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クイーンズ・クオリティ 4巻のネタバレ、あらすじと感想

少女
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イーンズ・クオリティ 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

心に巣食う悪意と病(ムシ)を退治して、汚れを掃う不思議な掃除屋を家業とする堀北家。

 

全巻の青龍門とのやり取りはいったん落ち着き新たな話が進んでいく。

そこで今回のキーとなるアタルを中心に、強い悪意とは何なのか。

その悪意と向き合うとはどういうことなのか。

というテーマを中心に、物語は進んでいく。

そこに新たに出てくる銀のウミヘビというキーワードと、過去に何かあったとされる文とアタルの謎。

それは一体何なのか。

前作「QQスイーパー」からの新章続編となっている。

 

『クイーンズ・クオリティ』4巻には第16話から第20話が収録されています。

 

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クイーンズ・クオリティ 4巻のネタバレ、あらすじ

第16話 つかの間の日常

冒頭、ムシ遣いのヒトエによって文のクイーンへの扉が開いたことを聞かされるアタルはなぜかひどくおびえているように見える。

 

一方、掃除屋の仕事とクイーンの事に気を取られていた文だが、本業は学生。

期末テストを前に、学年10位内の玖太郎に勉強を教えてもらうよう頼む。

 

そこに登場したタカヤと紘一から来客があるから、勉強してから帰って来いと言われる。

どうやら来客相手を文に会わせたくない様子。

 

放課後、仲良くカフェで勉強する二人。

そこでみた文の圧倒的な集中力に、玖太郎はこれがクイーンの資質なのだなと感じる。

 

その帰り間際、文が席を離したすきにアタルが玖太郎に接触してきた。

そして、文の秘密を知っている。

文と自分はキスしたことがあると玖太郎をあおり、夜一人で会いに来いと言うのだった。

 

第17話 追い詰められたアタル

夜中に一人で家を出ていく玖太郎を目撃した文。

様子がおかしい為、追いかけるかどうするか悩んでいたら睦に声を掛けられる。

 

アタルのもとへ向かった玖太郎は、ムシ遣いの力で操られている人たちに襲われる。

アタルの狙いは、玖太郎が死ぬことで黒のクイーンを復活させるというものだった。

 

そんなアタルに対して、大勢の人を操っていては精神が持たない、死ぬ気なのかと聞く玖太郎。

アタルは動揺し暴走する。

 

そこに玄武の面々が現れる。

 

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第18話 心のデトックス

寝ている文の夢の中に、突如現れたムシ遣いでアタルの姉ヒトエ。

警戒する文だが、アタルを助けてほしいだけで文に危害を加えるつもりはないと言う。

アタルはただ利用されているだけでかわいそうな子だと泣きながら語る。

戸惑う文に、傷がある男と、銀のウミヘビに気を付けろと語りながらヒトエは消えていった。

 

そのアタルは精神へのダメージが強すぎて昏睡状態にあり、玄武で保護されている。

夜には文と玖太郎で精神の奥(心間)に入り治療することになった。

 

その前のケアとして玄武のマッサージ屋を訪れた文と玖太郎。

そこでアタルに焼きもちを焼いていた玖太郎は、弱音をきちんと吐き出すのだった。

そうして精神のデトックスを済ませ、文と玖太郎はアタルの心間へと向かう。

 

第19話 恐怖の対象

アタルの心間に突如現れた少年と角の生えた仮面をつけた男。

会ったことないはずの二人だが、文の体が恐怖と拒絶を示す。

 

二人の正体はなんなのか。

恐怖でおびえる文を大量の蛇の幻影が捕らえる。

瞬間、仮面の男に阻まれた玖太郎は、文を助けるどころか檻に閉じ込められてしまう。

 

そこでアタルをムシ遣いに育てたのは自分だと語る少年。

彼の狙いはなんなのか。

そして少年は、文にアタルの中にある大量の悪意と無念の感情を強制的にぶち込むのだった。

悪意に侵されもがき苦しみ、助けをこう文に成すすべのない玖太郎は・・。

 

第20話 強い悪意と黒の暴走

なんとかその場を切り抜けた二人。

 

少年と仮面の男はその場から消えたものの、文の中にぶち込まれた悪意は消えておらず度々暴走しそうになる。

それをなんとか玖太郎に抑えてもらいながら、アタルを治療すべく先に進んでいく二人。

 

大量の悪意をぶち込まれたため、黒のクイーンを抑えられず文の人格が乗っ取られることは時間の問題。

黒のクイーンの殺し方を分かっている玖太郎に、文は黒のクイーンとしっかり向き合うよう言われる。

 

そして奥に進むとアタルが現れた。

それに反応したかのように、文の中の悪意が暴走して黒のクイーンに人格を乗っ取られてしまう。

 

そしてアタルに言われるがまま、玖太郎を殺そうとするのだった。

 

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クイーンズクオリティ4巻の感想

青龍とのごたごたがとりあえず落ち着いて、今回は高校生活(期末テスト)についての話から始まる。

そこに3巻からどこか気の毒で、実は悪い奴ではないんじゃないか、と思わせる描き方をされているアタルに、さらに注目させるような内容になっている。

苦しそうにしながらなにかに必死なアタルは、QQスイーパーでの初登場から比べるとずいぶん弱弱しくて、文たちはアタルの何に恐怖していたのかという印象に変わっている。

 

この作品では度々、悪意(ムシ)は人を恐怖させ怖い存在ではなく、脆弱でかわいそうな存在として描くシーンがある。

それを、アタルで解説しているように思う。

 

そんなアタルに文とキスしたと言われて、冷静ぶっているけど、じつはめちゃくちゃ気にしている玖太郎。

その玖太郎に気が付いた睦のフォローと、上手に本音を吐かせる玄武の人達のシーンなど冒頭のテスト勉強からそうだけど、日常のほっこりするシーンがあえてたくさん出てきているように思う。

だからこそ、これから重大なことが起こるのだと、思わせることができるようになっている。

 

そして今回新しく出てきた、銀のウミヘビの謎。

アタルと文の過去とは何なのか。

そして黒のクイーンに乗っ取られた文は黒を殺すことができるのか。

次巻どこまで語られるのか、見ものである。

 

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