撲殺ピンク 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
立花兄弟を捕縛し道鐘男(ドーベルマン)の情報を突き止めたキンとラブ。
闇医者である大鳥梅子ことオードリーは、自分の大切なラブを傷つけたと、徹底して立花兄弟を拷問し始めます。
隆三は道鐘男の情報を洗い出す為に、なるべくに生きたままと拷問をしろと言い、それに応じるオードリーですが・・。
「撲殺ピンク」2巻には第9話から第16話が収録されています。
撲殺ピンク 2巻のネタバレ、あらすじ
第9話 傷モノ①
キンに敗れ意識を失った立花兄弟の弟である猫は目を覚まします。
しかし目隠しをされ、周りが見えず、身動きの取れない身体に困惑し、悶え苦しむ猫は、自分が拘束されている事に気づき、慌てふためきます。
早くうるさいコイツをバラそうと、冷酷に言う大鳥梅子ことオードリー。
大切なラブを襲おうとしていた汚らしい男だと、感情の昂りに任せてメスを突き立てます。
しかし、まだ道鐘男の情報を掴んでいないと、隆三は猫をまだ始末しない様にと言い、オードリーに処置を頼みます。
嬉しそうに処置を開始していくオードリーは、ハサミを取り出し、それを見た猫は、悲鳴をあげますが、誰も助けには来ません。。
隆三は落ち込んでいたキンを慰め、ラブをよく守ったと労います。
かつて姉を道鐘男によって壊されてしまったキンは、隆三と出逢った時の事を想い出します。
第10話 傷モノ②
村岡功・・、捜査一課の刑事であり、かつてキンの姉の誘拐捜査に尽力を尽くしてくれた人物。
そんな相手と再会してしまったキンは、素っ気なく挨拶をし、早々に会話を終わらせようとしますが、功からある事を訊ねられます。
それは最近ニュースになった母子監禁事件の事でした。
母親がレンタルボックスに監禁され、その捜査を担当していた彼は、キンに何か知らないかと訊ねます。
最近、性犯罪者を狩る「ピンク処刑人」に関係しているのではと睨む功。
キンは上手く誤魔化す事が出来るのでしょうか?
第11話 傷モノ③
沢田公康・・、次の標的となるピンクでした。
強姦事件を3件起こし、懲役18年と札付きの性犯罪者でした。
現在杉並区で5件の性犯罪が起きており、この事件に関わっているのはコイツではないかと確信を得ているキン。
しかし断定するには、まだ情報が少ないと慎重な姿勢を見せる知春。
まだ事を起こすなと忠告されるも、彼は性犯罪者を野放しには出来ませんでした。
一人でもやってやると、暴走していくキン。
そんな中でピンク処刑人を追う功と部下の大平は、キンの行動を見張っていました。
それを知らないキン。
彼は一人で沢田に近づきます・・・
第12話 傷モノ④
沢田を襲った現場を見つけ、キンを止めようとする功。
二人の闘争は続き、一進一退の攻防へとなっていました。
そんな中で事件の真相を知ったラブは知春に電話をします。
今回の強姦事件は、どこかがおかしいと見抜いていたラブ。
この事件の犯人は沢田ではないと推理する彼女は、この事件は完璧な秩序型だと言います。
沢田は衝動的に性犯罪を起こす無秩序型であり、今回の杉並区で起きた性犯罪は、過去の性犯罪を模倣して再現された完璧な秩序型だと言うラブ。
過去の事件を知って、これを模倣できるのは、警察関係者だけと、ラブはキンの身を案じ、知春に助けを求めます。
功に説得されていたキンの傍で、薄ら笑みを浮かべる大平。
彼の欲望が暴走しようとしていました。
第13話 傷モノ⑤
功の部下である大平が今回の事件を引き起こしていた犯人だったのです。
沢田を射殺し、功の娘を壊してやると、目の前で娘を襲おうとする大平。
かつて起きた父娘ガレージ事件を再現しようとする彼の凶行を止めたのは、ラブでした。
何故に自分の事が解ったのかと、ラブに訊ねる大平。
彼女は彼に言います。
おまえは「NPD」である、と。
