このヒーラー、めんどくさい 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
ヒーラーのカーラに呪いをかけられ、共にパーティを組む事になった冒険者アルヴィン。
今日もゴーレムとサイクロプスと強敵と戦うも、彼女に勝つのは無理だと煽られてしまう始末。
そんな中でネクロマンサーの美少女──マリア・デスフレイムと対峙する事となるも、
「私とキャラが被ってますね」
「デスフレイムの部分だけな」
自分とキャラが被っているとマリアに警戒するカーラに、冷静にツッこむアルヴィン。
はたして、底知れぬネクロマンサー・マリアに立ち向かえるのでしょうか?
このヒーラー、めんどくさい 2巻には第11話から第20話、描き下ろし、おまけ①、②が収録されています。
このヒーラー、めんどくさい 2巻のネタバレ、あらすじ
第11話 ゴーレム
カーラとオルテガイアを仲間に、クエストを熟すアルヴィンはゴーレムを前に窮地に立たされてしまいます。
攻撃がまるで通らない強固な身体を前に、早く逃げろとカーラ達を避難させようとするも、少しの時間稼ぎにもならないと言われてしまうアルヴィン。
前衛のプライドがあると逃げようとはせずに、立ち向かう彼に、支援をするというカーラ。
殺人支援強化魔法でも使うのかと戦慄するも、あれから成長しているから大丈夫だと軽く言う彼女の言葉に不安しかありませんでした。
第12話 サイクロプス
ゴーレムを何とかやり過ごすも、今度はサイクロプスと、一つ目の魔人を前に隠れるしかないアルヴィン達。
流石に強敵サイクロプスと戦うゆとりなどは無く、ここは逃げる道を選ぶも、カーラはここで逃げたらアルヴィンさんのようになってしまうと叱責してきます。
失礼な事を言われるも、何か策があるのかと訊ねるアルヴィンに、召喚術が使えると打ち明けるカーラ。
ヒーラーなのに召喚術が使えるのかと疑問が沸くアルヴィンを置いて、召喚獣を呼び出そうとするカーラ。
そしてそれを待つ事となるサイクロプスと、カーラの召喚術を見守る事となります。
第13話 解毒魔法
仲間のマタンゴ・オルテガイアが毒蛇に噛まれてしまい、瀕死の重傷を負ってしまいます。
カーラは癒しのスペシャリストの実力を見せてあげましょうと、解毒魔法を使おうとするのですが、ブラックリストな彼女の解毒魔法に一抹の不安が拭えないアルヴィン。
覚悟を決めたオルテガイアと、カーラの解毒は成功するのでしょうか?
第14話 看病
オルテガイアの解毒に力技で成功するも、その毒を受けてしまったアルヴィン。
気がづけばどこかの小屋で看病を受け、気づいたかと話しかけてきたのは、異形の仮面をつけた邪教徒でした。
しかしそれはカーラの仮装であり、アルヴィンが良くなる為に神に祈りを捧げる正装だと言ってのけてしまう彼女。
毒にやられた彼を介抱すると言うも、一抹の不安しかありませんでした。
第15話 行き倒れ
無事に解毒も終わり道中を進む二人は、道端で倒れた行き倒れを見つけてしまいます。
カーラが急いで駆け寄ろうと、早く埋めなければと、気が早すぎる事を告げてきます。
生きているか死んでいるか解からない相手を前に、オルテガイアは罠かもしれないと忠告し、魔物の変装かもしれないと警戒するアルヴィン。
とりあえずは行き倒れの素性を確認する事になります。
第16話 ゾンビ
行き倒れのゾンビを埋葬するも、カーラの蘇生魔法もどきで覚醒させてしまい、ひょんな事からゾンビの頼みごとを聞く事になってしまったアルヴィンとカーラ。
ゾンビの名前はゾビ太と言い、墓場でダンスをするダンサーゾンビらしく、最近墓場に訪れるようになったネクロマンサーから仲間を助けてほしいと頼まれてしまいます。
恩を売る形で依頼を受けるカーラ。
アルヴィンは大丈夫かと不安を抱きます。
第17話 ネクロマンサー
死霊を焼き尽くす地獄の神聖魔法を両手に携え、ゾンビ達を説得しようとするカーラ。
当然に逃げられ、ヒーラーとは思えない行動をするカーラを止め、まずはネクロマンサーを探そうと言うアルヴィン。
そんな二人の前に現れたのは、物腰の穏やかそうな墓場には無縁な美少女でした。
これがゾビ太の言っていたネクロマンサーかと訊ねると、笑顔で自己紹介をする彼女。
ネクロマンサーをしている、マリア・デスフレイムと名乗り、想像していた人物とは違うと焦るアルヴィン。
カーラはキャラが被っていると言う始末。
件のネクロマンサーを相手に、説得する事が出来るのでしょうか?
