ミステリと言う勿れ 9巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
入れ替わりをする双子。彼女たちは何故入れ替わりをしているのか。
久能は考えます。自分たちで入れ替わりを楽しんでしているのか、それとも誰かに入れ替わるように言われてやっているのか。ついに、その謎が・・。
「ミステリと言う勿れ」 9巻 にはエピソード13-2からエピソード14-2が収録されています。
ミステリと言う勿れ 9巻のネタバレ、あらすじ
episode13-2 誰も寝てはならぬ
あなたたちは双子じゃないんですね。もう一人いる。
入れ替わりをする理由は、そうしないと危険ということなんですね。
一葉さんは自分が長女だと分かる名前だったから、子供たちにはそうしたくない。と言いながら、結局順番が分かる名前になってしまった。
や、一葉さんの指輪の石(アレキサンドライト)がヒントになった。
どうしてそうしなければいけないのか。
詩さんの話によれば、一葉さんの妹さんが小さい時に亡くなり、一葉さん家族がバラバラになってしまった。と、その原因を作った一葉さんはずっと自分を責めていたという。
しかし、ある時を境に見違える様に明るくなり、仕事も家庭も幸せを掴んだと。
ただ、見違える様に明るくなったきっかけについてはおかしな事を言っていたという。
自分は三つ子で三人目は殺されたと。
そして、一葉さんは三つ子を授かり、三つ子の三女は殺されてしまうから隠すのだと。
いまいち納得できない。
そう思ったから、施設に居るという一葉さんのお母さんに確認することにした。
一葉さんは三つ子だったのか、そして一葉さんとお母さんの関係はどうなっているのか。
三人目を隠さなければいけない理由が他にもある。
そう思って、あの子たちのところへ来ていた時、瓜生さんがやって来た。
詩さんの旦那さんが三つ子である事を伝えたらしい。
三人目の藍糸子さんを呼び、ホッとした様に「もう見分けなくていいんだ。よかった。」と言った。
何故そんなに安堵しているのだろう。そう思っていたら、藍糸子さんを残し、有紀子さんと実都子さん。詩さんと旦那さん。僕まで、川につながれている船に乗せられてしまった。
そして、川から海へ。エンジンもかからない船で放り出されてしまった。
一葉さんは、こうなる事を恐れていたのだろうか。
episode12.5 enclosure
「鳴子 巽」姉さんと接触した羽喰十斗が言っていたカウンセラー。
きっと奴には何かがある。姉さんを貶め、十斗を殺人鬼へと導いたのも多分こいつだ。
奴の動向を探ろうと、マンションの部屋に忍び込み様子を覗っているが、何も目立った動きはない。
部屋にあったパソコンから見つかったのは、古い診療記録だけ。
気になったのは十年前の鳩村一葉という女性のものだった。
記憶を改ざんしている。えげつないものだ。
きっと診療所の方に何かあるのだろうが、もう暫くここで様子を見ることにしよう。そう我路は思っているのだった。
episode14 誰が誰に誰を誰と
お昼ご飯にうどんを食べようと、トッピングに悩んでいると、どうにも気になる人を見てしまった。
見てしまったからには放っておけないのが性分。
あまりにも必死な様子だったので「大丈夫ですか」と聞いてしまったけど、そう聞いちゃいけないんだった。
「どうかしましたか」だ。
すると、1分以内に公園に行かなければいけない。というので抜け道をと一緒に行った。
すると公衆電話が・・。
今度は10分以内に、たいやき広場だというので、また一緒に走って案内した。
スマホとか地図とか持ってないのか尋ねると、見ちゃいけないことになっていると・・。
これって、もしかして・・。
次の場所まで案内すると、電話を変われと言われた。
いろいろ質問してみたけど、仲間内の罰ゲームだと言う。
そしてこの人は、どこかで見た様な気がする。
最後だという所で別れ際に荷物から唸り声の様なものが聞こえた。
あの人は犬だと言ったけど・・。
どうしても気になるし、図書館でさっきの人が誰だか分かったので、青砥さんに連絡を入れたが、もう帰ったという。
