「かつて魔法少女と悪は敵対していた」1巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
悪の組織。彼らはあらゆる物を略奪し、あらゆる物を滅ぼす。
そんな組織のブレーンである悪の参謀に立ち向かうのは、可愛い女の子!?
今、魔法少女達が世界のために立ち上がる!
__はずだった。
「かつて魔法少女と悪は敵対していた」は、藤原ここあ先生の作品です。
1巻では1話から7話までが収録されています。
かつて魔法少女と悪は敵対していた 1巻のネタバレ、あらすじ
第一回 出会い
あまりの魔法少女の可愛さに一目惚れしてしまった悪の参謀。
惚れたばかりに戦えなかったため、後日改めて戦う…。
ついでに持ってきたシフォンケーキと共に、二人でお茶会をすることに。
可愛さに悶絶しながらも会話を続けているうちに、悪の参謀は魔法少女があまりに幸薄なことを知る。
魔法少女は身寄りがなく孤児院暮らしで、現在はバイトと掛け持ちで魔法少女を務めており、一週間水以外口にしていないらしい。
1年分の米を送り付けながらも悪の参謀は帰宅する。
しかしあまりにも情けない己の姿に反省し、次こそは打倒魔法少女を心に誓いながら次の差し入れにレアチーズケーキを購入する。
翌日。
今日こそは息の根を止めてやろうと意気込みながらレアチーズケーキを手に現れる悪の参謀。
しかし戦う前に、寝不足の魔法少女が倒れてしまう。
内情を聞き、あまりにもブラックすぎる魔法少女という仕事に参謀は転職を勧めるも、デレの返り討ちに逢い今回も惨敗。
組織に帰り、次こそはと心に誓いながらもテレビショッピングのフルーツタルトを購入するのだった。
第二回 グラスハピネス
今日の戦いとしてとりあえずランチにフォカッチャサンドを食べる悪の参謀と魔法少女。
戦いという名の談笑の中、魔法少女のとしての名前が「グラスハピネス」だと悪の参謀は知る。
幸福とはガラスのように脆いものだということから名付けられたという。
今日も談笑と悶えで一日終わってしまったなと思いながらも、組織帰還後、部下を労るために訪れた高級クラブで悪の参謀は魔法少女と出会う。
どうやらバイトを減らす代わりにここで働けと御使いに言われた様子の魔法少女に、悪の参謀はますます彼女に魔法少女から転職してほしいと願うように。
しかしこのままではいけないと、何故ここまで魔法少女の肩入れしてしまうのかと悪の参謀は自室で反省する。
そして気付く。彼女があまりに薄幸だから同情しているのではないかと。
つまり幸せにすればいいのだと。
まずはものに充たされ充実した生活を送ってもらおうとプレゼント作戦を立てるが、果たして振り出しに戻っていることに彼は気づいているのだろうか。
第三回 本名
スライム投下作戦。
街にスライムをばらまいて人間どもを滅ぼすつもりが、それを食い止める魔法少女がどうみても触手に犯されていたためセルフ退治。
魔法少女があまりにも危なかったため、悪の参謀の理性も危ないが彼女を自宅まで送ることに。
そこで彼女の本名が深森白夜だということを知る。
ついに魔法少女の拠点と本名を手に入れた悪の参謀。
上に報告せねばと思いながら本名を何度も反芻し、夜が更けるだけだった。
第四回 AV
人々からだけでなく、部下からも恐れられる悪の参謀。
その非道な所業に誰もが恐怖し、きっと彼の血の色は赤くないのだろうと噂されている。
そんな悪の参謀は仕事を抜け出し、薔薇を買いに来ていた。
悪の参謀は薔薇の花束を贈り、魔法少女は自作の造花を彼にプレゼントした。
そんな彼女が自宅で造花の内職をしていると、御使いが何か動画を編集していることに気付く。
何だろうかと覗き込めば、魔法少女が以前スライムに犯されていた時の動画だった。
あまりの悲しさに魔法少女は泣きながら、ギモーフを差し入れてくれた悪の参謀に相談する。
すると彼は怒り狂い、魔法少女の拠点へと向かいついに御使いと対面する。
彼らは会話するも、御使いの言い草に苛立ちつい殺害。
とはいえ御使いは何度でもよみがえる存在のためあまり意味はない。
しかし同時にデータも焼却したため、魔法少女のAVが世に出回ることはないだろう。
