葬送のフリーレン 11巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
マハトが黄金に変える魔法の範囲を広げたため、フリーレンを守ろうと戦いの最中に向かったデンケン。
しかし、ソリテールに阻まれ咄嗟に呪い返しの魔法を解いてしまい、自分も黄金に変わってしまうことに…。
葬送のフリーレン 11巻には、第98話から第107話が収録されています。
葬送のフリーレン 11巻のネタバレ、あらすじ
第98話 報い
黄金に変えられたデンケンは、生前の妻と話をしている夢を見ていました。
マハトに負け最期だと言ったデンケンに対し、妻からは諦めずに最後まで足掻くのでしょと言われたところで目が覚めます。
フリーレンの解除魔法によってデンケンは黄金から元に戻ったのです。
しかし、すぐさまマハトとソリテールが二人の前に現れます。
人と話す事を得意としているソリテールに色々と聞かれ答えたフリーレンは、マハトを見逃すわけにはいかないと闘いを始めるのでした。
第99話 攻防
ソリテールと戦ううちにデンケンとの距離を取られていくフリーレン。
フリーレンは、わざわざ離さなくてもデンケンを手助けするつもりがないことをソリテールに言います。
そして、七崩賢を相手に勝てるはずがないと言いかけるも、魔族のその奢(おご)りが人間に負ける悪い癖だと言い、戦い方を変えてきます。
魔法を使った攻撃ではなく、魔力そのものを操作してぶつけてきたのです。
魔力量は自分もソリテールも大差ないが、魔力のコントロールには長けていて攻撃が一切届かない厄介な相手だとフリーレンは思っています。
それでも不用意に近付いたソリテールに、ソリテールと同じ様に魔力をぶつけて吹っ飛ばすのでした。
第100話 魔法使いの基礎
フリーレンはソリテールに対し、ただ魔力をぶつけるだけです。
応戦すると自分と同じ方法で攻撃される事を考えていなかったのか、攻撃が効きました。
人類と話すことはあったけれども、殺し合いをしたのは初めてかも知れないと、笑いながら戦うソリテール。
もし、殺される時が来たのなら命乞いをしてみるので感想を聞かせて欲しいと言います。
フリーレンは、相手が残虐な魔族で良かったと返します。
その頃、デンケンはマハトの戦い方を思い出しながら、以前は当てることも叶わなかった相手に、攻撃を2度も当てたのでした。
第101話 打開策
決着をつけようと言ったデンケンに対し、敵としての役目を全うしましょうと返したマハト。
最期の師弟対決が始まります。
それまでとは違う戦い方をするマハトに、喰らいついていこうとするデンケン。
2度3度と攻撃を喰らいますが、諦めずに必ず仕留めると決心します。
フリーレンはソリテールに一般攻撃魔法を放ちますが、防御魔法に阻まれ当たりません。
ソリテールは得意の話術でフリーレンの動揺を誘おうとしますが…。
フリーレンはそれが分かっていながら感情が揺さぶられることを冷静に分析していました。
ソリテールの肩の怪我はフェルンが当てたに違いないと思ったフリーレンは、ソリテールの言葉に惑わされるのではなく、仲間を信じようと何かを決めたようです。
第102話 相打ち
マハトの攻撃についていけている自分に驚きながらも、冷静に戦況を分析するデンケン。
万が一もあるかも知れないと思ったその時、マハトの槍がデンケンに当たってしまいました。
これで最期だとマハトが言ったとき、黄金に変えられていたヴァイゼが元に戻るのでした。
フリーレンはソリテールと戦いながら、黄金に変える魔法を解析し、ヴァイゼの街の辺り一面に掛けられていた魔法を解除したのでした。
ヴァイゼが元に戻った事にマハトは驚き、その隙を逃さなかったデンケンの一般攻撃魔法がマハトを貫きました。
一方、ソリテールにはフェルンが遠距離から放った高圧縮の一般攻撃魔法が届くのでした。
第103話 報いの時
これで相打ちだ。倒れたデンケンを後にその場から離れようとするマハト。
ソリテールとの会話を思い出し、いろいろな場面において死んでも構わないと思っていたはずが、今は不様に逃げている自身を嘆いています。
今更何処に逃げるというのか。そう思っていたところに、ヴァイゼの領主グリュックが現れます。
怪我の状況を聞かれたマハトは、自分も報いを受ける時が来たと答えます。
ひと時、マハトがヴァイゼを黄金に変える前のグリュックとマハトの主従関係の時間を過ごした後、現れたデンケンにマハトの最期を頼むグリュックでした。
