復讐の未亡人 4巻のネタバレ、あらすじと感想!無料試し読み | やまねこの漫画ブログ

復讐の未亡人 4巻のネタバレ、あらすじと感想!無料試し読み

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復讐の未亡人 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

再婚した実母・薫との美月の新しい生活。

しかしそれは、家族としてではなく、まるで使用人の様な扱いでした。

美月を偏執的に求める義父の圭司と息子の康宏からの執拗な嫌がらせを受けながら、虎視眈々と復讐の機会を伺っていた美月。

そして機は熟し、自分から手を下さずに危害を加えた3人を破滅へと追いやった密の過去。

それを知った凛は、行動を開始していきます。

自分の味方を増やし、悪意を押し殺しながら、子どもである自分を利用する復讐劇。

家族を奪われた凛は復讐を遂げる事が出来るのでしょうか?

 

「復讐の未亡人」4巻には18話から13話が収録されています。

 

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復讐の未亡人 4巻のネタバレ、あらすじ

第18話 人を狂わせる力

優吾と陽史は警戒していました・・。自宅を覗く薄気味悪い男。

それはかつて美月が母の妹である叔母さんの優衣の家に住んでいたとき、美月を執拗に狙っていたストーカー。

以前、美月と優吾を襲った男だと、陽史は自衛の為にエアガンを取り出します。

Co2ボンベと金属の弾、明らかに殺傷力がある道具に、慌てて止めに入る優吾。

人を殺す気かと咎めますが、これも美月と関わったせいだと陽史は冷静に言います。

美月は人を惹きつけさせる魅力を持ち、そこに居るだけで悪い者を引き寄せてしまうと、彼女の危険性を優吾に伝えます。

しかしそんな中で冷静に行動したのは、二人の母親である優衣でした。

笑顔で迎え、ちょうどお茶を入れたところだと、ストーカーを自宅へと招き入れる優衣。

 

一方、実母・薫のもとにいる美月は買い出しを頼まれ、また転校の手続きなども自分でやる様にと放置されます。

康宏からもお菓子の買い出しをして来いと命令をされ、まるで使用人のような扱いでした。

そんな中、圭司は美月にある事を訊ねてきます。

 

以前、叔母さんの優衣の家で優吾と仲が良かったと、彼との関係を疑う圭司。

美月は弟の様なものだからと言います。

薫は仲が良すぎて間違いが起きるのではと心配していると・・。

美月に偏執を抱く圭司は、彼女にメガネを掛けて、スカートを履かない様にと告げてきます。

美月の美しさは人を狂わせる力があると言い、美月の事を執拗に妄執していた圭司。

それは薫を狂わせてしまう程に偏っていた想いでした。

 

第19話 叔母さんの遣い

薫は幼い頃から姉の優衣に劣等感を持ってました。

容姿が優れ、成績も優秀と、多くの男性を魅了させてしまう美貌の持ち主。

薫はそんな容姿に恵まれる事は無く、彼女と比べれば醜いと、自分の容姿を嫌っていました。

姉の様に慕われる事も無く、また姉と比べていじめられる事も無く、まるで自分がいない様に扱われていたと、劣等感を抱いていた薫。

夫の圭司が娘の美月に想いを寄せていた事を知り、また彼が偏執的なペドフィリアで、余命幾ばくも無い少女と関係を持っていたと、呆れと失望を抱き、圭司に対する興味を失せていました。

美月の容姿に惹かれてきたブタ野郎と、蔑むように圭司を侮蔑する薫。

 

そんな中、自宅に康宏の前の学校の不良仲間が訪れていましたが、美月に好意的な印象を持ち、楽しそうに打ち解けてしまいます。

美月と楽しげに話す不良達。

根暗だと思っていた彼女が別人のように彼らと振舞い、いつもと違う雰囲気を見せ、彼らをすっかり魅了させていました。

 

それを面白く思わない康宏は、美月が母親に襲われた際に失禁した事を話し、彼女を陥れようとします。

不良は美月の事を陥れようとする康宏に、あからさまな敵意を向けていきます。

不良達に制裁を受けてしまい、屈辱的な写真を撮られてしまう康宏。

 

美月はすました顔で康宏に報復した事を喜び、美月に嵌められたと泣く康宏は、圭司にあらぬ事を告げ口し、二人掛かりで彼女を襲います。

美月が男達に身体を許したと、それを蝋燭の炎で浄化すると、正気を疑う行為を行おうとする圭司。

康宏に掴まれ、身体を焼かれそうになるも、美月は抵抗し、その場を逃げだそうとしますが、執念深い圭司は彼女を逃がすまいと必死になって捕まえてきます。

そんな彼を哀れに想い、涙を流す美月。

 

家族ごっこは今日ではおしまいと、叔母さんが寄こしてくれた遣いを招き入れてしまいます。

そこに立っていたのは、かつて美月に想いを抱いたストーカーでした。

 

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第20話 駒

ストーカーを薫の自宅に仕向けたのは優衣であり、彼の心の傷を利用し、美月を間接的に助けてくれたのです。

そのいきさつを全て聞いた凛は、助けてくれた叔母さんがいたからと呟き、自分にはそんな人はいないと諦めの言葉を口にします。

でも密は、私が協力してあげると囁き、凛に復讐に必要な事を教えていきます。

 