お礼に振舞われた手料理の夕飯に、悪の参謀は悶えながらも完食するのだった。
第五回 悪の組織
悪の組織に所属しているのは何も一人ではない。
魔法少女を倒そうとしている悪の参謀の名はミラという。
ミラがあまりにも魔法少女討伐に手間取っているため、魔法少女にご執心なのではないかと組織の幹部達から疑われる。
そこで監視兼補佐としてフォーマルハウトが手配された。
正直邪魔で消したいと思ってしまうミラだが、明るく前向きなフォーマルハウトはミラのことを信じている。
ミラとしても魔法少女を倒さなければいけないと思っているために今日こそ魔法少女を倒そうと決心する。
しかし、魔法少女に会った瞬間、彼女のあまりの可愛さに早速決心が揺らぐ。
魔法少女に対して友好的に振舞ってしまうのはもはやミラの本能。
そのためフォーマルハウトにはどうにか誤魔化すが、フォーマルハウトはとても素直なのでミラの事をさらに尊敬するようになってしまった。
是非とも次からは参戦させてくれと頼む彼に、ミラは笑顔で彼を消そうと決心した。
第六回 犬の護衛
ミラの任務についていくことになったフォーマルハウト。
ミラは何とか誤魔化しつつもフォーマルハウトが魔法少女に触れないように気を付けるが、あまりの邪魔さにフリスビーを投げ、取ってこいをさせる。
しかしフォーマルハウトはミラのことを純粋に心配しており、何とかして魔法少女討伐を手伝いたいと熱弁。
二人の時間を楽しみたいミラとしてはあまりに邪魔なため、今度はボールを投げたふりをして一生探させる作戦に。
やっと二人きりになれたと魔法少女と話すと、魔法少女はフォーマルハウトと出会えて嬉しかったと彼に伝える。
悪の参謀の名前を、彼のおかげで知ることが出来たからだ。
いい雰囲気になったところに、うさぎを見つけミラに見せに来たフォーマルハウトが現れ、やはり彼を消すべきだとミラは改めて思うのだった。
第七回 信頼
ある雷雨の夜、ついに悪の組織は魔法少女を捕獲することに成功した。
ミラの部下達が捕まえたのだ。喜ぶ部下をとりあえず全員殺したが、部屋には監視カメラがある。
突破口になり得るフォーマルハウトはこんな時だけ空気を読み去ってしまい、尋問するしかない状態になるミラ。
いつもお世話になっているから好きにしてくれと懇願する魔法少女。
理性が焼き切れそうな中、せめてカメラだけは切ってから彼女にくすぐりを仕掛けることに。
音声だけ聞いていた部下は恥ずかしさのあまり退散し、失神してしまった魔法少女を逃がすことに成功した。
自宅まで送り、目が覚めた魔法少女を確認するとミラは帰ろうとする。
だがミラもずっと悶えていたわけではなく、魔法少女が我儘を言えないことに気付いていた。
本当は一緒にいてほしいと願う彼女の意思を汲み取り、帰っていいのかと再三訊ね、そして傍に居てほしいと魔法少女は自らの言葉でお願いする。
またしても弱点を晒してしまった彼女だが、二人は幸せそうに寄り添うのだった。
場面は変わり、雨の中御使いが倒れている。倒したのは、別の御使い。
そして彼は、自分の導いた少女こそ真の魔法少女だと御使いに宣言した。
かつて魔法少女と悪は敵対していた 1巻の感想
「かつて魔法少女と悪は敵対していた」は、「妖狐×僕SS」で知られる藤原ここあ先生の、最新にして最期の四コマラブコメディ1巻。
可愛くて、面白いはずなのに続きがもう二度と読めないと思うと涙無しには読めない……そんな、ちょっぴり悲しい物語です。
貧乏で幸薄な魔法少女、クールなはずがかわいい悪の参謀、下衆な御使い。
個性豊かなキャラクター達がいっぱいで、恋愛あり、ギャグあり、魔法もあり、ちょっとだけエッチな展開も?
たくさんの要素が詰まっている上に何回読み返してもとても可愛くて癒されるので、とても大好きな作品です。
残念ながら遺作となってしまいましたが、藤原ここあ先生ならではのキャラの可愛さ、そして繊細な感情の変化は文字には収まりません。
萌えが摂取したい!癒されたい!魔法少女大好き!ドキドキする少女漫画が読みたい!ギャグが読みたい!そんな方にお勧めです。
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