撲殺ピンク 10巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
鴉に敗れてしまった知春。
そんな絶望的な決着の中、炭疽菌が巻かれた広場で、倒れた人々の個人情報を奪う道鐘男(ドーベルマン)達。
しかし、目の前の悪事を見逃す程、知春は完全に敗北してはいませんでした…。
撲殺ピンク 10巻には第76話から第83話が収録されています。
撲殺ピンク 10巻のネタバレ、あらすじ
第76話 ギャンブラー
ライブ中継で放映されている炭疽菌散布事件を注視していたラブは、散布された炭疽菌の媒介率が異常なほどに早いことに気づきます。
脚を刺された警察官に炭疽菌の反応が出ている事から、これは計画的にヴァージョンアップさせた炭疽菌をばら撒いたのだと把握します。
そして炭疽菌で苦しむ人々をよそに、免許証や保険証にマイナンバーカードなどを奪う一団の姿がありました。
個人情報を奪っていく道鐘男達。
一体何を目的に動いているのでしょうか?
第77話 俺らは
知春を救いにバイクを走らせるキン。
ラブはキンに炭疽菌予防のために薬を飲むように勧めるも、イマイチ解っていない様子を見せる彼に不安を覚えてしまいます。
まして変異された炭疽菌がばら撒かれている状態で、市販の薬品で対処出来るのかと不安が増すラブ。
そしてその不安は的中し現場にて薫を救出した菊は、彼が炭疽菌に侵され黒い痣と発熱を発症しているのを確認します。
酸欠状態になっていると、完全に菌の回りが早いと戦慄する梅子。
道鐘男達は一体、何を考えてそんな恐ろしいモノを散布してしまったのか?
自分の知らないところで、何か大きな事でも動いているのかと悩む中、知春と鴉は死闘を繰り広げていました。
完全に半死半生に追い込まれていた知春に最後のトドメを刺そうとする鴉。
そんな二人に割って入るキン。
事態は混迷を見せるも、少しずつ光明が開けていました。
第78話 肉を切らせて
鴉のアイスピックを左手で受け止め、ワザと貫かせ封じたキンは鴉に拳を見舞います。
疲弊した身体での拳の打ち合いはキンに優位に動いて行きます。
負けじとする鴉は持ち前の身の軽さを利用し、壁の反動を利用して渾身のケリを叩き込みます。
倒れるキン・・・。
勝ったと安堵する鴉ですが、痛みが走ります。
アイスピックが自分の脚に刺さり、身動きを封じられてしまった鴉に、これで飛べないだろうと、キンは拳が砕けるまで鴉を殴り続けます。
何度も見舞われていくキンの拳に、意識を失い掛ける鴉。
なんで弱い筈と見下していたキンにここまで押されてしまうのかと…、鴉は困惑していました。
第79話 ピンク処刑人
ついに鴉を倒したキンは彼を拘束し、重傷の知春を綾瀬の知り合いの医者の元へと運びます。
そんな中で中村から電話が掛かります。
キンは鴉は倒したと言い、道鐘男のボスと感じたキンは潰すと脅しを掛けるも、中村は不敵に笑います。
ピンク処刑人の行っている行為は非効率的で、性犯罪者の駆除は出来ないと言いきります。
年間2000件も発生する性犯罪者を廃棄する時間と労力よりも、それを再利用する事が有益だという中村。
道鐘男達が作った薬の実験体として性犯罪者を利用していると語る中村の言葉に、キンは静かに怒りを燃やしていました。
第80話 大人の権力
中村の目的は変異させた炭疽菌を散布し、その特効薬を売るために行っていたのです。
そしてこの騒ぎに生じて性犯罪者を大量に確保し、実験体を手に入れる。
道鐘男達の行っていたことは巨大な利益を生み出すための大がかりな人体実験と薬の販売だったのです。
道鐘男達はピンクを攫い、完全に消息を絶つつもりだと、ラブは推測します。
このままでは完全に足取りを失ってしまうと、慌てるキンは鴉を連れて行こうとします。
菊は鴉を連れていくことを反対するも、キンは譲ろうとしません。
何があっても自分が聞き出してみせると意思を見せるキンの言葉は通じるでしょうか?
第81話 パパ失格
キンがを拘束していた最中…。
龍を取り返そうと動いてきた郭公を前に梅子と功は抵抗を試みるも、執念を燃やす郭公を止める事は出来ません。
車に飛び乗り、フロントガラスを割りながら車内に入り込んでくる郭公。
梅子はメスを腕に刺し込むも怯む様子のない郭公を食い止めようとするも、怯みません。
功にラブと龍を守るように言い、彼を車から落とし、郭公を止める梅子。
はたして郭公を食い止める事が出来るんでしょうか?
第82話 天泣
梅子と交戦していた最中に、龍を本当に愛しているのか、そして龍に愛されている事をちゃんと理解しているのかと叱責された郭公。
ガードレールに叩き付けられ、朦朧とする中で、龍の事を思う郭公は、戸惑います。
龍の本当の幸せは何なのかと、悩む郭公。
そんな中でラブは龍を守るために追っ手と交戦していました。
功も加わるも、手練れの相手を前に倒されてしまい、追い詰められていく彼女は、龍を守れるのでしょうか?
第83話 はんぶんこ
傷ついた梅子を連れてラブと龍の前に現われた郭公。
龍は郭公に喧嘩を止めて、仲直りをしてと言います。
そして食べていたお菓子を渡し、半分こして仲直りしようと言います。
そう…、いつも喧嘩をした時には、美味しいお菓子を半分こして仲直りしていたと、思い出していた郭公。
郭公は梅子をおろし、ラブを拘束していた追っ手を蹴り飛ばします。
龍を守る事を決めた郭公は、道鐘男と決別を決意し、ラブ達の加勢に入ったのです。
思わぬ加勢に心強い味方を手にしたラブ達。
しかし道鐘男達の包囲網はまだ解かれていない状況です。
撲殺ピンク 10巻の感想
鴉を遂に倒し、道鐘男の幹部である中村と接触を果たす事に成功したキン達…。
しかし、今回の件で道鐘男達が行っていた行動が明るみに出てきました。
道鐘男達は炭疽菌を散布し、治療薬で儲け、そして改良した炭疽菌を販売するとは…、とんでもない事をしでかそうとしていますね。
何か、やることがえげつない組織です。
そしてピンクを実験体として回収していると、性犯罪者を上手く実験体として扱うなど、コレも国のためだと言う道鐘男達の言い分は、解ります。
しかし、それで犠牲が出るのは仕方が無いと割り切る事は出来ません!
キン達は道金男達の悪事をこれ以上は放って置けないと動くみたいですが、一体どうやって道鐘男達を止めるのでしょうか?
今後の展開としては鴉を仲間に引き入れ、また郭公を仲間にするなど、予想外の事をするのかもしれません。
確かに仲間になれば道鐘男達の組織の内情が知れ、それで動きも取れやすいかも知れませんが、大きな爆弾を抱えてしまうリスクもあります。
そして…、あの鴉が道鐘男達の事について教えてくれるのでしょうか?
またキンと何かトラブルを起こしてしまうのではと、その危険性も多そうですね。
物語が大きく進んできているので、そろそろクライマックスなのかと、気になります。
そして、道鐘男達の野望を食い止め、平穏を取り戻す事が出来るのかも気になりますね!
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