翌日、凛は久しぶりに学校へと登校します。

弟の死をからかう、いじめっ子達の悪意を受けてしまうも、それを巧みに利用し、しおらしい素振りを見せ、何時もとは違う凛の反応に戸惑ういじめっ子達。

密に教わった事を行い、予想以上の反応に凛は薄っすらと笑みを浮かべていました。

 

まず教わった事は、周囲を味方にする事。

最初は仲良くするなんてできないと拒絶するも、密は諭すように告げてきます。

孤立するメリットの方が少ない・・。

社会的動物は人を含めて孤立すれば死に急ぐもの。

それを身をもって知っていた凛に、密は最大の利点を告げます。

群れるのではなく、利用する駒にすればいい。

 

東京ではコミュニケーション能力の高い人間が支配できる様になっている。

クラスメイトはあなたの大事な駒、そう思えば、優しく出来るはず・・。

そう密に教えられた凛。

 

その言葉通りに、いじめっ子達は凛に優しくなり、凛を執拗にいじめていた女子の美久に標的を変え、彼女をイジメだしてきます。

そんな美久を助ける凛。

机にされた落書きをアルコールランプのメチルアルコールで拭き取ってあげます。

思いがけない凛の優しさに戸惑う美久。

凛は既に知っていました、美久は自分と同じ境遇であると言う事。

 

問題を抱えた父親に苦しめられ、妹を辱しめられていると知り、このままでは父親に殺されてしまうと、凛に弱音を見せる美久。

凛はあるとっておきの方法を教えます。

はたしてその方法とは?

 

第21話 メタノール

アルコールランプに含まれているメチルアルコール。

猛毒で、小さじ分で失明を招き、大さじで大人も死ぬと告げ、もしこれをお酒に混ぜて飲ませればと、自分を苦しめる大人を倒す方法を教える凛。

アルコールランプを受け取った美久は、それを自宅へと持ち帰ってしまいます。

 

凛は親友の萌愛と一緒に彼女が住んでいるタワーマンションへと帰り、今、ここの親戚の家で住んでいると告げます。

素直に喜ぶ萌愛ですが、凛は彼女の母親が義父と肉体関係を持っている事を知り、今は力を溜める為に自分の居場所を知られてはいけないと、萌愛に口止めをお願いします。

今は少しでもあの男の情報を集める事が重要と、萌愛の母親があの男に依存している事を利用しようとしていました。

 

そんな事を知らない萌愛は、母親からラインを受け、一人公園で時間を過ごしていました。

すると青ざめた表情で美久が凛を探しており、大変なことになったと告げてきます。

 

美久は妹の玲を守る為に、水にメチルアルコールを仕込みます。

しかし、逆上した母親が父親を酒瓶で殴ってしまい、気が動転し、落ち着こうと飲んだそれが、メチルアルコール仕込んでしまった水でした。

こんな筈ではと、泣き出す事しかできない美久に、凛は対処方法を教えます。

すぐさまに自宅へと戻り、ウィスキーを飲ませ応急処置を行う美久。

 

母親は娘二人を苦しませてしまったと、最後まであの人の事を信じようとしていた自分が馬鹿だったと涙を流します。

そして玲は、意識を取り戻した父親にメチルアルコールが沢山と注がれたお茶を差し出し、それを何の疑いも無く飲み干す父親を、美久と共に見詰めます。

 

翌日・・。

凛は、美久の父親は就職活動に行き詰まり、娘を脅し、家族と無理心中しようと、メチルアルコールを飲み干して死んだと、誰もが信じるありきたりな自殺の筋書を用意していました。

父親が死んでほっとしていると、安心したように告げ、凛に感謝する美久。

 

一つの復讐を終え、自分でも出来た事に喜ぶ凛。

次は自分の復習を遂げる番だと、静かに打ち震えていました。

 

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復讐の未亡人 4巻の感想

美月の過去が明らかになった前半と、凛の復讐劇の始まりとなる後半などと、今回もハードに物語が進んでいきます。

いやはや美月の過去は壮絶すぎます。

あんな父親に狙われ、その息子にも狙われて、大変な環境の中で復讐を虎視眈々と狙っていた美月。

 

あの頃から聡明過ぎる程に頭が良かったのだとすると、はたして彼女は一体何者なのでしょうかね?

あの薫の娘とは思えないほどに聡明過ぎる知性、冷静沈着なうえに容姿端麗、隙の無い美月。

今後の展開でそのあたりが明らかになればと思います。

 

さて、それにしても薫と言い、優衣と言い、美月の家族をめぐる関係は色々と複雑そうです。

薫のあまりにもな毒親っぷりもさることながら、爆弾親とも言うべきほどに色々と患っている彼女。

本編では一旦退場したような雰囲気がありますが、またひょこりと出てきそうな予感がします。

 

そして凛の復讐劇がついに始まっていきます。

子どもの容姿を使っての復讐、周囲を味方にする方法など、密から教わった復讐を実践していく凛。

瞬く間にクラスメイトを配下にしてしまうなど、まさに密の後継者になれそうな器の持ち主です。

 

そんな復讐の中で美久の家庭問題に関わる事となるのですが、彼女も毒親に悩まされていたとは・・。

凛をイジメていたクソガキとイラついていたのですが、彼女も可哀想な子だったのですね。

この作品の親、あまりにも毒が多すぎます。

萌愛のママさんも毒っぽい雰囲気がありますし、今後の展開が気になってきます。

次回は凛の復讐の総仕上げとなりますが、はたして復讐はどうなってしまうのか、目が離せませんね!

 

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