マッシュル MASHLE 9巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
神覚者選抜試験会場に襲撃してきた無邪気な淵源を退け、無事に試験を潜り抜けるも、マッシュの次なる試練は学期末の筆記テストだった！？
テストが大の苦手なマッシュ。
はたして無事に筆記テストを乗り越える事が出来るのでしょうか？
「マッシュル MASHLE 」9巻には73話から82話が収録されています。
マッシュル MASHLE 9巻のネタバレ、あらすじ
第73話 マッシュ・バーンデッドと楽しい夏
無邪気な淵源から魔法学校を守り抜いたマッシュ達は海へと訪れていました。
久しぶりに憩いの時間を迎えるマッシュですが、彼が無邪気な淵源の息子であると知り、仲間達は彼の今後を心配していました。
何らかの責任追及が魔法局から来るかもしれないと、今後の事を懸念していた仲間達の問いに答えたのは、ウォールバーグ校長でした。
重症にも関わらず、夏は一年に一度しかないからと、傷を押してバケーションを楽しんでいたウォールバーグは、マッシュに告げます。
イノセントを倒さなければ、決して平穏は訪れない、と。
そして・・、イノセントの持つ圧倒的な魔法力に加え、時間魔法と暗黒魔法に空間魔法を操り、マッシュと同じように生み出された５兄弟もトップレベルの魔法使いであると言う事。
しかしそんな逆境を崩す事の出来る存在がマッシュである事を告げ、彼は必ずみんなと卒業を迎える事を決意しますが、問題が浮上してしまいます。
それは・・、学期末試験が近づいていた事でした。
第74話 マッシュ・バーンデッドと負けられない戦い
筆記試験が大の苦手なマッシュ・・。
試しにテストをしてみれば、赤点の連続と、もはや壊滅的でした。
そんなマッシュにフィン達は勉強を教えようとしますが、頭よりも身体が動いてしまうマッシュにとっては、勉強は過酷な難問でしかありませんでした。
優等生のランスに教えてもらうも、あまりにも高度過ぎる勉強についていけず、ついに頭を爆発させてしまうマッシュ。
そしてついに逃げ出してしまいます。
そんなマッシュを追いかけるフィン。
はたしてマッシュの赤点回避は成功するのでしょうか？
第75話 マッシュ・バーンデッドと口頭試験
魔法学校の期末筆記試験を赤点ギリギリで何とか熟し、神覚者試験の最終試験である口頭試験を受けに魔法局へと訪れたマッシュ達。
トッド、ランス、マッシュの三人はそれぞれに口頭試験を受けに向かいます。
マッシュを試験会場へと案内する使役魔物008番によって案内される中、マッシュが魔法不全者である事の心中を察し、気遣う使役魔物。
マッシュは言う程に辛くないと言うも、それがカンに触ると魔獣になって襲い掛かってきます。
何か気に障る事を言ってしまったかと気遣うマッシュに、殺す様にと命じられたと告げる使役魔物。
はたしてその指示を出したのは？
第76話 マッシュ・バーンデッドと耐え切れ砂の槍
魔法魔力管理官の神覚者であるオーター・マドルの指示によって、マッシュを襲う様に仕向けていた彼。
圧倒的な力を持ち、かつて魔法界を震撼させた魔獣襲撃を単独で鎮圧した経歴を持ち、文字通りの天才として恐れられているオーター。
彼はマッシュをこの世界の異物として扱っていました。
もしマッシュの様な存在が認められてしまえば、イノセントよりも最悪の結末が迎えられてしまうと、マッシュの排除へと動きます。
しかしそんな事を受け入れられないと、マッシュはオーターと対峙します。
第77話 マッシュ・バーンデッドと次の試験
砂魔法の使い手であり、また圧倒的なまでに戦闘センスを持つオーターに苦戦を強いられるマッシュ。
しかしそんな戦闘に割って入ったのは、魔法基地管理官の一人であるレナトス・リボルでした。
彼は告げます。
マッシュが神覚者最終試験三魔対争神覚者最終試験の参加者に選ばれた、と。
魔法学校のエリート校とされているイーストン魔法学校にセント・アルズ聖魔学校にヴァルキス魔学校の三校で優秀な神覚者を選抜するとの事。
しかしヴァルキス魔学校には、イノセントの息子が入学している可能性があったのです・・。
第78話 マッシュ・バーンデッドと三魔対争神覚者最終試験
三魔対争神覚者最終試験を控えた前夜・・。
セント・アルズ聖魔学校の神覚者候補であるラーヴァ・アリシャとマーボル・エタンは、ヴァルキス魔学校の神覚者候補のドミナ・ブローライブの襲撃を受けていました。
規則違反と言うべき行動に異議を唱え、ドミナに対峙する二人。
しかしドミナは自身が行っている行動に非などまるで感じす、ラーヴァとマーボルに向かって、神覚者に相応しくないと言い切り、不純物として排除すると、二人を完璧なまでに倒してしまいます。
何の抵抗をする間もなく、戦闘不能へと追い込まれてしまったラーヴァとマーボル。
