聞くと、何も悪くないのにコウはナズナに後ろめたく感じながら、セリに付けられたことを言います。

ナズナはコウに付けられた傷が欲しいと、コウに頼んでピアスを開けてもらいます。

 

そして、いろいろと考え、コウへの気持ちが消えるまで会わない。いつか友達としてまた会おう。とナズナは言います。

 

第198夜 冬は夜が長い

コウとナズナは無言のまま焚き火を囲んでいます。

夜が終わってしまうと思うと、言葉が出て来ないようでした。

コウは別れの言葉が思いつかないまでも、別れの言葉を言えるタイミングがあるだけ幸せなのかと考えています。

 

すると、冬は夜が長いから、吸血鬼にとってはいい季節なんだとナズナが言います。

夏ならもう明るくなる時間であり、もうすぐ始発だから、そこでバイバイだと言います。

二人はほとんど話さず駅に着き、遂に電車が来てしまいます。

 

サヨナラが言えない二人。

ナズナはコウの手を取り一緒に電車に乗ります。

電車が走り出すと、湿っぽいお別れは嫌だとナズナは言います。

 

コウ君は背が伸びたねと言うと、コウにキスをしたナズナは君に会えて良かった。と言って、電車をすり抜け飛んで行ってしまいます。

急な出来事に驚き、ピアッサーも無く追い掛けることも出来ずでしたが、そのままを受け入れるコウでした。

 

第199夜 面白い推理だね 小説家にでもなってみては?

朝、アキラが迎えに来たので支度をし、志望校などの話しをしながら一緒に登校するコウ。

学校では、みっちゃんとさっちゃんに囲まれ、コウに好きな人が居ると知れると、夜守のクセにみたいな事を言われています。

コウは誰かに向けて、楽しくやってるよ。と呟きます。

 

森君が最近、夜守がゲームが上手いからとゲーセンに誘ってきましたが、今日は予定があるからまた今度とコウは断り、みっちゃんとさっちゃんにも、また明日と言って帰りました。

コウが向かった先はアンコ探偵の事務所でした。

アンコ探偵はススキに付いてベトナムへ行ったのですが、半年位で帰ってきたのでした。

 

コウは高校に行きながら、アンコ探偵の助手になることを選んだのでした。

町で出会った吸血鬼たちを好きになり、その接点をなくしたくないと思ったのでした。

 

最終夜 それから

あてもなく、行き当たりばったり生活をするナズナがいました。

途中、偶然にもススキに会い、目代先輩(アンコ探偵)にも会えると思いましたが、先輩は日本に帰ったあとでした。

ススキと一晩を過ごし、また会おうと別れた後、別の国で出会った吸血鬼はナズナと同じく人間に恋をし、その人間からそう遠くない場所でひとりで暮らしていました。

 

その吸血鬼のことを人間も想ってくれていたと思うと言いながらも、ナズナが相手も会いたいと思うのじゃないかと言うと、50年前と変わらない自分を見たいとは思わないだろうと言います。

 

コウと別れてから3年が経ちました。

ナズナが世話になっている家に帰ると、子ども達が外で遊びたいとナズナを連れていきます。

すると、聞き覚えのある声が、冬休みなので来た。と言いました。

ナズナが振り向くとそこには、高校生になったコウの姿が見えるのでした。

 

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よふかしのうた 20巻の感想

よふかしのうた はこの20巻が最終巻となりました。

両想いとなってしまったコウとナズナ。

両想いとはつまり、コウはナズナの眷属にはなれず、ナズナもコウの血を吸う事が出来ない状況なのです。

 

ハルカは、お別れ会の時のナズナの様子から、ナズナがコウの血を吸っていない事に気付き、原因を確認するためにコウに尋ねます。

眷属になる気がないのか、それとも、なれないのか。

何とも痛いところを聞かれたコウは返事に困ります。

 

コウはナズナのコウに対する気持ちは他の人たちに知れていないものだと思っていたからですが、ハルカはナズナの様子から気付いていたようですね。

コウもナズナの事が好きだと分かると、ナズナの気持ちに立ってコウに別れの挨拶ぐらい考えておけと言い残して行きましたから。

コウもそれは分かっていましたが、コウにとっては初めて好きな人が出来たのに、その好きな相手と別れなければいけないなんて状況に、何もかもが追いつかないのだと思います。

 

それでも、好きな相手を失うわけにはいかないと、二人は最後のデートをしました。

最後だと分かっていても、別れの言葉が出て来ないコウに、ナズナは自らその場を離れていきました。

二人のとても辛く苦しい気持ちがよく伝わってきました。

それから。コウは出会った吸血鬼たちとの縁を切りたくないと、アンコ探偵の助手となることを決めました。

 

しかも、ナズナに血を吸われなくなったにも拘わらず、半吸血鬼の状態は維持されていました。

コウは自分を鍛え、満を持してナズナに会いに行ったのです。

会いにいったナズナに言われた、一生追いかけっこをしよう。は、ちょっと戸惑っていたようですが。

果たして二人は一生追いかけっこをするのでしょうか(笑)。

 

 

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