ミステリと言う勿れ 8巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
恩師の最後を知ることになったアイビーハウスでの事件は、後悔から畏怖の念を抱いた橘高が自身の恐怖を拭い去る為に起きたもの。
そして、それに気付く事が出来た久能だったからこそ、最期の殺人を止める事が出来たのでした。
ミステリと言う勿れ 第8巻 にはエピソード11からエピソード13が収録されています。
ミステリと言う勿れ 8巻のネタバレ、あらすじ
episode11 星降る舌八丁
オニバス美術館にライカさんを誘ってきた。
本当は大隣美術館に誘いたいところなんだけど、病院から一番近い美術館がここだから。
ここはこじんまりしていて、人が少なくて僕はたまに来るところだ。
今日はライカさんと一緒なのでとても楽しくて、ついおしゃべりがすぎてしまった。
トイレに行ってライカさんのところに戻ろうとしたら、ちょっと危ない人たちを見つけてしまった。
何かの言葉の続きを知っているか聞いて、知らないと答えた人をスタンガンで気絶させてどこかに運んでいった。
ヤバい・・。
急いでライカさんを探して外に出ようと思ったけど、さっきの人たちの一人に見つかってしまった。
「満月に頭を垂れて星降る夜」この続きを知っているかと聞かれた。
もちろん知らない。
けど、知らないと言ったらさっき見た人と同じ目にあってしまう。
僕ひとりじゃなくライカさんも居るし。何とか切り抜けないといけない。
そう思った僕は「なんで僕が知っていると思うんですか?」
「知っているか知らないか。そう単純に答えられる話じゃないってことは知っているでしょ」と話を流してみた。
そうしたら、スタンガンは回避できたみたいだけど、何だかライカさんは楽しんでいる様だ・・。
ちょっと複雑・・。
僕とライカさん。それと、さっき会話した元この美術館の学芸員さんの3人だけ残ったみたい。
危ない人達はさっきの続と何か情報を知りたがっている様だ。
ライカさんは危ない人達に挑発して殴られ上に、ナイフで脅してきた人の腕を掴んで好きにすればいい。とまで言うし・・。
危ないんだから無茶しないでほしい。
とにかくここは乗り切らないと、と思い、危ない人たちに「とにかく事情を話してください」と言ってみたら、集まって相談し始めたみたい。
落ち着いてあの人たちをよく見ると、僕よりも若い人がいるみたいだ・・。
「じゃあ、説明する。」そう言ってこの騒動の発端を話始めた。
episode12 耳寄りな話
今日は月に一度のフルーツサンドを食べる日。
なのでお店に来たけど今日は混んでいる。
早く買って病院に行きたいんだけど・・。
昨日、ライカさんの事情を聞いてから、頭の中で色々考えてみたけど、解離性同一性障害。
症例はごくわずかって聞くし、千夜子さんの後から出来た人格がライカさん。って、自分で思い込んでいるってことなのかな・・。
「いや、どっちにしても、ライカさんがそう考えているってこと」・・あ、声に出てしまった。
隣の人をびっくりさせちゃった・・。
ドイツでは皿を洗う時にシンクに水を溜めて洗ったら、流さないで拭く。って聞こえてきた。
確かに節水にはいいけど、多分、向こうは水も洗剤も違うと思うから、こちらで同じ様には出来ないだろうけど、今度海外の水事情を調べてみよう。
「水といえば」水の中ではガラスをハサミで切ることが出来るというのはほんとうだろうか・・。
腕に着ける救命具も出来たとか。
僕は・・飛ばないけど、ただゆっくり落ちていける装置とか欲しいなぁ。
誰か作ってくれないかなぁ。
(野菜全然食べないじゃん。の答えに海原雄山だって‘人間は生野菜が好きではない’って言っているとか、イチローも野菜嫌いで有名)とか言ってる。
「でも、わかる」僕も生野菜はちょっと苦手。
「というか、常々思うけど」人類の誰一人も食べてきてない量が、一日の摂取量として必要なんて、何の為に言っているのだろうか。
