クイーンズ・クオリティ 10巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
心に巣食う悪意と病(ムシ)を退治して、汚れを掃う不思議な掃除屋を家業とする堀北家。
“聖地”での戦いが落ち着き、玖太郎の中に封印されているヘビの不安はあるが、いつもの生活が戻ってきた。
その平穏を崩すかのように現れた青龍の蘭丸。青龍は、玄武にとって文たちにとって、敵なのか味方なのか。
玖太郎の中で眠るヘビはどんな影響を及ぼしてくるのか。いろんな謎が深まる中、新しい試練がはじまる。
前作「QQスイーパー」からの新章続編となっている。
「クイーンズ・クオリティ」10巻には第45話から第48話が収録されています。
クイーンズ・クオリティ 10巻のネタバレ、あらすじ
第45話 ヘビへの恐怖
無事に堀北家に帰ってきた玖太郎と文は、穏やかな日常を取り戻していた。
その中で、付き合いだした二人は隙あらば一緒の時間をすごしている。
玖太郎の中に封印されているという危険なヘビ。
気にすることなく、変わった様子も見せない玖太郎を気にかける文と貴也。
紘一、睦、先代は、白虎で知ったヘビの話を貴也から聞く。
ヘビとは、人の心を乗っ取る悪い幽霊で、千年以上存在する強い悪意を生み出す思念体。
依代の人格を奪って周りを悪意に巻き込むため、白虎の大病も起こしたのだ。
文が白のクイーンの力を持っているので、玖太郎に最悪の事態は起きないかもしれないが、玖太郎の不安は取ってあげたい。
そう考えた大人たちを代表して、紘一は玖太郎の本音を聞き出す。
大人たちの心配をよそに、玖太郎はヘビを気にしてはおらず、おびえて生活しなくてもいいと考えていたのだった。
第46話 青龍の蘭丸再び
今日は掃除屋四門の定例会(白虎は不参加なので実質三門)。
玖太郎と文は、食事の準備をしながら大人たちの帰りを待っている。
玄関の掃除を任された文の前に、青龍の蘭丸が訪ねてきた。
前にひどい目にあわされた文は、青龍の登場に警戒心をむき出しにしている。
礼儀のなっていない蘭丸に、頭にくる文だが、蘭丸は引く様子がない。
それどころか、頭を下げて、玖太郎と話がしたい。ヘビについて聞きたいという。
その瞬間、隠れていた青龍の樹と部下二人が文に襲い掛かる。
なんで勝手に攻撃するのかと文をそっちのけでもめる青龍の人たち。
玖太郎や玄武の大人たちが現れて、蘭丸はもう一度頭を下げる。
元青龍の紘一をはじめ、ガチ切れしている玄武はいったん蘭丸を追い返すのだった。
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第47話 青龍のヘビ憑き
蘭丸の様子がおかしかったので、青龍が襲ってきて数日後、玄武は改めて蘭丸を呼び出した。
玖太郎とヘビについて聞きたいといっていた蘭丸だったが、なんでそのことを知っているのか。
話はそのことからはじまる。
いま昏睡状態にある青龍の現当主が、意識あったときに遺言として言ってきたことが発端となっていた。
それは、自分が死んでも碧唯(あおい)を当主にするな、あいつはヘビ憑きだといっていたという。
碧唯とは青龍の次期当主とされていて、有能でかなり優しい人だった。
ただ、あるときから人が変わったようになり、みんな碧唯の顔色を窺ってるという。
碧唯にヘビが憑いていることが信じられない蘭丸は、玖太郎に碧唯がヘビ憑きか確認してほしいというのだ。
まだヘビの封印は解かれてなくて、そんな力はないという玖太郎。
しかし蘭丸は当主の夢に「白猫」が出てきて、玖太郎の蛇の封印は解かれていて玖太郎に助けを乞えば碧唯のヘビを暴けると言っていたという。
そうすれば玖太郎の身にも何か起こるかもしれない。
身勝手な蘭丸の頼みはさすがにすぐ受け入れられることはなかった。
青龍にヘビ憑きがいる、その話を聞いてから玖太郎は自分の中の変化を感じていく・・。
第48話 玖太郎の中のヘビ
青龍のヘビ憑きとなってしまった碧唯は、青龍のヘビ憑き時代の紘一の親友だった。
今更口を出せないが、気に病む紘一。
とまどう大人たちの知らないところで、玖太郎のヘビが意識を乗っ取って表に現れていた。
ヘビは自分の贄(えさ)として食わせろと、文に襲い掛かる。
体の自由を奪われた文だったが、助けてという玖太郎の声でなんとか意識を正してヘビに一撃くらわせる。
その勢いでウチガワに入った文は、白猫と再会する。
文と玖太郎の「特別な心間」で封印されていたヘビが外にでたことで、今は玖太郎がそこに眠ってているという。
白猫によって、文はもう真のクイーンになっていることが明かされて、白から新しい力を授かっていることを聞く。
その力とは、ヘビを殺せる唯一の力『蛟切』だった。
その力で玖太郎の中のヘビを殺そうとするが、ヘビに死にたくないと喚かれて。
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クイーンズ・クオリティ 10巻の感想
今回は、玖太郎の中に封印されているヘビの封印、および青龍にヘビ憑きの人間がいるかもしれないという話がメインとなる。
周りが心配するのをよそに、玖太郎は自分の中にヘビが封印されていることをあまり気にしていない。
何か分からないからこそ、怯えても仕方ないというのに、さすがは玖太郎の精神力といえる。
せっかく玖太郎が安定してるのに、水を差すように現れる青龍の蘭丸。
初登場からかなり久しぶりの登場になるが、いきなりヘビの話をしてくるあたり、今回の重要人物なのは間違いないであろう。
青龍の次期当主の碧唯がヘビ憑きかもしれないので、助けてほしいと必死な蘭丸を今は泳がせているが、放置はしないだろう。
玄武の人たちがどう関わっていくか今後の見ものだ。
そして、ついに付き合いだした文と玖太郎のやり取りが所々に出てくるのでそこも楽しみのひとつになっている。
思春期の玖太郎の悩みもかわいらしい。まだ玖太郎に封印されているヘビもそこまで深堀されてないので、二人の関係をほっこり楽しめる巻となっている。
最後、玖太郎のヘビが主張し始めるので、次巻以降そこを中心に進んでいくストーリーが楽しみです。
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