第18話 対決
ゾンビ達に捕らえられてしまったアルヴィン。
カーラは自業自得と言いますが、お前が捕まえたんだろうとアルヴィンは怒りながら返します。
戦闘を避ける為に仕方が無かったと言うも、ヒーラーに負けてしまったとプライドが傷つけられてしまった彼は、落ち着く様子はありません。
そんな彼の前に現れたマリア。
逃がしてくれるらしく牢屋の鍵を持ってきたのですが、それに何故か対抗意識を燃やすカーラ。
アルヴィン救出を競う事になってしまった二人と、早く牢を出たい彼の声は届きませんでした。
第19話 召喚魔法
結局、オルテガイアに助けてもらい、無事に外へと抜け出られたアルヴィン。
カーラとマリアに会うも、早速に脱獄囚と叫ばれてしまいます。
とりあえずは無事に出られたと、安堵するも、何やら二人で魔法陣の準備をしていました。
マリアは妹を探して旅をしていたのです。
幽体離脱で遊んでいたら、魂が迷子になってしまったと、滅多にないだろうケースに、どう解決をと悩んでいた最中に、カーラが申し出たのですが、はたして頼んで大丈夫なのでしょうか?
第20話 友達
無事に妹のエリーと再会を果たす事が出来たマリア。
しかし妹はマリアとは似ても似つかない程の、怨霊みたいな魂と、アルヴィンは恐怖を堪えながらに、カーラとマリアにエリーを交えたごっこ遊びを見守っていました。
カーラが悪のネクロマンサー役、マリアが正義のヒーラー役、そしてエリーはネクロマンサーに憑りついた悪霊と配役を決めて遊びは始まってしまいます。
マリアの正義のほーりびーむがさく裂し、カーラに憑りついたエリーが口から這い出て来ると、斬新過ぎる遊びをしていた三人。
エリはーは無事に元の身体に戻る事が出来るのでしょうか?
描き下ろし 癒やし系
無事にエリーとカーラを見送ったアルヴィンは、あれこそが癒し系だとカーラに向かって言います。
日頃の仕返しでカーラを煽ってやろうとするも、プロの癒し系の力が見たのだと誤解をしてしまう彼女。
アルヴィンを癒してあげようと申し出るカーラに、不安を拭えないまま、彼女に癒されてしまう事になる彼。
本当に癒されるのでしょうか?
おまけ① いいところ
互いの良い所を告げる事になったアルヴィンとカーラ。
煽るだけの特技しかないカーラの良い所は、顔ぐらいだと皮肉で言うも、まんざらでもない様子のカーラ。
そして次は彼女の番なのですが、はたしてアルヴィンの良い所とは?
おまけ② 御礼
沢山のコメントを頂いたと、丁寧にお礼を言うアルヴィン。
そんな読者の為にカーラ自作のイラストが展示されるのですが、どんなモノを書いてきたのかと、幕が上がり絵画が披露されたそれは、カーラを現した見事な一枚絵でした・・
このヒーラー、めんどくさい 2巻の感想
カーラとパーティを組んでどうなるのかと思いきや、意外にも良いパートナーとして機能しているアルヴィン達と、今回も賑やかにアルヴィンは煽られています。
ゴーレムと死闘を繰り広げているも、時間稼ぎにもならないと言われ、サイクロプスに遭遇し、カーラの召喚獣を呼び出すと、およそ聖職者のヒーラーとは思えない魔術と呪術に武道に長けている彼女の能力。
とりあえずに色々と謎はありますが、今回の注目はネクロマンサーにも関わらず癒し系な雰囲気のマリアと、少し不安の種が含まれていそうな、悪霊系なお姉ちゃん子の妹のエリーの二人が見どころです。
カーラとはまるで違い、正統派のヒーラみたいな雰囲気があるマリアと、デレデレするアルヴィンに嫉妬をするカーラ。
何やらフラグが立ちそうな雰囲気なのですが、そこは煽りのカーラと言わんばかりに、見事にへし折ってくれています。
そんな平常運転で今回も無茶苦茶な事をしでかすも、奇妙な立ち廻りでアルヴィンを揶揄い、敵対する相手と友達になってしまったりと、マイペースなカーラ。
そんな彼女に散々と振り回されてしまうアルヴィンと、不憫ではあるも、なんだかんだと言っていいパートナーになりつつある二人。
デコボコなコンビではありますが、見守っていきたい雰囲気です。
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