かつて神覚者であるレインと渡り合ったキングルスが現れ、ドミナにガーディアンを立ち向かわせるも、何の手傷を与える事も出来ずに瞬殺されてしまうキングルス。
所詮はこんなものかと、何の感慨も無く、かつての神覚者候補を倒したドミナは言います。
この社会に認められない者は必要のないものであり、いらないもの、と。
存在を否定される中で、圧倒的な強さに絶望するキングルスは、ドミナ一人に負けた事を認めながら意識を闇に沈めてしまいます。
第79話 マッシュ・バーンデッドと実力主義魔法学校
セント・アルズ聖魔学校の決勝辞退、また出場枠をヴァルキス魔学校に譲渡すると言う前代未聞の行為により、イーストン魔法学校とヴァルキス魔学校の実質対抗戦となってしまった三魔対争神覚者最終試験。
しかも出場枠の譲渡により、ヴァルキス魔学校は追加でさらに三人を選出し、実質に６対３の変則試合となってしまいます。
マッシュにランスにドットの３人と、相手は６人・・。
卑劣なる試合にマッシュは全てをボコると宣言し、ドミナに宣戦布告します。
第80話 マッシュ・バーンデッドとみんなでトランプ
セント・アルズ聖魔学校の辞退の真相を知り、マッシュに全てを託し、力尽きたキングルス。
そんな彼をあざ笑うドミナに立ち向かおうとするマッシュ・・。
数で勝る相手に一触即発の中、その対立に駆け付けたのは、かつてマッシュと対峙したマーガレット・マカロンに、アビス・レイザーにアベル・ウォーカーの三人でした。
イーストン魔法学校の追加選手として三魔対争神覚者最終試験に挑む事になった彼ら。
しかし試合は今ここではなく、明後日の別の場所で行われると通達され、その場での諍いは収められてしまいます。
開会式の終了後に何故に助けてくれるのかと、アベルに問うマッシュ。
マッシュに借りを返したいと告げるアベルの答えに、お金を貸したっけと首を傾げるマッシュと、相変わらずでした・・。
第81話 マッシュ・バーンデッドと良い友達
三魔対争神覚者最終試験を控えていたある日・・。
マッシュが魔法不全者である事が号外されてしまい、イーストン魔法学校に暴徒が押し寄せてきます。
魔法を使えない人間を排除する社会であると、改めて思い知らされてしまうマッシュ。
マッシュの存在を認めようとしない暴徒の前にレモンが立ちはだかり、魔法が使えないからと言って排除するのはおかしいと叫びます。
そんな彼女を異端者と蔑む暴徒は石を投げつけますが、マッシュがそれを止めます。
自分を守ってくれる友達の為に、この世界に自分の存在を知らしめようとするマッシュ。
はたして彼の想いは通じるのでしょうか？
第82話 マッシュ・バーンデッドと赤子の時
今から15年も前の事・・。ドミナはマッシュと共にこの世に生み出されました。
ドミナは生まれてから圧倒的な程の魔力を持ち、目につくもの全てを破壊尽くす存在だったのです。
それとは対照的にマッシュは、彼が壊したものを修理し、魔法が使えない彼は、日中を日曜大工に当て、本格的な収納棚まで創り上げてしまう赤ん坊でした。
そんなマッシュを本能的な敵として捕らえていたドミナは、マッシュを抹殺しようと魔力の塊をぶつけようとしますが、それをあっさりと避けてしまい、慣性ドリフトで避けてしまう離れ業を披露してしまいます。
それ見たドミナは、マッシュはいつか将来、自分に立ち塞がる敵となる事を認め、自分の存在を掛け、彼の排除を決意していたのです・・。
マッシュル MASHLE 9巻の感想
何やら熱い展開が連続する内容で進んでいくも、やはりマッシュなのだと、マイペースにシリアスを壊していく彼の活躍が見どころな9巻・・。
初っ端は久しぶりにギャグパートとなっており、最近の激しいバトルから一転と、久しぶりに彼の学生生活の波乱が見れました。
マッシュ・・、彼もまた学業に苦労する子だったのですね。
テストで難儀してしまうとは、最近はあまり見なくなったギャグパートですね。
かつての少年漫画の主人公達も、テストや宿題に困り果て逃げ出すも、それに苦労して立ち向かうとは、何か懐かしい演出に思えます。
それにしてもドットが優等生だったとはと、意外な展開です。
てっきりお馬鹿なキャラかと思っていたのですが。
そして今回の見どころとなるのが、レモンの身体を張った行動力。
マッシュを庇い、暴徒達に意見をすると、久しぶりにヒロインらしい行動を示した彼女。
最近ではヒロイン（笑い）になりつつありましたが、ここで見事に挽回したと思います。
それにしてもドミナ・・、まったく底知れない悪党の様な人物です。
マッシュを幼い頃から敵対していたとはと驚きなのですが、マッシュも生後間もない頃からとんでもないスペックと、日曜大工の腕を持っていたとはと、意外な才能を見せつけてくれます。
やはりシリアスをギャグで壊していく彼。
マッシュは昔からマッシュだったと、彼のマイペースさで魔法界の逆境を壊してほしいと期待しますね。
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