酒と恋には酔って然るべき 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
藤井松子は彼氏いない歴3年、32歳の日本酒好きのOL。
一人も気楽で楽しいけれど恋愛や結婚にも夢があります。
酒と恋には酔って然るべき 2巻は、松子をめぐる恋愛や日常を描いた物語です。
読みやすく、ラブコメだけでなく日本酒好きの方にも楽しんでいただけるおすすめの作品です。
酒と恋には酔って然るべき 2巻のあらすじ・ネタバレと感想を紹介します。
酒と恋には酔って然るべき 2巻のネタバレ、あらすじ
7合目 梅酒との出会い
松子は、今泉には彼女がいるのに自分の家飲みに付き合わせのは良くないと思い、今日の飲み会は中止と今泉に伝えます。
今泉は美森には話をしてあるので問題ないと言いますが、松子はそういうのは嫌いです。
松子は家でお酒「新政No.6」で祝杯を上げて次の恋を目指すことにします。
翌日の土曜日、梅酒を漬けるための梅が宅配便て届きます。
梅の香りを嗅いだ松子は日本酒の梅酒が飲みたくなり、まだ昼間ですが、先日会社で合同飲み会をした美森チョイスの店に向かいます。
松子は店で「越乃景虎」の梅酒をロックで注文して、グッと飲むと美味しさが口の中に広がります。
すると会社員の男性2人組が店に入ってきました。
そのうちの1人は松子と同じ「越乃景虎」の梅酒ロックを注文します。
聞こえて来る会話からその男性は日本酒にかなり詳しく先日、この店に新政No.6が入ったときにいた方のようです。
松子もその男性に親しみを感じたのか自然な感じで会話が始まり、お互いに盛り上がります。
親しくなったので名刺を交換すると伊達という方です。今度、仕事終わりに飲みに行こうという話になります。
翌日、松子は白石からあなたの婚活はファッション婚活、何ひとつ活動していない…、だから本気の女に競り負ける、と言われてしまいます。
その日、松子は上司の中川から職場のメンバーで飲みに行こうと誘われますが休肝日と断ります。
すると伊達からこの間の店で飲んでいるのでよければ一緒にと、メールが入ります。
松子はこれは行くべきと思い、その店に出かけます。
なんと職場のメンバーの飲み会もその店でした。
8号目 恋の和らぎ水
松子は休肝日と言って職場の飲み会を断ったと話すと、伊達はそれなら食事会にしようと気遣ってくれます。
二人はいろいろな話をして楽しく時を過ごします。
伊達に好感を持った松子は、今度は自分からと日本酒の試飲会に伊達を誘います。
松子も伊達も好きなお酒を試飲して楽しみます。
翌日、会社で伊達からのメールにウキウキしている松子に今泉が声をかけます。
今泉は松子に週末、美森と長野の温泉に行ってきたと報告し、美森からの地酒パックのお土産を渡します。
松子は、今泉が美森と旅行に行ったことにショックを受け、美森からの地酒のお土産はそれに追い討ちをかけるようでした。
9号目 お台場 軍艦恋物語
伊達からのメールでお台場にランチと日本酒を楽しめるお店を見つけたのでと誘われ、松子はOKします。
松子はそのことを白石に報告すると、今回は逃すんじゃないよ!と喝を入れられます。
お台場のランチデートは海風の入るカフェバーでの食事とお酒です。
伊達は、お酒や好きな軍艦の話を語り合える松子のことが気に入り、お付き合いしたいことを伝えると、松子も私で良ければと応じます。
会社で松子は以前、美森が選んだ合同飲み会のお店でいい人と出会えたのでお礼を言っておいて、と今泉にお願いすると、今泉は直接言ってもらっていいですかと断ります。
そして、松子に対して今度二人で飲みに行きましょうと誘うのです。
10合目 勝負のひやおろし
松子は彼氏ができたので男と2人飲みはNG、グチなら今聞くと言うと、今泉は引き下がります。
松子は今泉は悩みごとがあるのかもしれず、ちょっと悪いことをしたかなと思います。
その後、伊達とお酒を飲んでいるときにそのことを相談します。
伊達は松子は相談しやすい先輩なのでしょう、実は自分も「ひやおろし」のお酒が待ちきれないという相談があるとユーモアたっぷりに言います。
話題は「ひやおろし」のお酒に切り替わり、伊達は9月中旬の3連休にうちの「ひやおろし」を一緒に飲もう、連休はうちで一緒に過ごさない?と松子に提案します。
松子はハイと返事をしますが、言った後でこれは大変なことになったと慌てます。
松子は3連休を伊達のマンションで過ごし、美味しいお酒と料理と幸福なひとときを過ごします。
