ミステリと言う勿れ 12巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
風呂光の元におばあさんから電話が掛かってきた。
内容は、事故死として扱われた教え子の死に不審な点があるとのこと。
整を連れて富山へ向かった風呂光・・。
警察の元に届いた不審なメールとの関連はあるのか。
「ミステリと言う勿れ」12巻 にはエピソード17からエピソード17-5 が収録されています。
ミステリと言う勿れ 12巻のネタバレ、あらすじ
episode17 さざなみひとつ
舞台は大隣警察署。
今月は心穏やかにメシがウマい。と池本さんが言います。
確かに先月は大変だったと思う。連続殺人事件とか青砥さんも絡んだ誘拐事件とか・・。
その後の友香ちゃんの様子はどうなんだろう。
風呂光は青砥さんに聞くと、友香ちゃんはやせ我慢する子だから、お母さんが気を付けて見てるとのこと。
あれから青砥さんの友香ちゃんへの関わり方も変わったようです。
池本さんも、これからいろいろと直面するからな。と青砥さんが言った頃、おばあちゃんから風呂光の携帯に着信があった。
何かあったのかと風呂光は気になります。
おばあちゃんの話によると、妙子おばさんが亡くなりその死因に不審な事がある。とのこと。
電話の会話で殺されたという言葉を青砥さんが聞いており、ニュースにもなっていたので、今から様子を見に行って来い。と風呂光に言ってくれました。
自分の田舎は管轄外のために捜査は出来ませんが、行き詰まったら久能君に相談もありだと池本さんが言いました。
確かに捜査は出来ないが、もしかしたら頼るかもしれない。
風呂光は富山に向かいます・・。
episode17-2 殺人未満
久能整は鳩村さんの三つ子の家庭教師を再開しました。
そして鳩村さんの岐阜の別荘に来ていたら風呂光さんが訪ねてきました。
整は昼前の変な電話の後だし、また僕に有らぬ疑いが掛けられているのかと思ったら、風呂光さんの知り合いの不審な死に方についてアドバイスが欲しいということでした。
それも富山から近くに居るのは天啓なのかもだって。
鳩村さんの別荘が富山にもあるとのことで、みんなで富山へ行くことになった。
翌日、その妙子さんという方が落ちたとされる橋を見に来た。
静は確かに、この高さの欄干なら落ちられないこともないけど、妙子さんの死因が後頭部の強打と落下してからの冷たい水による心停止というのが何か引っ掛かりまる。
そのため、整は風呂光さんのおばあさんの所へ行って話を聞くことに。
妙子さんは風呂光さんのおばあさんの教え子で、旦那さんと下の息子さんが亡くなってからは一人暮らしだったらしく、近所だったのでずっと仲良くしてきたという。
おばあさんが気になるのは、妙子さんは欄干なんかに座るような人ではないし、いつも付けていた息子さんの形見のブローチがなくなっていたことだという。
自分のよく知ってる人が、そんな行動を取らないと思うことは、静は少し分かる気がした。
episode17-3 すべては水面下
久能整は富山で誘拐事件の時の久我山さんに偶然出会ったと思ったら、@旅めしのライターさんたちもそこに現れた。
何でも久我山さんの後輩なんだとか。
ライターさんは取材で事故の現場に居て、撮った写真の中に妙子さんが写っているというので見せてもらった。
静は編集前の映像をもらったというので見せてくれた。
確かに妙子さんは何度も振り返る動作をしていて手も振っているのが見てとれた。
風呂光さんがデータを貰っていくらしい。
ただ、その時に望月さんが言った言葉がちょっと引っかかる。
何がよかったのだろう。と、そこに風呂光さんのおばあさんの家で会った刑事さんがやって来た。
ちょっと意味深な言葉を述べて行ったけど、確かに取材であちこちに顔を出しているから有名人なのかもしれないけど。
今夜はおばあさんの家で妙子さんのお別れ会をするというので、静はまたおばあさんの家に行くことにした。
episode17-4 打ち寄せ返す玉響の制覇