(オレと仕事とどっちが大事なのよ)まさか、この言い回しをほんとに使う人がいるとは思わなかった。
でも「三択なんだと思う。仕事や家事や、友人恋人。
それ以外の自由な時間が絶対に要るんだと思います。」って声に出ていたら、隣の人に頷かれてしまった。
(また突き落とされたんだって。この間、わざと痴漢冤罪起こした女。)
(犯人はその女にはめられた男だと思う)
いや、多分違うと思う。と、もう時間がないから諦めて病院へ行こう。
「さっき話されていた事件。犯人は女性だと思います」って言い逃げしようとしたら、引き止められてしまった。
「なぜ、女性だと思うのですか・・。」
episode13 ネガティブなポジティブ
石蕗(ツワブキ)ってなんでこの漢字なのかな・・。
このアプリ楽しい。と撮った画像から花の種類を教えてくれるアプリで楽しんでいると、遠くから聞き覚えのある声が・・。
思わずダッシュで逃げる僕。「整くーん」この声は汐路さん。
「何で逃げるのー!理紀ちゃんがね、整う君に頼みたいことがあるんだって」と追いつかれた。
「双子を見分けて欲しいんだって」何だって?僕は思わず止まってしまった。
P・ビジョンというカバンメーカーの、東京支社長の瓜生さんからの依頼ということで、大きなお屋敷にやってきた。
半年前の飛行機事故で亡くなった先代の社長、鳩村一葉の娘さんたちが、自分たちで入れ替わりをしているらしく、家政婦さんもお医者も学校の先生や友達でも見分けがつかないらしい。
どうして入れ替わっているのが分かったのか聞いてみると、本人たちが言っているからだそうだ。
う~ん。どうしてだろう・・。
そして、どうして見分けたいのかも聞いてみた。
そしたら不便だからという。
でも、本人たちは自分が誰かは分かっているんだし、学校にも行っているんだから、周りの不便さより本人たちの意思が重要なんじゃないか。と意見を言ったら追い出されてしまった。
帰ろうとした時、汐路さんが「整う君は本人の意思が大事だと言ったけど、あの年頃って自分の意思かな?」と言われた時、ハッとした。
もし、本人の意思で入れ替わっているのでなければ・・・。
僕はもう一度戻る事にした。
この子たちが自分たちで楽しんで入れ替わっているのならいいなぁ。と思ったので、それを確かめようと家庭教師として見てみることにした。
僕が気になるのは、何故入れ替わっている事をアピールするのか。なんだ。
ミステリと言う勿れ 8巻の感想
美術館での騒ぎのあと、ライカの事情が明かされました。
解離性同一性障害。いわゆる多重人格。
久能の前に現れているのは「千夜子」から派生した人格だということ。
そして、どうしてそうなったのかの理由もライカから話されました。
一時期は何人もの人格が居たらしいです。
入院してからは落ち着いて、今はライカが最後の一人となり、もうすぐ消えることを先生と約束しているとのことでした。
ライカは自分を千夜子のレプリカだと言いましたが、久能はレプリカではなく、千夜子とライカの二人で力を合わせて生き抜いたんだと、ライカに賞賛を送ります。
また、久能の過去も少し出て来ました。
どうして小さい頃はダンゴ虫になったのか。
千夜子の支えにライカが居たように、久能の支えは喜和さんだったのだと思います。
ライカはいずれ消えてしまう。
折角、友達になれたライカですが、寂しいとは思いつつも、それを受け止めようとする久能は凄いと思うばかりです。
さて、後半は時間への続きものです。
飛行機事故で母親を亡くした双子は、何故入れ替わりをするのでしょうか。
久能が疑問に思う「何故、入れ替わっていることをアピールするのか」。
そして、双子ではなくもう一人いる。とは?
次巻でその謎が明かされます。お楽しみに。
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