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うなぎ鬼 1巻のネタバレ、あらすじと感想

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うなぎ鬼 1巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

主人公である「倉見勝」はロクに仕事もせずにギャンブルに明け暮れ、サラ金会社などから多額の借金を抱えていた。

しかし彼は借金を返す様子もなかった為に会社から詰められ、自殺を勧められてしまうことになってしまう・・。

 

しかしそんな勝を救ってくれたのは、闇金融の社長であった。

社長の元で働く事になった勝だったが、ある時社長から別の仕事を頼まれてしまう。

その仕事内容とは・・。

「うなぎ鬼」1巻には第1話から第14話が収録されています。

 

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うなぎ鬼 1巻のネタバレ、あらすじと感想

第1話 泣き虫

勝は人よりも心が繊細で、小心者でした。

しかし見た目はそれとは真逆で身長も高く、体格がとても良かった為に闇金業者の社長から拾われる事になり、回収の仕事を彼なりに日々やって過ごしていました。

 

そんな時、朝早くに社長から一本の電話が入り「黒牟駅」で待ち合わせと言われ、勝がその場所に行くと仕事仲間の「富田」と社長がいて、とある場所に案内されます。

そして目的地である「マルヨシ水産」というウナギの養殖場についた3人でしたが、社長からはここで臨時の特急便をしてもらうと言われます。

 

そこで出会った人達の雰囲気も決して普通とは言えないような人達だった為、勝と富田は少し怯えた様子で仕事の説明を受ける事になりました。

重さ約50~60キロのコンテナを運ぶだけの仕事でしたが、勝はその中身がとても気になってしまいます。

第2話 顔

社長から急遽頼まれた仕事は一人15万円という高額な仕事だった為、勝は不思議に思いながらもその仕事を富田と共に引き受ける事になります。

その際に勝は社長から見た目を変えろと言われ、理髪店に連れて行かれ坊主にされてしまい、更に眉毛も全て落とされてしまった為、見た目がそれまで以上のど迫力になってしまいます。

 

そのせいで町を歩くと他の人達が無意識に勝を避けるようになり、小心者だった勝に対し黙っているだけで周りから怖がられる存在になったと褒められます。

そして勝自身も、社長に従っていれば大丈夫なんだと心の中で思ってしまうのでした。

第3話 牧羊犬

社長から一回目の特急便の仕事を任された勝は、時間があった為にあるコンビニへと向かいます。

そこには自分の妻である「朋子」が働いていました。

朋子と勝は同級生でしたが、学生時代は話しすらした事がない二人でした。

しかしある事がきっかけで二人は再会し無事に結婚する事ができ、二人はお金が無い状況でも仲良し夫婦でした。

 

そして家に帰った勝はある夢を見てしまいます。

その夢とは、マルヨシ水産で見てはいけないものを見てしまうという夢でした・・。

第4話 コンテナ

勝と富田は社長に頼まれた仕事をこなす為に黒牟に行きますが、黒牟という場所が普通の場所ではないと勝に言います。

しかし勝は社長を信頼しているのに今更、何を言うのかと強気な態度で富田に言い返します。

 

そして現場に着き、コンテナを見た二人でしたが異常に冷やされた空間に閉じ込められたコンテナを見て、「明らかに生きてはいない」と思います。

 

二人はコンテナを運びながら、富田が日頃行っていた牧羊犬の仕事の話しをしながら進んでいると、コンテナの方から「ゴトン」と鈍い音が聞こえてきて、二人の緊張は更に高まります。

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第5話 ささやき

無事にマルヨシ水産へ到着した二人でしたが、そのあたりは普通ではない雰囲気に包まれていて二人は緊張を隠せずにいました。

その後仕事を終えた二人でしたが、勝に向かって富田は「中身は人間だ」と呟きます。

 

勝はそれを聞いてもシラをきる態度を取り続けましたが、自宅に帰った後もその仕事のせいで精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。

 

そんな中、妻である朋子だけは何も知らない為に勝に優しく接してくれます。勝は仕事の事を忘れるかのように朋子を抱くのでした・・。

第6話 嫌われ者

特急便の仕事を任され2週間が経った頃、勝は回収の仕事も以前より二倍の件数をこなせるようになっていました。

勝は周りの従業員が社長に怒られているのを見て、こいつはダメだと判断までもが出来るまでに成長しますが、社長から「黒牟」という言葉が出ると一気に緊張が走ってしまうようになります。

それに気づいた社長からは、何を勘違いしているか知らないがただの配達だと言われてしまいます。

 

その後、電車に乗った勝はマナーの悪い若者と出会ってしまい、周りの人達は見て見ぬフリをしていましたが、彼は見た目の大きさと威圧感を利用して、若者達に怒鳴ります。

そして勝は嫌われる為に変えた見た目も悪くないと思いながら、回収の仕事へと向かうのでした。

第7話 情け

借金の回収のため、とある一家を訪れた勝でしたが、母親と子供が出てきて泣きながら今月はこれ以上払えないと説明されます。

それを聞いた勝は社長の元へと戻り事情を説明しますが、社長は情けなどは捨てろと一喝します。

 

そしてもう一度先ほどの家へと向かった勝は、冷静に借金を返す方法を考えながらその説明を母親にします。

しかし母親の態度が一変してしまい、彼は驚愕してしまいます。

 

その夜、勝は富田がやっていた仕事の少女達の売春の手伝いをする「ピンチヒッター」の代わりをする為に、富田と待ち合わせしていました。

 

そこには常連の女の子3人を含め、新しい女の子「ミキ」と出会います。

このミキとの出会いで勝は大きく変わってしまう事に・・。

 

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うなぎ鬼 1巻の感想

この物語は主人公の勝が多額の借金を返せなくなり、闇金融の社長から一緒に働いて返済していくという内容ですが、回収の仕事とは別に新たな運送の仕事により彼の人生が変わってしまうという内容の物語にもなっています。

元々ポジティブな性格の上、借金をしていてもギャンブルで取り返そうとしていた勝でしたが、これ以上返せないのなら首を吊れと脅されてしまった為に闇金融の仕事をする事になりました。

最初は社長に怒鳴られる事が多かった彼ですが、黒牟に行った日から次第に彼の性格が変わっていく所が見ていて面白さを感じました。

 

黒牟という町は活気がなくどんよりとしている場所で、そこにいた人達もまた「普通の人間じゃない」と思わせるような描写や、勝の不安な気持ちの描写が見事で読んでいて恐怖を感じました。

また、マルヨシ水産にはウナギが養殖されていて、そのウナギはタンパク質なら何でも食べるということ、運送の報酬は15万円という高額すぎる仕事に「見たら後悔する中身」だということも不気味な印象が強く残りました。

 

そして最後のシーンで登場した女の子のミキには、これからどのような展開が待ち受けているのかも気になる所です。

 

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