自己愛性パーソナリティ障害を患い、事件を再現し、まるで神様の様に人を陥れ操ろうとしていると、そんな軽い衝動を見透かされ、ついにはこう言われます。
ピンクに呑まれたのだ、と。
エリートの警察官僚だった大平にとって、性犯罪者は興奮するほどの性体験を語り、それに圧倒された彼は、それを再現できるとの欲求に駆られた異常者であると、ラブは言います。
その言葉に激高する大平の隙をついて蹴りを叩き込むキン。
形勢は逆転しました・・・
第14話 鴉①
大平の自殺によって事件は決着するも、世間的には沢田が容疑者として自殺し、事件は幕を閉じる事となります。
それに納得のいかない功は上司に詰め寄りますが、警察組織に属しているのなら解ってくれと言われます。
結局、警察の体面を守る為に公にせずに闇に葬ろうとしていました。
そんな中で功はある事に気付きます。
大平の足の裏に彫られていた入れ墨・・、それは道鐘男と書かれていた入れ墨でした。
キンの姉が呟いた入れ墨。
功は何か関係しているのではと考えます。
そして知春も、大平が道鐘男と関り、その仲介役になっているのが鴉と呼ばれる存在であると隆三に報告します。
ようやく道鐘男の全容を掴みだしたと、隆三は行動を開始していきます。
第15話 鴉②
道鐘男の存在を知った功は、隆三と接触しました。
そして訊ねます。
ピンク処刑人はあんたが動かしているのだろう、と。
キンの姉に、隆三の孫の事件に鐘道男に関わっていると、問い詰める功に隆三は、否定する事無くに、そうだと言います。
性犯罪者によって人生を狂わされた復讐をしたいと、綺麗ごとなどでは測れないと、キンとラブの覚悟を受け入れ、堕ちるところまで堕ちてやると、覚悟を見せる隆三。
もし邪魔をするなら潰すと功に宣言する隆三に、功は交渉したいと言います。
自分も正しい事をしたいと言う功。
その証拠にと公開されていない情報を持ってきました。
はたしてその情報とは?
第16話 鴉③
ターゲットである性犯罪者の自宅へと乗り込んだキンとラブ達。
しかし既に性犯罪者は殺されており、道鐘男のサインが残されていました。
知春はこれは警告だと受け止め、隆三はキンやラブの行動が見張られていると察します。
道鐘男が動き出したと、これはある意味でチャンスかもしれないと、隆三は餌をバラまく事にします。
それは立花兄弟の猫と海を囮に使う事でした。
道鐘男の構成員を使い、鴉をおびき寄せる作戦を立てる隆三。
はたして上手くいくのでしょうか?
撲殺ピンク 2巻の感想
オードリーさんの登場と、実にクレイジーなレズ様とサイコな雰囲気が良かったです。
ラブに対しての異常なまでの愛情を持つ彼女と、ラブの為なら、どんな事でもしでかしそうな彼女と合い、実に良いキャラをしています。
でもそんなオードリーさんも、昔に何かあったのでしょうね・・。
どんな過去があったのかと、気になります。
あまりひどい目に遭っていなければ良いのですが、それにしても隆三さんも、キンと同じ様にひどい目にあっていたのですね。
しかも孫を殺された挙句に、子どもまで奪われてしまうとは、ここまでに酷い目にあってしまうのは悲しいですね。
道鐘男は確実に潰れて欲しいです。
そう、それこそ地獄に堕ちる様なひどい目に!
そんな状況でキンとラブの関係・・、二人の絆は強いのだと、改めて思います。
それにラブことラブちゃん。
頭が良さそうな雰囲気が出てますが、彼女は一体何者なのでしょうか?
今後の展開で明らかになるのかと気になる所です。
刑事の村岡功、キンに接触してきた刑事さん。
キンの事が怪しいと、何やら一悶着を起こしそうな雰囲気の人物です。
根は真面目そうですが、色々と苦労しそうな人物の様に見えます。
今後、キンとどの様に関わっていく人物なのかと、注目したいキャラですね。
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