薬屋のひとりごと 4巻のネタバレ、あらすじと感想!無料試し読み | やまねこの漫画ブログ

薬屋のひとりごと 4巻のネタバレ、あらすじと感想!無料試し読み

少女
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薬屋のひとりごと 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

波乱の園遊会からふた月以上が経ち、捜査が思いのほかに難航している壬氏。

そんな中で後宮の外堀にて一人の女性が身投げをしたと大騒ぎ。

身投げは自殺と判断されるも、容易に自殺の出来ない身体の下女の死に、猫猫は引っ掛かりを感じます。

 

壬氏の命により猫猫は渦中の阿多妃を調べる事に、そして出逢う事となってしまう阿多妃付きの侍女頭の風明・・。

彼女の元で働く事となり、永き年季により精錬された無駄なき取り仕切り、若き侍女達に適材適所に指示を出す働き者の彼女。

普通ならば良き妻になれるだろうに、何故にこの歳までに阿多妃に献身的に尽くすのだろうと、猫猫の抱いた一つの疑問。

あまりにも献身的すぎるその忠誠は、思わぬ事を招いてしまう可能性があるからです。

はたして、その思わぬ事とは?

 

「薬屋のひとりごと」4巻では、第15話から第21話が収録されています。

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薬屋のひとりごと 4巻のネタバレ、あらすじ

第15話 猫猫の依頼

それはまるで唐突な出来事でした。

後宮の外堀にて身投げをした女官がぷかりと浮かび、大騒動へと発展し、検死すべき医者が後ずさり、代わりに検死をしてほしいとせがまれる猫猫。

しかしとある事情で死体に触れる事をおやじ殿に禁止されていると、やんわりと断るのですが、壬氏の介入によって仕方なく調べる事に。

検分から推測できるのは、水死した女性は背が高く、木靴を履き、片方が脱げ、爪先には包帯が巻かれ、指先は爪が剥がれ血が滲んでいるなど。

 

死に際はとても苦しかったのだと猫猫は冥福を祈り、壬氏と捜査を進めていきます。

身投げした女性は後宮の女官であり、昨晩に壁に昇り身投げをしたとの事でした。

自殺と断定される案件であるも、どこか引っ掛かりを感じてしまう猫猫。

 

まず以前の夢遊病の妃みたく、舞踊などで身体を鍛えているのであれば、職人が利用する突起でよじ登る事は可能であるも、身投げした彼女では不可能と推理します。

身投げした彼女は纏足(てんそく)を施され、足が思う様に動かせない身の上であり、壁の上に昇る事は容易ではありません。

それでは他殺の可能性があるのかと訊ねる壬氏。

猫猫は素直に解らないと言い、また女性は自身の指の爪が剥がれる程に必死に足掻(あが)いたらしく、生きたまま堀に落ちた可能性なども考えられます。

自殺なのか、他殺なのかと悩む壬氏は、もっと調べられないのかと猫猫に訊ねますが、死体に触れる事をおやじ殿に禁止されている事を伝えます。

 

おやじ殿いわく、人の死体は薬にもなるからと、猫猫ならば死体あさりをやりかねないと、触れる事を禁止してしまったのです。

なるほどと、納得する壬氏。

腹が立つ気持ちを抑え、自殺か他殺かを悩む猫猫。

何やら奥が深そうな事件です。

第16話 蜂蜜その1

壬氏の命によって阿多妃の後宮へと赴く事になってしまった猫猫。

堀に身投げした女官は阿多妃の下女であり、里樹妃の食事に毒を盛った犯人ではと後宮内で噂が広がり、その真意を調べるべく里樹妃の後宮へと訪れます。

 

