マッシュル MASHLE １巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
魔法界──
そこは魔法が全ての世界であり、魔法こそが理の世界。
魔力に恵まれた者は輝かしき未来が約束され、魔力に恵まれぬ者は暗き未来しか望めない。
そんな過酷な世界に、魔力を持たずに生まれてしまった少年・マッシュ・バーンデッド。
例え魔力が無くとも、鍛え抜かれた身体と鍛錬と共に蓄えた筋肉で、彼は魔法が全ての世界を変えていく！
マッシュル MASHLE 1巻には第1話から第8話が収録されています。
マッシュル MASHLE １巻のネタバレ、あらすじと感想
第１話 マッシュ・バーンデッドと鍛え抜かれた筋肉
森の奥で隠れる様に、育ての祖父とひっそりと住んでいた少年──マッシュ・バーンデッドは、魔法界において魔法を持たずに生まれてしまった少年でした。
魔法が全てであるこの世界において、魔法を持たない者は異端の存在であり、魔法が使えないアザ無しの人間は、罪人として処分されてしまうのです。
育ての祖父──レグロは、産まれたばかりにも拘らず親に捨てられていたマッシュを不憫に思います。
彼を我が子として育て、人に目立たぬ様に森の奥で生活し、せめてもの慰めで身体を鍛える事を科し、彼を逞しく育てていました。
そんなある日。
筋トレ後の空腹を満たす為に限定のシュークリームを買いに街へと訪れ、うっかりと警察官に見つかってしまい、追われてしまう事になったマッシュ。
ついには住処へと追い込まれ、レグロを人質にされてしまうも、彼は魔法をモノともせずに、鍛えた拳で魔法を跳ね返してしまいます。
唖然とする警察官達。
そう、鍛えに鍛えた彼は、筋力で魔法並みの現象を生み出してしまう能力を手に入れてしまったのです。
第２話 マッシュ・バーンデッドと不思議な迷路
魔法警察官のコールマンとの取り引きで、イーストン魔法学校へと入学する事になったマッシュ。
レグロを救う為に優秀な魔法使いである神格者になる事を目指さなければいけないマッシュは、入学試験を受ける事になります。
試験官のクロード・ルッチの底意地の悪い入試問題を前に、困惑していく受験者達。
しかしマッシュはそんな試験をものともせずに、難なくとと攻略してしまいます。
意志を持ったうごめく答案用紙の文字を力でねじ伏せ脅し、重い岩を浮かせる為に親指で挿し込み持ち上げ、水の上を沈む前に走り込むと、全て筋力で補うマッシュ。
プライドを傷つけられたルッチは、彼を落第させるべく巨大な迷宮を作り上げ、時間内に抜け出す事を科せます。
はたしてマッシュは、この試験に合格する事が出来るのでしょうか？
第３話 マッシュ・バーンデッドと死の人形
試験官ルッチの作り出した迷宮を一直線に突き破り、攻略に成功したマッシュ。
しかしこれはルール違反と受験者から非難を受けてしまいます。
そんな彼の非難を止めようとするレモン・アーヴィンは、彼を陥れる為にルッチに脅された事を告白し、彼が自分を助ける為にやむを得ず迷宮を壊して進んだ事を打ち明けます。
でもそれに悪びれる様子もなく、優秀でない、名門の出では無い受験者を落として何が悪いと開き直るルッチ。
そんなルッチの悪行に静かに怒るマッシュでしたが、その諍いに仲裁に入ったのは、このイーストン魔法学校の校長であるウォールバーグです。
はたしてマッシュは入学できるのでしょうか？
第４話 マッシュ・バーンデッドと箒の対決
イーストン魔法学校へと無事に入学し、授業を受ける事になったマッシュ。
しかし魔法が使えない事を隠し、力業で授業を熟していた彼に、ルームメイトのフィン・エイムズは不安しか抱けませんでした。
いったい何を考えているのだろうと、あまりのマイペースな彼を前に距離を置いてしまうフィン。
そんな中で、問題児とされているロイド・キャベルに睨まれてしまいます。
マッシュとフィンはロイドの悪意から逃れる事が出来るのでしょうか？
第５話 マッシュ・バーンデッドと怒らせちゃいけない人
ロイドの陰湿なイジメはエスカレートしていくも、それをイジメと感じる事もなく、平然と過ごしていたマッシュ。