昨晩、青砥刑事との電話で連続殺人事件が起こるという予測のような匿名メールの事を聞いた風呂光刑事は、このまま整を関わらせることを止めるべきかと悩んでいた。
整と一緒に訪れた海岸からは勇壮な立山連峰が眺められ、子供の頃の事を語りだした風呂光。
海で泳いでいる時に、海底で腐敗した遺体を発見した風呂光。
その恐ろしさに何度も夢に出てきたと言う。
当時、すでに警察官として職務していた流が風呂光を気遣い、遺体としてではなく生前のきれいな姿を見ようと葬儀に連れて行ってもらった事で、怖い夢は収まったそうだ。
その時に流が頻りに女性の警察官が居ないことを謝っていたこともあり、将来は警察官になると決めたという。
事件に関わる人が怖い夢を見なくてすむように・・。
おばあさんに言われた初心を忘れるな。という言葉もあり、ここで整をこれ以上巻き込むのを止める決断をしたようだ。
整はそれを聞いて風呂光に問い直した。
池本に言われて自身を頼ることにしたのと、おばあさんに言われて頼るのを止めたのも、どちらも誰かに言われて考えを変えた。
整としては、風呂光自身の考えが分からず、風呂光自身の考えが聞きたかったようだ。
episode17-5 流されて
久能整は風呂光さんとの別れ際に流さんに捕まり、陽菜さんのお爺さんの説得に行く事になってしまった。
陽菜さんのお爺さんは地域のドンと言われているらしく、自治会長やら、会社や工場をいっぱい持っているという。
孤児の面倒も見ているらしく、流さんも両親を亡くされてからお爺さんと風呂光さんのおばあさんに面倒を見てもらっていたとか。
家政婦さんによると、奥さんや娘さんを働かせないことが男の甲斐性だと思っている世代なのだとか。
人それぞれ。ということが見逃されている時代の人なのだと思った。
流さんも家を継げと言われ、警察官になるのを反対されたらしい。
それを風呂光さんのおばあさんに説得されて許してくれたそうだ。
わりと説得されやすい人なんだと思った。
陽菜さんにもう一度、進学の意思を確かめて、いざ勝負?。と思ったら、取材が終わって出てきたのは、旅めしのライターの蕪木さんだった。
廊下に飾ってあった氷見の獅子舞の絵に天狗があったので声に上げると、その絵の天狗は流さんなんだとか。
獅子と天狗が舞い、最後に天狗が獅子を倒すという流れらしい。
蕪木さんはその演目の「獅子殺し」というワードに何か思うところがあるようだった。
ミステリと言う勿れ 12巻の感想
三つ子の家庭教師を再び始めた整は、岐阜の別荘に招待されていたところに風呂光刑事が現れて、おばあさんが言う教え子の不審死にアドバイスを求めて来ました。
偶然にも鳩村の別荘が富山にもあるということも重なり整は富山に行きます。
鳩村家は凄いですね。あっちこっちに別荘があって・・。
お金持ちってこうなんですかね。
富山でおばあさんの話を聞いた整は、おばあさんの被害者への気持ちを知り、不可解に思っているところを解決しようと内心思った様で、風呂光と共に情報集めを精力的に行っていました。
その時に現れたのは誘拐事件で関わった久我山と、久我山の後輩で、人気の雑誌のライターである望月と蕪木、そして刑事の流。
たぶん、この事件の登場人物がこの辺りで揃ったような気がします。
全ては偶然なのかもしれませんが・・。
望月から提供された映像には、一人で現地に居たとは思えない被害者の状況と、死亡した時には付けていなかったブローチが確認できました。
そして警察に入った連続殺人の予測メール。
これですが、自分は一瞬ガロかと思いました。
事件の真相はまだ分かりませんが・・。
この巻の冒頭に犯人へ送ったようなメールの内容と、このメールの内容は事件が起きることを予測したうえで静観している感じが取れ、当事者ではなく何かで気付いた第三者が発信していると思われます。
筆者が真っ先に思いついたのはガロというだけで、全く違う人物かもしれませんが・・。
さて、巻末の状況は連続殺人の幕開け的な何かなのか気になります。
次巻が楽しみです。
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