出迎えたのは阿多妃付きの侍女頭・風明。

年季の入った侍女頭であり、仕える阿多妃に忠誠を誓い、的確な指示や動きなど、まったく隙のない人物。

実家は裕福な養蜂家らしく、高級品の蜂蜜などを蓄えていると知り、もし侍女頭でなければ良家の良き妻に成れたのではと考えます。

何故にここまで里樹妃に仕えるのかと、風明の忠誠心の強さに疑問を抱く猫猫。

忠誠が強ければ、それは思わぬ形で暴走してしまうものだと推測します。

そして掃除の最中に見つけた、身投げした下女が履いていたであろう木靴の片割れ。

身投げした下女の死に風明が関わっている事を知り、また里樹妃の毒殺にも関わっている事を知ります。

 

真意を調べる為に里樹妃にある事を訊ねる猫猫。

そして知る阿多妃と里樹妃の関係と謎の絡み合った事件は、ようやく一つに繋がろうとしていました。

第17話 蜂蜜その2

再び風明の元へと訪れた猫猫。

そのまま自室へと招かれ、茶菓子を用意されるなどのもてなしを受けますが、風明の表情はどこか固く、猫猫を警戒する静かな敵意が向けられていました。

 

猫猫は臆する事なくに、ある事を問いかけます。

それは阿多妃は、もう子を産めない身体であるという事でした。

過去の資料を集め、出産に関わっているだろう情報の中で猫猫のおやじ殿である羅門が阿多妃の出産に関わっていた事を知り、彼が受けた罰の経緯から真相を知ったのです。

後宮において医官は少なく、優秀な人材などほんの僅か。

優秀な医官であった羅門は皇后へと優先的に回され、阿多妃は後にされてしまうと不遇な対応を受けてしまいます。

 

そして不運は重なり阿多妃の出産時、皇后も出産を控えてしまい、位の高さから皇后の出産が優先され、阿多妃は難産の中で子を産む事になってしまいます。

無事に子を産むも、その為に子宮を失い、二度と子を宿せなくなってしまいます。

そんな彼女を守る為に、産まれた子の世話に奔走していたのが風明だったのです。

子に母乳すら与えられない程に衰弱してしまっていた阿多妃の代わりにと、産まれた子の世話をしていた風明でしたが、彼女は過ちを犯してしまいます。

それは蜂蜜を与えてしまった事でした。

風明が与えてしまった蜂蜜は毒性を含んだ華から取り出した代物でした。

彼女はそれを知らずに滋養に良いからと、抵抗力の無い赤子に母乳代わりに与えてしまい、その結果、阿多妃の子は命を落としてしまいます。

 

死因は不明となるも、産後の処置が疎かだったと羅門が罰せられてしまい、彼は片ひざの骨を抜かれ後宮を追われてしまいます。

子の死の真相は闇に覆われてしまうも、母恋しさに阿多妃の元へと訪れていた里樹妃によって再び真相が明るみに出るのではと恐れた風明。

里樹妃は蜂蜜のアレルギーを持ち、もしそれが阿多妃に知られてしまえば、子を失った原因が明るみに出るのではと恐れ、その結果に彼女を亡き者にしようと考えたのです。

 

全てを知った猫猫に交渉を持ちかけてくる風明。

でも内心は静かな殺気を放っていました。

第18話 阿多妃

命を懸けて忠義を尽くすべき人であると妄信し、17年の歳月を捧げた阿多妃の子を死なせてしまったと、罪の意識に苛まれていた風明。

子を死なせた事実を隠す為にと、猫猫に自首を進められ、彼女は上級妃の暗殺を企てた咎で絞首台へと消え、真相は再び闇へと隠されてしまったのです。

 

これを知るのは猫猫だけと、彼女は真相を語る気もなく、ただ忠義の為に命を落とした風明の冥福を祈り、一人で城壁へと昇っていました。

事件は解決するも、大きなしこりを残す事となった今回。

結果として阿多妃にお咎めは無くとも、彼女は後宮を去り、離宮へと住まう事となりました。

そんな中で城壁へと訪れた阿多妃は、猫猫に酒を振舞います。

そして語るのは自身の身の上。

 

