姉なるもの 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
神であり悪魔でもある存在 ── 「千の仔孕む森の黒山羊」の千夜を姉にし、喪失の孤独を埋めていく夕・・。
彼女と共に過ごし、料理を作り、浅漬けを作り、掃除に日向ぼっこに近所の散策と、二人だけの想い出を沢山と作っていく中で知る、家族がいると言う事の至福の意味。
孤独や寂しさを癒してくれる千夜と夕の穏やかな時間は、これからも続くのでしょうか?
「姉なるもの」2巻には7話から13話が収録されています。
姉なるもの 2巻のネタバレ、あらすじ
第7夜
夕にとって台所は憂鬱な場所でした・・。
でも今は、姉となってくれた千夜がいるおかげで台所は憂鬱な場所ではなく、彼女と共に過ごせる場所となり、食事の準備にいそいそとしていました。
そんな中、うっかりと指を切ってしまう千夜。
夕は慌てて絆創膏を用意しますが、すぐに治ると千夜は言います。
昔の人は唾を付けていたらと言いましたが、やはり痕が残ってはと、傷跡に絆創膏を貼る夕。
そんな言葉を聞いて千夜は、
「じゃあ、夕くんがつけて」
と、傷口を見せ、舐めて欲しいと告げてきます。
そんな姉の頼みを断れない彼は、恐る恐ると千夜の傷跡を舐めようとします・・。
第8夜
夏の陽ざしも強く、今日はお天気日和。
千夜は洗濯ものだけではもったいないと、お布団まで干してしまいます。
そのまま屋内の掃除をテキパキと熟していく中で、何気につけていたテレビから、ミョウガと夏野菜の浅漬けの作り方が放映されていました。
その番組を見て、自分でも作れるかもと、千夜は夕の為にミョウガと夏野菜の浅漬けを作り始めていきます。
しかし思いのほかに歪な形になってしまいと、次こそはと野菜を切りますが、上手く着る事が出来ません。
そして気づいてみれば、どんぶりにこんもりと野菜が溜まってしまっていました・・。
第9夜
読書が好きな千夜の為に図書館から本を借りてきてくれた夕。
生き物図鑑を手に取り、こんな小さな生き物にもちゃんと名前があるのだと、感動していました。
庭にも虫がいると知り、一緒に探してみようと、庭の散策へと向かう二人。
いろいろな虫を見つけ、子どもの様に喜ぶ千夜。
そんな中で夕は蚊に噛まれてしまいますが、夕の血を勝手に吸ったと、静かに怒りを燃え上がらせる千夜は、蚊を絶滅させようと動き出してしまいます。
慌てて止める夕。
はたして彼女の怒りを止める事が出来るのでしょうか?
第9.5夜
蚊に噛まれてしまった夕の事を心配する千夜・・。
痒みがあるだけで大丈夫と言い、夕は痒み止めを塗っていましたが、痒みは蚊の涎(よだれ)が体内に入った事が原因と知り、嫉妬の炎を燃やす千夜。
夕の身体に涎が入っていると、吸い出す為に彼の首筋に吸い付く千夜の唇に、痺れる快感を感じてしまいます。
そんな夕を見て興奮を抑えられない千夜は、ゆっくりと暴走を始めてしまいます・・。
第10夜
夕の為に御菓子を作ろうと頑張っていた中で、うっかりと卵をレンジで温めてしまい、爆発させてしまった千夜・・。
すっかりと汚れてしまった台所。
お姉ちゃんとしての自信を失い、千夜は深く落ち込んでいましたが、夕はこれくらい大丈夫と、一緒に台所の掃除を始めていきます。
千夜を元気づけようと、彼女の好きなチーズおかきがあると言い、戸棚から取り出そうとしますが、戸棚の中から何かが飛び出してきます。
ネズミではなく、猫でもないと、正体の解らない何かは、千夜のチーズおかきをつまみ食いしていました。
夕が自分の為に買ってくれたチーズおかきを盗られたことに怒る千夜。