気のせいであって欲しいと思いながら、電話を切った。
娘と別れた後、池本から電話が掛かってきた。
久能が誘拐事件が起こっていないかと言ってきたらしい。
それと俺に話がある様だったと。
そうそう誘拐事件などあってたまるかと思っていた矢先、娘の携帯から着信が・・。
娘を誘拐しただと・・。誘拐は間違いないらしい。
犯人は「してんちょう」と名乗っていた。
同僚には知らせるな。まだだ。
そう自分に言い聞かせ、池本に電話を掛けるのを止め、状況をボイスメモに取ることにした。
実行犯は最低でも3人。主犯以外は素人。
コインロッカーに指示書を取りに行く。指示書を取った後、犯人から着信があった。
episode14-2 囁く夜
図書館から帰って来ると、部屋の前に青砥さんが待っていた。
なぜ、僕の家には刑事さんしか来ないのだろう・・・。
池本さんに誘拐事件が起きてないか聞いたそうだな。そう青砥さんが言った。
昼間にあっちこっちと案内した時の様子から、身代金でも運ばされているのかと思ったのと、最後に抱えていた袋から声らしきものが聞こえ、犬を運ぶゲームだと聞いたのが、凄く気になったから。と伝えた。
そして、見覚えがあったあの人を図書館で見つけた古い記事から8年前の連続幼女誘拐殺人事件、通称「鍵山事件」に辿り着き、青砥さんが関わっていた事件だと思い出し、その時に犯人とされた人だった。
そう伝えると、小諸武史。奴がこんな所で何してる・・。
その後何処へ行った。と聞かれタクシーに乗った。と伝えると、青砥さんはタクシー会社に連絡し、行方を聞いた様だったけどすぐに降りたらしい。
しかし、何故、一人で青砥さんがここに来たのか。
何かあったに違いない。そう思って聞いてみたら、青砥さんの娘さんが誘拐されたという。
ちょっと動じてしまったけど、娘さんの年齢を聞き、あの時に会った人が抱えていたカバンには入らないだろうと思った。
青砥さんが今までの経緯を録ったボイスメモを聞かせてくれた。
犯人は青砥さんたちの行動をどこかで見ていたらしいし、今も見ているかもしれないという。
そして要求は子供を誘拐しろということだった。
もし、あの時会った人が抱えていたカバンの中身が子供だとしたら・・。
同じように自分の子供を誘拐されているのだとしたら・・。
青砥さんはどうするのだろう。青砥さんは人として誘拐はしない。という。
どうしたらいいのだろう。犯人と交渉できないものかと思って聞いてみたら、娘さんの携帯に掛けてはみたけど鳴りはするけど出ないらしい。
鳴るということはGPSで場所が分かるのではと思い、奥さんに聞いてもらう事にした。
ミステリと言う勿れ 9巻の感想
三つ子の入れ替わりの謎を解きつつ、どうしても理由が分からなかった久能は、理由を知りたいが為に関わり続けた結果、事件に巻き込まれてしまいました。
事件が起きる前に謎が解けていれば・・。
今回はそういうものではなく、既に事件は起きていて、更なる悪意に巻き込まれない様にと入れ替わりをさせていたところに、久能が入れ替わりを解いてしまった為に事件に巻き込まれてしまった様です。
それも久能の知らないところで我路が動いていたようですが・・。
我路としては、姉の件で調べていた鳴子のパソコンから出てきたカウンセリングの動画に見た、記憶の改ざんの様子に三つ子の入れ替わりが忍ばれ、久能に見てもらいたかったのかもしれません。
そして、今度はごく身近な?青砥刑事の娘が誘拐されるという事件が起きました。
昼間に見た違和感しかない様子の人が、過去に青砥刑事が関わった誘拐事件の犯人とされた人物だった事。
しかし、その人物もまた子供が誘拐されているのではないかと思う久能に、青砥刑事はあくまでも犯人側だと思います。
自身に掛けられた要求に苦悩しながらも誘拐しろと言われた家は留守の様子に安堵しながらも、この後の流れがつかめずに暮れていた時に犯人からと思われる着信があります。
果たして、要求が満たされなかった犯人はどのような行動を取るのでしょうか・・。
次巻が楽しみです。
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