皇帝の友人であったが為に、上級妃として選ばれ、今日までお情けで残り、後宮を去った後も離宮での暮らしを保証されている身の上。

そんな自分の為に命をかけてしまった者達に哀悼を覚えながら、身を投げた下女の事を思いながら、堀へと酒を流す阿多妃。

凛とした男性の姿を思わせる、その佇まいに誰かを重ねて見てしまう猫猫。

それは奇妙な感覚でした。

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第19話 すれ違い

壬氏は風明の事件の後始末に奔走していました。

当人が行った犯罪であるも、上級妃暗殺ともなれば一族にまで罰が及び、彼女の一族は財産没収との罰を受けてしまいます。

またそれに関わっていただろう侍女や下女までも解雇の対象となってしまい、その中には猫猫も含まれていたのです。

 

かつて猫猫を攫(さら)った人攫いが関わっていただろう業者は、風明の実家と関りを持っており、それを知った猫猫は、青ざめてしまいます。

花街に戻れる事はめでたくはあるも、やり手婆に大量の貸しがある猫猫にとって、それはとても望めない事でした。

このまま戻っても、妓女として売られてしまう可能性があると、青ざめてしまう猫猫。

ここは恥を忍んで壬氏に懇願をするのですが、はたして上手くいくのでしょうか?

第20話 宦官と妓女

結果として後宮から花街へと戻る事になってしまった猫猫。

早速にやり手婆によって仕事を斡旋させられてしまい、とある貴人さまのお座敷へと連れ出されてしまいます。

一晩で大量の銀と金が飛んでしまう三姫までも呼びつける大仕事。

 

そばかす化粧を無理矢理に落とされ、化粧され、着飾り、高級官僚のお相手をする事となる猫猫は、そこで偶然にも壬氏と出逢ってしまいます。

酷く落ち込んでいた様子の男性と気遣った相手が、まさか壬氏とはと驚く猫猫。

 

いつもと様子の違う彼女の姿に見惚れてしまいながら、思わず触れてしまいそうになるも、おさわり禁止と素っ気なくされてしまう壬氏。

なんでここにいるのかと問われ、妓女としてアルバイトをしていると言い、壬氏は、俺が買ってやると告げてきます。

第21話 荷造り

ひょんな事で再び花街から後宮へと戻る事となった猫猫。

やり手婆も納得の金銭を用意し、彼女を身請けする事となる壬氏。

当の猫猫は借金を肩代わりにしてもらい、しかも後宮へと戻れると良い事づくめなのですが、事が事だけに頭を悩ませてしまいます。

上級妃の侍女ではなく、壬氏の直属の侍女ともなればと、思う事が複雑な猫猫。

 

しかし良い身請けだと三姫達は快く見送り、しっかりと稼ぎなと励まされます。

花街から後宮へと戻る事となり、再びおやじ殿と離れる事となり、寂しさを感じるも、戻れる場所はあるのだと安心しながら、彼女は再び後宮へと戻る事となります。

 

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薬屋のひとりごと 4巻の感想

園遊会での服毒事件の疑惑がようやく決着する第4巻。

いやはやと色々な複雑な想いが交差していた、なんとも物悲しい事件でもありましたね。

子を失った阿多妃の経緯や、またそれに関わってしまった侍女頭・風明の想いなど、後宮ゆえの悩みにより、歪な結末を迎えてしまったと、実に儚く感じてしまう事件でした。

 

里樹妃と阿多妃の関係も切なく、互いに大切な何かを失い、依存する形で互いに足りない心の隙間を補っていたようです。今後の二人に幸福があればと願いたいです。

 

そして猫猫の突然の解雇。
事件解決に奔走したヒロインに突如として降って沸いた不幸かと思いきや、壬氏が猫猫を引き取るとのことになります。

二人の関係もそうですが、壬氏には何か大きなモノが隠されているようで、今後の展開が気になっります。

壬氏と猫猫との関係もさらに濃くなって欲しいのですが、恋愛感情に疎い、いや疎すぎる猫猫なので気長に見守っていきたいですね。

 

 

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