バトル・ロワイアル 10巻のネタバレ、あらすじと感想!史上最悪のゲーム

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バトル・ロワイアル 10巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

意識不明だった秋也の目覚めに喜んでいた女子達のなかで、一人の少女だけ秋也の事を異常に恐れていた。

そして事態は最悪な結果となってしまい、秋也は銃声が聞こえた女子達がいる部屋へと向かうのだったが・・。

第10巻は祐子の過去や、秋也が体験する様々な悲しみが多く描かれている内容となっています。

 

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バトル・ロワイアル 10巻のネタバレ、あらすじ

第72話 榊祐子

祐子の母親と父親は、プログラムに参加している娘の幼い頃のアルバムを見ていました。

そして暴力など過激なシーンが苦手としていた祐子の性格を思い起こし、母親は「あの子が還って来れるはずがない」と不安を募らせてしまいます。

 

一方、プログラムに戻ると秋也は祐子を発見しましたが、祐子は秋也を見て更に冷静さを失ってしまい秋也に銃を向けるのでした・・。

第73話 願い

銃を向けられた秋也は攻撃をかわし、去っていく祐子の後を追います。

そして祐子が秋也に対して発していた「悪魔」と言う言葉に違和感を感じた秋也は、祐子の言葉に耳を傾けます。

祐子から聞いた言葉は、秋也にとってはとても辛い言葉でした。

そして祐子は灯台の階段を上まで登り、秋也が追いかけて来た事にパニックになってしまい落下しそうになります。

しかし秋也は祐子の手をしっかりと取って助けながら、話しを聞いてほしいと言うのでした。

第74話 償い

一方、祐子の家では母親が泣きながら絶望している所に、父親は「きっと仲間と一緒にいる」と言って母親を励まします。

 

しかし祐子は秋也に支えられながらも灯台から落下寸前の状態にありました。

そして秋也の事が未だに信用が出来ず恐怖を感じてしまいます。

 

そんな時、祐子は過去に不登校だった時に起きたある出来事を思い出します。

そして冷静を取り戻した祐子は秋也の本当の姿が見え、ようやく助けられるのでしたが・・。

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第75話 弔い

灯台にて亡くなったクラスメート達を見て、秋也は悲しみに暮れてしまいます。

一人一人の性格や長所を思い返しながらも、秋也は何も出来なかった自分に対して謝りながらも涙するのでした。

 

しかし典子の事を思い出した秋也は、それでも前へ進もうと思い灯台を出て典子達のいる場所へと向かうのでした。

第76話 雨

典子達がいる場所へ向かう途中に闘いが繰り広げられた場所を見つけてしまった秋也は、「もう誰も死なせない」と強く思うのでした。

 

そして先へと進んで行くと、クラスメイトの「稲田瑞穂」に出会ってしまいます。

秋也は話しかけようとしますが、瑞穂は突然銃を突きつけた為に秋也は悔しさを感じながら逃れます。

 

そしてもう一度話し合おうとした秋也でしたが、感情が高ぶってしまい泣きながら瑞穂に何故このゲームに乗るのかと問いかけるのでした・・。

第77話 再会

瑞穂を説得できないと悟った秋也は、諦めてその場を離れます。

そして次に辿り着いた場所は、三村が政府に復讐を決行しようとしていた場所でした。

 

そこには三村と豊が作戦に関して達筆で話していたノートが転がっていて、秋也はそれを読みながら涙してしまいます。

そして秋也はようやく、親友だった三村に再会する事が・・。

第78話 メッセージ

豊がノートに書き込んでいた言葉は、ほとんどが三村に対する尊敬や感謝の気持ちが込められたメッセージだった為に、それを見た秋也は悲しみに打ちひしがれます。

 

その時、近くにあった車に書かれていた三村の秋也に向けての文字に気付き、三村に対しての気持ちが爆発してしまいます。

 

そしてようやく川田達がいる場所へと辿り着いた秋也は、久しぶりに二人に再会するのでした。

第79話 継続

秋也は傷を負っていた為、川田に手当てをしてもらい、今まで起きた事を二人に報告するのでした。

それを聞いていた典子は涙しながらも優しく秋也を抱きしめますが、秋也は瑞穂を見捨てた事を後悔してしまいます。

 

そんな中、川田は秋也と典子に「再会して嬉しいのは分かるけれど、プログラムはまだ終わっていない」と言い放つのでした・・。

 

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バトル・ロワイヤル 10巻の感想

これまで数多くの生徒が紹介され、その生徒の特徴やプログラム中に起きた出来事が描かれていましたが、10巻では秋也が主体となる内容が多くなっています。

全体的にこれまでの中でも悲しいストーリーのように感じ、読んでいていたたまれない気持ちになりました。

 

最初の話では祐子の母親と父親の様子が描かれています。
プログラムが始まってから生徒の両親の心境が描かれていたのは初めてでしたが、両親が我が子を心配する気持ちが伝わってきます。

 

自分の娘が暴力に直面すると精神的に弱いという事から考えると、生きて帰って来れる可能性がほぼないという残酷な状況にとても心が痛みました。

そんな辛い中でも父親が必死に母親を励ますシーンは夫婦愛が感じられて温かい気持ちになりました。

そしてプログラムに戻ると、灯台で女子達が争った理由は自分にあると感じた秋也が、それぞれの亡骸に向かって話しかけ、謝るシーンには思わず涙してしまいました。

 

更にその後の話で、三村達が必死の思いで政府に復讐しようと準備していた場所へと到着した時に秋也が読み上げていたノートの内容も感動しました。

三村の存在が大きすぎて豊の存在感が薄れてしまっていましたが、ノートには豊の素直さや心優しい性格が読み取れ、秋也も思わず泣してしまうシーンになっています。

 

これ以上誰も死なせないと強く誓った秋也でしたが、川田の言う通り現実ではプログラムに参加している生徒も沢山います。

そんな中、無事に川田達と再会を果たした秋也に対してこれからどのような出来事が彼らを待ち受けているのか・・。

11巻がとても楽しみです。

 

 

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