復讐の未亡人 17巻のネタバレ、あらすじと感想 | やまねこの漫画ブログ

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復讐の未亡人 17巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

嵐の晩の海にて消息を絶った凛の父と萌愛の母・・。

しかしスマホを捨て、追跡の糸を断ち切っただけでした。

一千万円の大金を持ち、二人でどこか遠くへと逃避行を始める萌愛の母。

しかし彼女には恐るべき秘密が・・。

 

「復讐の未亡人」17巻には62話から64話が収録されています。

 

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復讐の未亡人 17巻のネタバレ、あらすじ

第62話 神様

萌愛の母親が居なくなってから一か月・・。

一人残された萌愛は生活に困窮していました。

お金を手に入れるにはどうすればいいのかと凛に相談をする萌愛。

とりあえず凛はお金を稼ぐならば路上で得意のピアノを演奏すればと勧めますが、恥ずかしいからそれは無理だと言います。

 

気を取り直し、萌愛は凛がどんな風にお金を稼いでいるのかと訊ねると、凛はフリマと転売で稼いでいると告げます。

それを聞いた萌愛は、人気アイドルや歌手のコンサートチケットを購入して高く売ればいいと考えますが、それは違法と凛に咎められます。

だったらママが使っていない、ブランド物のバックを売ればいいかもと考えます。

しかし、それにも凛は言います。

レシートと購入を証明できるものが無ければいけない・・、またそれが偽のブランド品だったら商標法違反になる・・と。

萌愛の妙案は次々に潰れてしまいます。

 

凜はせめて子どもでも売る事が出来るのは、新聞、ペットボトルのキャップ、牛乳パック、そして髪の毛と告げます。

凛は自分の髪の毛が8000円で売れたと言い、凛が髪の毛を切ったのは、売る為だったのかと萌愛は驚きます。

それに関して凛は、それだけが理由ではないと告げます。

 

自分と家族を苦しめ、弟を奪った、あの男との繋がりを消したいが為に、断ち切りたいが為に髪を切った凛。

あの父親と縁を切る事が出来るも、それで萌愛が孤独になってしまったと、責任を感じる凛は萌愛の為に、手ごろな金稼ぎを教えていきます。

 

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第63話 学ばない男

萌愛が一人で過ごしていた中、彼女の母親は凛の父親と共に過ごしていました。

銀行でお金を一千万円も下ろし、クレジットカードも足が付くからと廃棄するなど、徹底とした逃亡を行う彼女は自分の母親から逃れる為に必死でした。

 

そんな中で凛の父親はなんで自分なんかと逃げるのかと訊ね、彼女の洗脳されていないところが好きになった理由だと告げます。

そう、彼女の母親は宗教家であり、全国で20を超える施設を持ち、母に洗脳された人間が大勢いたのです。

そしてかつての夫も、その信者の一人であった事。

 

偶然の出逢いで知り合った運命の人と思っていた夫は、そうなるように仕組まれた、全ては祖母の思惑でしかなかったのです。

結果として夫の両親は組織で幹部となり、役目を終えた夫は、素っ気ない態度で自分に接する様になり、萌愛を身籠っていた彼女は、そんなつれない夫に暴力で制裁を加えてしまいます。

 

炊飯器を足に叩きつけ、何度も炊飯器で全身を滅多打ちにし、介護が必要な身体へと痛めつけ、自分の助けが無いと過ごせない身体にしてしまう彼女。

夫に自分は必要な存在だと知らしめるも、これでは自分も母親と一緒だと悟り、そして母親もこんな気持ちで人を操っていたのだと知ります。

それを知らない凛の父親は、彼女のそんな思惑を知らず、ただ1千万円の大金に夢中でした。

 

第64話 俺の運命

酒を買いに行くと言い、まんまと一千万円の大金をせしめた凛の父親。

その大金で夜の街を遊びまわり、今までに楽しんだ事の無い豪遊を思う存分に楽しんでいました。

久しぶりに気持ち良く酔いしれていた彼はトイレに行こうとするも、そこは開けてはいけない部屋だとキャバ嬢に注意をされてしまいます。

 

しかし有頂天の彼は、お構いなしにその扉を開けて中へと入り込みます。

高級そうなあつらえでまとめられた部屋。

ここがVIP席だと察した彼は、ここで飲むと大金をキャバ嬢に叩きつけ、近場の席へと座り、奥に座るキャバ嬢を呼びつけるも、しれっと無視をされてしまいます。

 

イラつく彼でしたが、奥の席では神妙な話が始まろうとしていました。

年配のキャバ嬢が、自分がかつて嘘の噂を流し、一人の人生を台無しにし、多くの人間を不幸にしてしまったと、厳かな雰囲気のある老婆へと告白していきます。

 

高校時代に部活動で親友にレギュラーの座を奪われそうになった年配キャバ嬢。

それをどうにかしようと考えた彼女は、親友を陥れようと、恐れられていた先輩に親友が悪口を言っていたと嘘を告げ、親友をレギュラーから外そうとしました。

しかし、先輩は取り巻きを連れて親友をリンチし、結果として殺してしまいます。

先輩達は慌てて逃げ出し、数日後に山奥で遺体として発見されます。

 

そのせいで部活は休部へと追い込まれ、必死に部活を頑張っていた部員たちは、事件の真相を調べるも、幸いの事か、自分のついた嘘のせいでそうなった事を知られる事はありませんでした。

無事に卒業し、今に至ってはいるも、自分が犯してしまった過去の罪のせいで、自分は結果的に不幸になってしまったのではと考えるキャバ嬢。

大人になり、好きになった人には逃げられるか、もしくは既婚者で捨てられてしまうかのどちらかしかなく、産んだ子供は乱暴者で自分をいつも殴ってくると、悲し気に告げてくるキャバ嬢。

 

これも嘘をついて死なせてしまった親友と先輩達の呪いなのではと、老婆に話すも、それを笑い転げながら、キャバ嬢を罵倒する凛の父親。

そのやりとりを黙って、老婆は見届けていました・・。

 

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復讐の未亡人 17巻の感想

萌愛ちゃんのお母さんの過去・・、凄すぎます!

まさかあんなお母さんだったとはと、山下を越える程に危ない地雷女がいたもんですね。

衝撃的な萌愛ちゃんのお母さんの事もさることながら、まずは萌愛ちゃんなのですが、この子色々と逞しい子です。

 

お母さんが居なくなってから一人で生きていこうとするなんて、実に逞しいです。

しかしいかせん子どもなのでお金を稼ぐのは難しいと苦労する事になるのですが、凛の助力もあってなんとかなりそうですね。

しかし子ども一人で生活をすれば、いつかおかしいと思われてしまうのではと思います。

 

また遠州先生の登場なのでしょうか?

さて、凛の父親と萌愛のお母さんが逃避行をしてしまうとは、今回も衝撃的な展開で物語が進み、萌愛ちゃんのお母さんの過去が明らかになります。

しかし、まさか彼女の母が宗教家だったとは、あのお母さんも大きな地雷原を抱えていましたね。

全国に20施設もあるなんて、前から何かありそうなお母さんだと思っていましたが、ゆるふわなヤンデレお母さんではなく、密さんと同様な知的な雰囲気のあるお母さんだけに、闇が深そうですね。

 

それにしても凛の父親は、まったく学習しない男でした。

彼がさらなる地獄へと落ちてしまうのかと思うと、もはやざまぁというより呆れてしまうばかりです。

次回ではどんな展開になるのでしょうか?

先読みの出来ない状況へとなっていく展開が気になりますね。

 

 

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