聖女の魔力は万能です 8巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
クラウスナー領の魔物の討伐へ同行したセイ。
森の奥で多量に湧き出たスライムに圧倒され、一旦引き上げます。
討伐応援の要請を出すも、応援のあまりにも早い到着と、その人物に驚きと戸惑いを覚えます・・。
「聖女の魔力は万能です」8巻には、第32話から第35.5話が収録されています。
聖女の魔力は万能です 8巻のネタバレ、あらすじ
第32話 再編成
セイ達が魔物の討伐遠征に出た頃、王都の宮廷魔導師団ではドレヴェス師団長がエアハルト副団長に怒っています。
どうして遠征が早くなったことを自分に伝えなかったのか。
初めから同行は出来ないと言っていただろう。
ドレヴェスは何としてもセイに同行して、聖女の術の観察がしたかったようです。
丁度その頃、同じ様にセイの遠征に行きたがっていた第二師団が宮廷魔道士に同行を頼んできた事を知ったドレヴェス。
ドレヴェスは、福祉団長には内緒で一緒に連れて行く魔道士を見繕って、セイの居る遠征先へと向かったのでした。
セイ達はそのことを聞かされ、人員補充の要請から到着までが道理で早かったことに納得しました。
とはいえ、騎士団長はホークしか居ないのと、第二師団の騎士達がセイと同じ班で討伐に行きたいと強く言うようです。
班の再編成に時間が掛かるようで急遽休みが出来てしまい、セイは聖女の術の実験をすることにしたのでした。
第33話 二つ名
セイは再び討伐へ出るため身支度を済ませて皆の居る中庭へと向う途中、同じ班となったアイラと一緒に歩いていると、今回は城の傭兵団も同行することになったとレオンハルトがやって来ました。
そこにホーク団長とドレヴェス師団長も現れ、初見のドレヴェスとレオンハルトが挨拶を交わし、もう少し準備があるとホークとドレヴェスは離れて行きました。
セイはドレヴェスとの挨拶の時に少し様子がおかしかった事をレオンハルトに聞くと、宮廷魔道士団の団長は傭兵の間ではちょっとした有名人だと言います。
以前の大規模な討伐の時に付いた呼び名が「灰燼の悪魔」だそうで、セイもなんとなく分かる気がしました。
スライムの森へと討伐に入ったセイ達。
いつもより早いペースで森の奥へと進んで行きます。
やはりドレヴェスが加わっていることで、普通なら数人で倒す魔物もドレヴェスの一振りで倒してしまうため、他の魔道士の出る幕がないようでした。
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第34話 スライムの森
休憩を終えて討伐に戻ったセイたちは、例のスライムが大量に出てきた場所へと近付いて行きます。
進めば進むほどスライムの量も増えていき、スライムによる負傷者の数も増えてきました。
回復魔法を施している時にセイを襲ってきたスライムを振り払ったホーク団長も負傷してしまいます。
この状況にドレヴェス師団長がセイにお願いされていた、森にあまり被害を出さないという件について、取り下げてもいいかと確認をしました。
さすがにこのままではマズイと思ったセイは、師団長へのお願いを取り下げました。
師団長が自重をやめたことで、負傷者は減り回復魔法を使う頻度も減り、先に進むスピードも早くなりました。
さらに奥へ進んで行くと、緑はなくなり木々は枯れ果て、スライムによる被害が目に見えて分かる様な所へ来て、ついにスライムが大量に湧き出す黒い沼を発見するのでした。
第35話 それから
スライムによって枯れ果てた森の奥。
少しでも森が回復出来るようにと聖女の術を発動したセイは気付くとホーク団長の腕の中でした。
ドレヴェス師団長によると、術を発動した後、MPの使い過ぎで気を失って倒れてしまった様でした。
慌てて腕の中から降りようとしたセイでしたが、倒れた罰としてMPが回復するまでそのままで。とドレヴェス師団長にからかわれてしまいました。
村に着いてからもよく休むようにと言われ、起きた時には城へ戻る準備は終わっていました。
城へ戻り討伐の報告を終えたセイは、無事に討伐が終わったことで開かれる宴席に出される料理の手伝いをすることにしました。
そこにアイラも加わり二人はとても楽しそうに過ごしました。
宴席では領主があらためて今回討伐の礼をセイたちに伝え、これからは研究所に優先的に薬草を卸すことも約束してくれたのでした。
第35.5話 帰還
ドレヴェス師団長が第二騎士団と魔導師団と共に王都を飛び出してから3ヶ月ほど過ぎた頃、副師団長であるエアハルトは頭を抱えて悩んでいました。
ドレヴェスが遠征へ付いて行かないようにと、あちらこちらに手配をして、目論み通りになったまでは良かったのでした。
しかし、そのせいでセイを崇拝する第二騎士団が勝手に遠征へ行くことを決めてしまい、それに乗じてドレヴェスが行ってしまったのです。
ドレヴェスが連れて行った魔道士の中にアイラが居たことで、聖女絡みで在らぬ思いを生じてしまうのではないか・・。
そう溜息をついていると、遠征部隊が戻って来たと報告が入り、まずはドレヴェスに説教だと息巻くエアハルトでした。
聖女の魔力は万能です 8巻の感想
作品の中にはスライムが主人公で人気なものもありますが、この作品においてはスライムは史上最悪の魔物として扱われています。
物理攻撃は効かないので魔法による攻撃主体ということで、宮廷魔導士団が応援に来たことは非常に良かったのでしょう。
強いて問題なのは、セイの「聖女の術」の観察をしたいが為に、自ら応援に駆けつけてしまったドレヴェス師団長でしょうか。
しかし、灰燼の悪魔(かいじんのあくま)との二つ名で呼ばれるほどに、ドレヴェス師団長の強さは半端ではないのが分かります。
セイにお願いされていた事を取り下げた瞬間、辺り一面のスライムを焼き払ってしまうのですから・・。
自重をお願いしたセイも、もっと早くに取り下げていればよかった。とのことでした。
そうして進んだ森の奥にはスライムが湧きだす黒い沼(今回は沼というより湖ほどの大きさ)を発見しました。
今回は術の発動条件が分かっていたので、すぐに黒い沼の消滅をすることが出来ました。
森の悲惨な状態や、薬草の一大生産地であるクラウスナー領の人達のことを想ったセイは少しでも森が復活できればと思い、再び聖女の術を発動します。
個人的には、森の回復よりは聖女の術のおかげで、ここでしか取れない回復力マックスの薬草が出来てしまうのではないかと思ってしまいましたが・・。
とにかく、無事にクラウスナー領での遠征討伐は終わりました。
聖女の術の発動条件がハッキリと分かったセイ。
次巻からの活躍が楽しみですね。
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