しかし教科書を破かれ、使いぱっしりとして扱われるなど、マッシュに対するイジメはエスカレートしていくばかり。
そんなイジメに関わり合いたくないフィンは彼を無視しますが、友達として接してくれるマッシュの誠意に心動かされ、ついにロイドに逆らってしまいます。
そんな現場を見てしまったマッシュ。
悪びれる様子もなく親の権力を行使し脅しにかかりますが、静かに怒るマッシュには、そんな脅しは無意味でした。
第６話 マッシュ・バーンデッドと学校のルール
ロイドを一撃で昏倒させてしまったマッシュ。
その現場を目撃していたファルマン・クレゴス教頭に一方的に退学を宣告されるも、それを飛び膝蹴りで黙らせてしまいます。
まさかの一撃に混乱する教頭。
一人やるのも二人やるのも一緒と、とりあえず黙らせる為に生き埋めにしようと、教頭を穴に放り込み、問答無用に土を被せていきます。
あまりの行動についていけない教頭は、必死になって脅すも、マッシュにはまるで通じませんでした。
そしてこの事件は校長の耳に入り、審議を問われてしまうマッシュ。
理不尽な要求に屈しない彼ですが、この事態をどうするのでしょうか？
第７話 マッシュ・バーンデッドと箒の競技
ドゥエロとは、魔法界において最も人気のあるスポーツであり、ホウキに乗った選手達が空中でボールを取り合いゴールリングを目指して得点を競い合う過酷なバトルスポーツ。
そんな競技に参加する事になったマッシュ。
当然に空を飛ぶ事など出来ず、試合は始まってしまうのですが、何もできないまま呆然と立ち尽くしたまま。
２年生のトム・ノエルズ先輩に無理矢理に引き込まれてしまうも、愚直に競技に挑む彼を前に、静かに心動かされるマッシュは、力業でホウキで空を飛ぶ事に成功します。
足をバタつかせ、空圧で浮くマッシュ。
そんな彼に勝機はあるのでしょうか？
第８話 マッシュ・バーンデッドと強めの魔法
マッシュが神格者の証である銀のコインの一角を手に入れ、それを狙おうとするランス・クラウン。
超名門であるクラウン家の長男であり、神格者候補として名高い彼に狙われる事になったマッシュは、フィンとレモン、トムを人質に取られてしまい、無理矢理に決闘へと挑まされてしまいます。
神格者の証である銀のコインを賭けた勝負。
仲間を助ける為に挑むマッシュに勝機はあるのでしょうか？
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マッシュル MASHLE 1巻の感想
週刊少年ジャンプで連載し、瞬く間に人気を博した、新時代のバトルギャクファンタジー「マッシュル MASHLE」。
ジャンプを代表するギャグ漫画「ボボボーボ・ボーボボ」と「銀魂」の遺伝子を持つ次世代のギャグ漫画とも言えます。
主人公のマッシュ。
世界観はポッターなハリーなのですが、魔法の世界において魔法を使えない、使わない少年・マッシュを主役にし、魔法などの小細工などを使わずに、鍛え上げた身体と筋力で全てをねじ伏せると、実に痛快な作品となっています。
ジャンプの歴史の中で、ギャグバトル漫画の主人公は、常にマイペースであり、どんな困難も力業で切り抜けてきたと、そんな脈々と受け継がれてきた遺伝子を継承したマッシュ。
彼は考えて悩むよりも、まずは行動して相手を叩きのめすと、実に実直な行動力を披露します。
考慮すべき思案などせず、まずは行動して問題があれば力で押し進むと、実直過ぎる程に脳筋ならずに、筋脳とも言うべき人物です。
筋力が脳の代わりと言うべき程に、本能的に行動し、自分の想いを裏切らず、自分を好いてくれる友達や仲間の為に真正面から行動の出来る彼。
それはかつての少年漫画の主役の心意気を持つ、純粋過ぎるほどのその実直さは、長いジャンプの歴史に存在していた、主人公達の姿とも言えます。
昔懐かしいヒーロー像が、新しい時代の形になったマッシュ。
そんな彼の活躍に注目な漫画となっています。
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