その何かを追いかけようとします。
第11夜
その何かを追いかけてみれば、そこは千夜と出逢った蔵の中でした・・。
この中で巣を作っているのかもと、怯えてしまう夕。
もしネズミなら一大事と、調べるために蔵へと入ろうとする夕を千夜は止めますが、もしネズミなら駆除業者を呼ばなければと、意を決して蔵の中に入る夕は、地下室の入り口を見つけます。
この入口を通るのは、千夜と出逢って以来と想い出す彼。
でも千夜と出逢った事の記憶があいまいで、何をしたのかと想い出せません。
そんな夕を後ろから抱きしめる千夜。
彼女は怯える様に、この先にある物を見たらびっくりするものがあると言い、そして自分の事を嫌いにならないでほしいと告げてきます。
そんな姉の言葉に夕は、あの時、自分を守ってくれたのだと想い出します・・・
第12夜
自宅の裏側にある小さな畑で夏の野菜の収穫に勤しんでいた夕と千夜。
夏の陽ざしに照らされた千夜のうなじや後ろ姿に見惚れてしまい、うっかり水を掛けてしまった夕。
濡れた衣服の色気に照れながら、のぼせそうな興奮を誤魔化そうとする夕でしたが、千夜はあるものを見つけてしまいます。
それはスイカでした・・。
スイカがあるならと、テレビである事を見た千夜は、いきなり水着姿になってしまいます。
そして夕とスイカ割りをしようと進めてきます。
ビキニの水着姿の千夜に困惑しながら、畑でスイカ割りをする事になった夕。
どうなるのでしょうか?
第13夜
涼の見舞いへと訪れた夕は、彼から手紙をと頼まれてしまいます。
手紙をどうすればいいのか解らず、とりあえずは手紙らしきものを探そうとする夕は、ある物を見つけてしまいます。
それは・・、三人が写った写真でした。
夕らしき少年と、顔の部分が破けた顔の解らない男女。
この少年は涼だと察し、この写真はだいぶ昔に撮られたものだと察する夕。
そんな写真を見た千夜は、夕の幼い時の写真を見たいと告げてきます。
かつて家族と一緒に撮った写真を見て、小さい夕に思わず涎(よだれ)を零(こぼ)してしまう千夜。
母親に似ていると言う千夜に、夕は家族と過ごした日の事を想い出します・・。
姉なるもの 2巻の感想
姉なるものの 2巻・・、いやぁ、千夜お姉ちゃん、とっても可愛いですね。
無邪気というか、愛らしというか、夕くんの事を大切にし、慈しんでくれる、母であり、姉である彼女・・、まさに理想のお姉ちゃんですねぇ。
こんなお姉ちゃんがほしかったです。
切実に!
さて、夕くんと二人だけで過ごす夏休み、千夜お姉ちゃんと過ごす日々・・、正直うらやましすぎます!
一緒にご飯を作り、掃除をしたり、散策をしたりと、充実な夏休みを送る夕くんと、幸せな日々を送っていますね・・。
まあ今まで、他の家族から邪険に扱われていたのですから、今の幸せは彼にとっては至福の時間なのでしょうね。
一見しっかり者に見える千夜お姉ちゃんですが、時折にみせる子どもの様な好奇心。
夕くんに対する異様なまでの愛情と彼女の魅力は尽きません。
そして夕くんに時折に忍ばせてしまう触手・・。改めて彼女が人ならざるものだと知らされてしまいます。
また蚊に噛まれたくらいで絶滅させようとする千夜お姉ちゃんの激おこと。
夕くんに溺愛しすぎで、害をなす者には容赦は無しと、可愛さと怖さが同居していて実に魅力的でもあります。
まだまだ料理の腕は宜しくは無いようですが、夕くんと一緒に料理を教わり、少しずつに学んでいく千夜お姉ちゃん、彼女の魅力は尽きる様子はありませんね。
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