聖女の魔力は万能です 6巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
西の森の討伐で聖女の術を発動したセイ。しかし、その発動方法は分からないままでした。
もう一人の召喚された少女、アイラはカイル殿下の保護から外れリズと一緒に行動することで周りの誤解を解き、平穏な日常を送れるようになっていきます。
そして召喚から1年が過ぎ、このスランタニアで二度目の春を迎えようとしているセイでした。
「聖女の魔力は万能です」6巻には、第25話から第27.5話が収録されています。
聖女の魔力は万能です 6巻のネタバレ、あらすじ
第25話 薬草不足
召喚されてから1年が過ぎ、再び春を迎えようとしているセイ。
いつものようにポーションを作っているところに所長が現れ、薬草不足の為しばらくの間ポーション作りを中止すると告げるのでした。
何でも、薬草の一大産地であるクラウスナー領から、薬草の出荷量が著しく減っているとのことでした。
クラウスナーという名に覚えのあったセイは図書室で薬草の書物を見てみると、中級以上に使用される薬草のそのほとんどがクラウスナー領産であることに気付くのでした。
そこにアイラとリズが現れ薬草の話をしていると、リズからクラウスナー領は別名「薬師の聖地」と呼ばれ、薬師の家に代々伝わる秘伝のポーションがあると聞き、セイは興味深々になるのでした。
後日、ホーク団長が研究所に来る姿を見たセイは、お茶を出そうと所長室へ向かいます。
第三騎士団に遠征の話が来たことを告げられ、セイは当然自分も行くものだと思っていましたが、行先がクラスナー領と分かったところで是が非でも行きたいと進言するのでした。
第25.5話 派遣要請
王の執務室では、第三騎士団の派遣先がクラウスナー領になるとホーク団長に告げられます。
ポーションの作成に必要な薬草の供給に影響が出ていることから、優先度が高いとのことでした。
クラウスナー領でも優秀な傭兵団を雇っている上で、騎士団の派遣を要請してくるということは 恐らく、瘴気(しょうき)の沼が発生している可能性があるのではないかと。
瘴気の沼があるとすれば「聖女」にも出向いてもらう必要があるとの意見にホーク団長はセイのことを考えて反対をします。
しかし王都周辺での魔物の減少や、聖女の活躍の情報が周辺地域に洩れて派遣要請が絶えない現状です。
派遣をしなかった場合の貴族たちの反感を受けてしまうであろう事を鑑みると、聖女の派遣はやむをえないとする国王でした。
第26話 クラウスナー領
クラウスナー領に到着したセイ達は、長旅にて疲れただろうと部屋へ案内されます。
その後の領主との面会をするとの予定で部屋で待っていましたが、案内されたのは領主との晩餐とのことでした。
セイは領主との晩餐の最中、薬草の話題が出た時に領主の城に、この地で最高の薬師と呼ばれている薬師が居ることを知らされます。
そうと知ったセイは是非その薬師と話してみたいと領主にお願いし、薬師を紹介してもらう約束を取り付けるのでした。
早速、薬師コリンナを紹介してもらい、丁度ポーションの作成をするところというので興味津々でついていくと、何故かセイがポーションを作る事になります。
セイはいつもの調子でポーションの作成を始めたところ、あまりの量の多さにコリンナも驚き、ポーション作りが好きなセイを気に入ってくれた様でした。
第27話 騒々しい男
討伐に参加しない日は、城の蒸留室で手伝いをしながらコリンナに教えてもらえる事になったセイ。
その日も朝からポーション作りを始めると、ドタバタとやたらと体格のいい男が入って来るなり昨日注文したポーションを取りに来たというのでした・・。
昨日の夕方の注文で今朝に出来てる訳もないのですが、セイが練習用に作っていた大量のポーションが活躍することになるのでした。
昼過ぎに薬草畑でコリンナと薬草について教えてもらっているところに、今朝方出会ったレオンハルト団長と再び出会うのでした。
朝方貰ったポーションの効果が高いとのことで、セイの作ったポーションはここでも五割り増しの効果が出るのですが、そこはコリンナの計らいでセイの秘伝のレシピということで収めるのでした。
ホーク団長と討伐についての状況を話し合っている中、遠征中のポーション在庫の事が気になったセイ。
この街で調達するのなら、教えてもらった秘伝のレシピの練習も兼ねて自分が作成したいと申し出るのでした。
団長は遠征中のセイの心配をするのですが、ここでも楽しく過ごしていることに安堵するのでした。
第27.5話 騎士団と傭兵団
クラスナー領に到着した日、領主と傭兵団団長、ホーク団長とで討伐についての打ち合わせをするのでした。
現状、傭兵団は城壁周辺に現れた魔物を討伐しているとのことで、騎士団は森の調査をしたいとホーク団長は進言します。
レオンハルト団長は不慣れな土地で森へ行くよりは城壁周辺での討伐を、と反論するのでした。
ホーク団長としては魔物の湧き出る黒い沼の事が気になる中、話題は聖女の同行についてになり、前回のゴーシュの森の討伐の際に聖女が森の奥まで入った話をすると、騎士団は森の調査することで話はまとまります。
傭兵団としては、貴族(王宮騎士団団長)は平民である傭兵団などと見下すことを気にするところですが、ホーク団長はそのような感じもせず、仕事はしっかりとやれるであろうとレオンハルトは思うのでした。
聖女の魔力は万能です 6巻の感想
聖女召喚の儀でこの世界に召喚されてから季節が一巡し、「聖女の魔力は万能です」もこの6巻から第二部となっています。
6巻の始まりは薬草不足ですが、薬草の産地であるクラウスナー領で魔物の出現が増えているのが原因ではないかということ。
実際、クラウスナー領から騎士団の派遣要請が来るところから「瘴気の沼」があるのではないかと王宮でも考慮します。
当然そうなると「聖女」の同行となるのですが、未だに「聖女の術」の発動条件が分からない状態のセイを同行させるのはどうかとホークも反対します。
しかし王宮としては貴族たちの反発を避けるためにも同行させるべきだとの結論に至ります。
一方のセイとしては、クラウスナー領が「薬師の聖地」と呼ばれ、薬師の家に代々伝わるとされる秘伝のポーションに興味津々で、ホークやヨハンの思いとは裏腹に遠征に自ら行きたいと思うのでした。
クラウスナー領に着いてからは、この領地で最高の薬師と呼ばれるコリンナに、薬草やポーションについて教えてもらえることが楽しくて仕方ないようで、ホークの気も落ち着くのでした。
この後、森の調査が終わり次第討伐の開始となった時、果たして「瘴気の沼」はあるのでしょうか。
また、瘴気の沼があったとしてセイの「聖女の術」は発動できるのでしょうか。
次巻が楽しみです。
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