復讐の未亡人 14巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
明かされていく真言の過去・・、自分を愛してくれた三人の母親。
千里。
ヨミ。
ママ先生。
それぞれに違う想いがあり、愛情と、生き方と、知恵を与えてくれた優しき女達。
密にその事を統べて語り、これからも密を楽しませるための玩具として、ずっと傍に居たいと告げる真言の偽りの無い愛の告白。
彼の想いを知り、過去を知り、それに密はどう応えるのでしょうか?
「復讐の未亡人」 14巻には53話から55話が収録されています。
復讐の未亡人 14巻のネタバレ、あらすじ
第53話 邪魔しないで
ヨミが真言のもとから姿を消し、千里と過ごす日々はとても穏やかなものでした・・。
母親の手作りである玉子焼きを食べ、甘くし過ぎたと千里は不安そうに真言に訊ねるも、懐かしい味だと言いながら、彼は美味しそうに玉子焼きを食べていきます。
今、千里は以前の様な弱さを微塵も見せてはいませんでした。
真言を守る為に今は自分がしっかりしなければと、彼女は凛とした強さで過ごしていたのです。
いつもなら隣から文句を言われれば、すぐに謝っていたにも拘らず、毅然とした態度で相手の難癖を論破します。
自宅へと乗り込んでくる夫を前にしても、以前の様な取り乱した振る舞いなどせずに、訊ねてきてもしれっとしながら応対し、まるで取り合おうとはしません。
違う雰囲気と様子が違う千里に押されてしまうも、彼女と何とか取り繕うとする父親・・。
しかし千里に殴り飛ばされ、包丁を向けられ、何の抵抗も反論も出来ないまま、彼女の気迫にすっかり通されてしまいます。
そんな光景を見ていた隣のご主人は普通じゃないと怯えています。
千里は感情を取り乱す事無くに、冷静としながらに言います。
おかしい人間に囲まれて暮らしていれば、おかしくなるのは当然だと。
もう何の迷いもない千里は何者にも怯える事はありませんでした・・。
第54話 ママ先生
ヨミが麻薬密売の容疑で警察に捕まり、彼氏だった男は海外へと逃亡したとニュースが流れます。
真言と千里の生活が児童相談所の介入によって壊されてしまい、彼は児童相談所へと保護され、里親へと預けられました・・。
それから数年。
沢山の事情を抱える子どもを預かり、惜しげもなく愛情を掛けるママ先生の施設をサポートする真言。彼は健やかに成長し、とても穏やかな日々を過ごしていました。
しかし千里は乳がんによって身体を蝕まれ、病床に沈んでいました。
まだ助かる見込みがあると真言が励ますも、母親らしい事が出来なかったと千里は悔やみます。
元気になったら、今まで自分達を苦しめてきた連中を殴りに行こうと真言は元気づけます。
そんな真言の言葉に笑みをこぼし、元気になったら復讐をしにいこうと楽しみにしていた千里。
しかし、その願いは叶う事はありませんでした・・。
千里は人生を終え、真言はその死を看取り、里親であるママ先生の助力によって葬儀を開く事が出来ました。
その事を感謝し、お金は必ず返すと言う真言の言葉に、ママ先生は待っていると返します。
そんな葬儀に訪れるかつての因縁の相手である父親と、隣の老夫婦。
千里の死を悼むも、父親は老夫婦を責めていきます。
妻を苦しめたのだと、言いがかりをつけて責め立てたと、老夫婦を責めていく父親。
しかしそんな三人の喧嘩を止めたのは里親のママ先生でした。
水を引っ掻け、唖然とする三人に、みっともないと言うママ先生。
自分の事しか考えられない、責任転換し、感情をコントロールできないと、見た目は大人にも拘らず、中身は子どもだと、三人に言い放ちます。
そして父親に対して、葬儀代を込みで200万円の支払いをと、請求書を向け、慌てて銀行へと行くと逃げ出す父親。
真言はそんな父親の背中に塩を投げつけ、真言は父親との決別に決着を付けます。
第55話 綺麗でしょ
かつて自分を助けてくれた三人の母親の事を思い出した真言は、密がその三人に似ていると告げます。
密は会ってみたいと言いますが、既に千里は死に、また里親だったママ先生も旅立ち、ヨミに至っては詳細すらも知る事が出来ません。
もう逢えないと、どこか寂しそうに呟く真言の言葉に、密も同意します。
落ち着きを取り戻した真言は、凛にご飯を作らなければとベットから身を起こします。
密はまだ終わっていないと、真言をベットから離さないようにします。
真言は自分を玩具にして快楽を得ているのかと訊ねます。
本当は自分が玩具にされる事を望んでいるのではと、密の真意を覗こうとする真言。
しかしその瞳は虚空を掴むように見通す事が出来ず、密はそんな事は無いと言うも、玩具になる事を望んでいそうな雰囲気を漂わせていました。
かつて密の夫であった親友の優吾に見せてもらった、密の淫らな画像。
美しさを隠す事無く全てを曝け出した密の画像を見た時の想いを呼び起こし、彼女に欲情を沸かせる真言は、優吾の仏壇に告げます。
今から奥さんを汚す、と。
目隠しをし、密の身体を拘束する真言。
密はそんな彼の行為を受け入れ、素直に彼がされるがままに身体を預けていきます。
それをずっと望んでいたかのように・・
復讐の未亡人 14巻の感想
真言の過去・・、実に壮絶すぎます。
千里と言い、ヨミと言い、ママ先生と言い、あまりにも強すぎる女達と驚くばかりです。
それにしても千里さんは、覚醒したら恐ろしい程の強さですね。
彼女も色々と苦労していたのは解るのですが、環境があまりによろしくありませんでしたね。
なんであんなクソ親父に惚れてしまうのでしょうか?
凛の母親と言い、真言の母親と言い、実に献身的な母親なのに、なんであんなクズに惚れてしまうのでしょうか?
これがいわゆるダメンズ好きなのでしょうか?
そういえばヨミも麻薬密売のダメ男と付き合ってしまい、逮捕されてしまうと、衝撃の展開を迎えましたね。
ヨミさんは今後はどうなってしまうのでしょうか?
再び登場するのかと気になる所です。
そしてママ先生と強力なおばあちゃんも真言の根幹の形成に大きく関わっていたのですね。
父親を追い出し、因縁の隣人の老夫婦も撃退するなど、ママ先生の底抜けな強さも驚きでした。
しかし何か裏に抱えていそうなママ先生、今後に何か大きな影響を残しそうです。
とりあえず、真言の過去が明らかとなり、密と本当の意味で心を通わす仲になり、真言と密の絆もこれからより深くなりそうです。
優吾もこれで成仏してもらえたらと思うのですが、優吾・・は何をしていたのでしょうか?
まさか密さんのあられもない姿を写真に取って、それをスマホにしまっているとは・・。
優吾さんの病み具合も非常に闇が深いですね・・。
復讐の未亡人 14巻は無料試し読みすることができます。
ebookjapanで無料試し読みができるのでぜひ読んでみてください。
※気に入ればクーポンでお得に買える!
単行本で読みたい方はこちらがお勧め!
↓↓↓
【TSUTAYAコミックレンタル】はこちら>>
【関連記事】
復讐の未亡人 15巻のネタバレ、あらすじと感想
fam8