第104話 墓参り
マハトの最期を遂げた後に倒れたデンケン。
目を覚ますと、黄金に変えられる前のヴァイゼの街を眺め、改めてマハトを倒すことが出来たことに安堵しました。
フェルンは、ボロボロのはずのシュタルクが筋トレをしていることにドン引きし、かつてアイゼンも同じ様にハイターがドン引きしていたとフリーレンが言います。
デンケンやフリーレンたちがヴァイゼを救ったことで街は賑やかさを取り戻します。
フリーレンたちは療養を兼ねて暫く滞在した後、傷が癒えた頃に街から旅立ちます。
フリーレンたちとの挨拶を先に済ませたデンケンは、改めて妻の墓参りをするのでした。
第105話 ゴーレム
エルンスト地方の農村にやって来たフリーレンたちは、そこで宿を取ることにしました。
比較的安全な地域ということで、まともな食事が出来ると思っていましたが、出されたのは乾燥したパンだけ…。
フリーレンたちに冒険者としての腕前を確かめに来た村人が話したのは、畑を荒らす魔物の退治依頼でした。
報酬としての魔導書を確認したフリーレン。
魔物退治を引き受けて畑で様子を窺っていると、現れたのは千年以上前に作られたゴーレムでした。
フリーレンは師であるフランメがこのゴーレムを作った時の思い出に浸りながら機能を停止させると、帝国に引き取ってもらうように村人に伝えます。
第106話 天龍脈
ヴィッセン山脈の険しい山道を歩いていると、空を眺めている人に出会ったフリーレンたち。
その人は、近くの村に住む薬草家だと言い、魔法使いに頼みたいことがあるとのことで、その村へ向かいます。
薬草家は木の実を見せながら、この実がなるような木はこの村の辺りにはなく、それを拾った村人は空から降ってきたと言います。
魔法薬の材料を報酬に調査をするフリーレンたち。
村人たちが晴れた日に空を飛ぶ竜を目撃していることから、フリーレンは思い当たることがあるらしく、晴れた日を待ちます。
晴れた日、かなりの高さを飛ぶ大きな竜を発見し、竜まで飛んでみるとその背中には森や湖が存在するのでした。
第107話 女神の石碑
帝国領との関所まで辿り着いたフリーレンたちですが、ヴァイゼの復活で流通が盛んになり、入国審査待ちの混雑に巻き込まれます。
順番がくるまでの時間、行きたいところがあると言うフリーレン。
前回、魔王討伐の時に解読出来なかった、女神様の石碑のリベンジがしたいと、森の中の険しい道のりを進んで行きます。
ようやく辿り着いた女神様の石碑は崩れていて、前回来た時には無かった文字が彫られているようですが、早速解読に掛かったフリーレン。
すると、石碑は崩れる前の姿に戻り、後ろからヒンメルの声が聞こえます。
振り返ったそこには、魔王討伐の冒険に出た頃の、ヒンメル、アイザック、ハイターの姿があるのでした。
葬送のフリーレン 11巻の感想
マハトの黄金に変える魔法の解析が終わり、自身とデンケンに掛けられていた魔法を解除したフリーレン。
デンケンは魔法の師であるマハトを、フリーレンはソリテールを相手に戦いが始まりました。
デンケンはいつかマハトを倒すために日々研鑽を積みほぼ互角に戦えるほどでした。
年老いたデンケンに対し疲れを知らない魔族相手ではさすがに分が悪いです。
魔法の師でもある様に相手に隙が無く、ついに一撃を喰らってしまいました。
一方、フリーレンは魔法の使い方に長けたソリテールに対し、攻撃が届かず当惑していました。
フリーレンはソリテールの傷がフェルンが付けたものに違いないと確信した時、マハトが黄金に変えたもの全てを解除します。
魔法を解除したことでフェルンがソリテールを攻撃し、隙を見せたマハトに致命傷を与える事が出来たのでした。
ソリテールのフェルンたちを殺したと言っていたことを信じることなく、きっと生きているのだと信じた行動が全ての決着をつける事につながったのでしょう。
度々話に出て来ますが、ヒンメルたちと冒険していた頃と違い、仲間を信じることに関しては成長しているのでしょうかね。
黄金に変える魔法を解除したことでヴァイゼは元に戻り、対マハト戦は終焉を迎えました。
再びフリーレン達はオレオールを目指す旅路に戻ります。
しかし、女神様の石碑の解読を始めたフリーレンは、気付くと過去に戻ってしまった様です。
本当に過去へ戻ってしまったのか。
それとも…。
次巻でのお楽しみです。
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