11合目 カップ酒でやらかして
職場の飲み会で今泉から、松子の彼氏は松子のワンカップ好きに引いているなどと皆の前でいじられます。
松子はカップ酒はそんなにダメと白石に聞くと、松子と伊達が楽しければいいのでは言ってくれますが…。
そうこうするうちに、以前から約束していた松子のうちでの伊達とのワンカップ飲酒会の日です。
松子と伊達は日本酒のうんちくを語りながら松子のワンカップを味わいます。
用意したおつまみも伊達に気に入ってもらえたようです。
伊達がチョイスしたワンカップは1つしかないので、松子が恋人祈願に買ったペアグラスに分けて注ぎます。松子は初めて使うそのグラスを手にして感無量です。
松子は幸せをかみしめていると、伊達は今度、うちの実家につれて行っていいと聞くので、松子はぜひと答えます。
松子は白石に報告すると喜んでくれますが、大丈夫?乗り気がなければ断ったらと言われてしまいます。
松子も超順調なのに逃げ腰になる自分がいるようなことを感じている様子です。
12合目 恐怖の女子会スパーリング
松子は朝、美森から女性向けの日本酒を飲める店を見つけたので白石を誘って女子会をしようと提案します。
その場にいた上司の中川も入れ、4人で飲むことになりました。
創作居酒屋のような雰囲気の店に着くと美森はこれこれと言い、「七賢スパークリング」という名前の発泡性日本酒を選び、皆でお酒と食事、会話を楽しみます。
美森は今、婚活をしていること、一応彼氏はいても自分の人生設計があり、色々な男性の話を聞いておきたいと考えているなどを話します。
白石は美森は24歳であれだけ自分を持てているのはすごいと感心します。
松子は先日、伊達からのメールを今泉からと間違えて「いや結婚はしないと思う」というメッセージを伊達に誤送信してしまいました。
その後、伊達からの連絡が来なくなったと松子は白石に相談すると、会いたければこちらから連絡するようにとアドバイスされます。
そして、松子は伊達に電話すると、伊達は母が泊まりに来ていて松子に会いたいと言っている…、と言うので松子はよければ明日伺うと答えます。
翌日、松子は故郷のお酒「夢心」とお菓子を持って伊達の家に行き、母親に会います。
松子は母親と世間話などをしていい感じに過ごすことができて安心します。
松子の帰り道、伊達は松子を駅まで送る途中、クリスマスの話になります。
松子はクリスマスに一緒に飲みたいお酒があり、会社の子にそれが飲めるいい店を教えてもらったと言い、その店に行くことに決めます。
当日、松子は伊達をエスコートしてその店に入って席に座ると、なんと今泉と美森も入ってきて一緒になります。
2組のカップルが一緒になり、これからどのような展開になるのでしょうか。
続きが気になります。
酒と恋には酔って然るべき 2巻の感想
伊達と松子はお酒の話題をきっかけに気が合って親しくなり、松子は伊達の母親にも会うことが出来て良かったです。
印象的だったのは、松子が自宅で伊達とワンカップ飲酒会をしたときのことです。
恋人祈願に買ったペアグラスに伊達が持ってきたワンカップを注ぎ、松子は初めて使うそのグラスを手にして感無量となるシーンが読んでいて「よかった!」と嬉しくなりました。
やや気になったのは、松子は婚活をしている妙齢の女性というよりは恋にまっしぐらな印象でした。
まさにタイトルにあるように「酒と恋には酔って然るべき」を地でいっている印象です。
この辺りが、松子の友人の白石が松子のことを「ファッション婚活」と言っている点なのでしょうか。
結婚に向けていろいろと必要なことを調べたり、学んだりといった面が少し弱いのかなとも思いました。
また、美森と今泉の交際が始まり、美森と松子が今泉を巡って心理戦のような状態になっているのも物語を興味深くさせています。
この心理戦は24歳の美森の方が32歳の松子よりも上手な感じがしました。
美森は年齢の割にしっかりとしていてたくましさも感じられます。
また、白石は大人の女性という感じで良く松子のことを見てくれています。
友人として、親切なアドバイスをくれたり、時にはビシッと厳しいことを言ってくれたりと松子にとっては大切な存在です。
今泉は何を考えているのか良く分からないところがあり、それがミステリアスな魅力で物語に深みを与えています。
松子と伊達の恋の行方はこの先、どうなるのでしょうか?今泉と美森の関係は?
今後の展開が気になりますね。
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