この世界は不完全すぎる 13巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
神官のエミリィとアイザックはNPCではなく、ハガと同じデバッガー。
レアアイテムを奪うためにハガ達に接触した二人の目的とは?
しかし、今はメインクエストのクリアが先決と次の国へと向かう事になりますが…。
この世界は不完全すぎる 13巻には第96話から第103話が収録されています。
この世界は不完全すぎる 13巻のネタバレ、あらすじ
第96話 トレジャーハンター
消えてしまったアイテムと資金。
持ち逃げしたのはNPCキャラのエミリィとアイザックとの事。
これはどういう事かとテスラに確認を取ると、二人はNPCキャラではなく、ハガ達と同じデバッガーだったのです。
レアアイテムを持ち逃げするためにハガ達に接触し、細かい設定まで付け加え、徹底しながらNPCキャラを演じていたのかと、感心してしまうほどの詐欺行為に呆れてしまいます。
そんなエミリィとアイザックは隠れ家に戻り、トレジャーコンプリートクリアが近くなったと喜びます。
メインクエスト以外のトレジャーコンプリートをクリアすれば、このゲームから脱出する事ができるかもしれないと、わずかな希望を掛けていた二人…。
次なるアイテム回収へと向かいます。
第97話 災厄の大穴①
リオーノ王国へと訪れたハガ達は、厄災の大穴を封じる宮廷魔術師を手助けして欲しいと頼まれ、早速に現場へと向かいます。
結界を封じる霊獣が見え、あそこが厄災の大穴かと向かってみるハガ達でしたが、何か身体の動きがおかしいと、違和感を感じてしまいます。
そしてこれは結界のエフェクトによる処理落ちだと気づき、このままではフリーズしてしまうと、慌てて距離を取ることに。
しかし、このままでは厄災の大穴に近づく事が出来ず、イベントを熟す事が出来ません。
一体どうすれば良いのでしょうか?
第98話 災厄の大穴②
どうにか処理落ちを避けて、厄災の大穴のイベントを受ける事が出来ないかと悩むハガ達。
そんな中でハガはある方法を思い付きます。
それはエフェクトを消せば良いと、調合で視覚を奪う薬を作り、それを飲み込んで自分の眼を見えなくするハガ。
エフェクトが見えなければ処理落ちはしないと、アマノの指示を聞いて厄災の大穴へと向かう事になったハガは、アマノの通信用の霊獣を受け取り、厄災の大穴へと向かいます。
はたしてフリーズせずに向かえるのでしょうか?
第99話 災厄の大穴③
天野の指示を受けて厄災の大穴へと向かうハガ。
近づく度にハガの姿が簡易モデルのポリゴン姿になってしまい、これはもうバグだと呆れてしまうも、今は報告よりも大穴へと向かう事が先決と歩みを再開します。
そして大穴へと辿り着き、宮廷魔術師に結界を弱める原因を突き止めて欲しいと頼まれます。
そんな中で出逢ったポリゴン姿のNPCキャラに、弟を救って欲しいと頼まれてしまうハガ。
これもイベントかと思うも、なんとそのポリゴン姿のNPCキャラはエミリィでした!
第100話 災厄の大穴④
エミリィとアイザックは、厄災の大穴の中にあるトレジャーアイテムを獲得しようとクエストを受けていました。
しかし、アイザックは結界のエフェクトにハマってしまい、身動きを取れなくなってしまったのです。
そんな彼を救って欲しいと頼まれ、騙していたことを詫びながらも、ジンの仲間ではないのかと訊ねられるハガ達。
なんとエミリィ達はかつてジンと共に行動していたのです。
一体何があったのでしょうか?
第101話 プロジェクトレンズ①
エミリィの名前は関ヤマトと言い、アルバイトとして雇われたデバッガーでした。
アイザックことタカシとは兄弟でエミリィは男性だったのです。
元々は順調にデバッグ作業をしていたのですが、ゲームからログアウト出来なくなってしまい、混乱するも冷静なリーダーのユウの判断により、落ち着きを保っていました。
このままデバッグをしながら、ゲームクリアを目指せば、いつか出られるかもしれないと僅かな可能性にしがみつきながら、デバッグ作業をしていたのです。
そんな中で他のデバッガーと知り合い、ジンとも関わる事になります。
そしてそれが最悪の事態を招いてしまったのです。
第102話 プロジェクトレンズ②
デバッガーの一人が何者かに惨殺されてしまい、エミリィ達のチームは緊張に包まれてしまいます。
一体誰がこんな事をしでかしたのかと、疑心暗鬼に駆られてしまうチーム達。
そんな中で偶然に見つけてしまった一冊の魔導書。
それには亜空間へと繋げる事の出来る魔法陣が記されており、それを使えばこのゲームから脱出する事が出来るかもしれないと、ざわめきだすデバッガー達。
そんな望みを掛けて、デバッガーのケンが試しに魔法陣を試しに使ってみますが、はたして脱出する事が出来るのでしょうか?
第103話 プロジェクトレンズ③
魔法陣によって開いた光の穴に頭を入れてしまうケン。
しかし急に穴は閉じてしまい、そのまま首が切断されてしまいます。
唐突なケンの死に慌ててしまうデバッガー達。
混乱する中で高まった緊張が遂にちぎれてしまい、アイザックは思わず呟いてしまいます。
もし死んだら、どうなってしまうのか?
リスボーン出来るのか、本当に死んでしまうのかと、混乱に乗じて遂に乱闘に発展してしまうデバッガー達。
慌てて逃げるエミリィはアイザックと共に、この場から逃げようと脱出を試みます。
しかし、そんな中で二人が見たモノは、仲間の遺体で魔法陣を試しているユウの姿でした。
この世界は不完全すぎる 13巻の感想
今巻のお話ではなんとも恐ろしい事実が描かれていましたね…。
エミリィとアイザックはジンと共にゲームクリアに向けて動いていた仲間達だったようです。
しかし、ある事件がきっかけで、どうやら仲違いしてしまったのですね。
まあ無理もありません。
何せゲームの筈の世界から抜け出す事が出来ずに、ゲームの中で生活をする事を強いられてしまえば、ストレスは余程のモノです。
まして現実に大切なモノがある人にとっては、余計に現実への帰還は渇望してしまう望みになってしまいますからね。
それにしてもジンも同じようにストレスから狂ってしまったのでしょうか?
彼の場合はサイコパスな一面なども覗かせてもいましたから、もしかして彼が全ての元凶なのではと思えてきてしまいます。
そして何よりもヒカリは事の気のデバッガーチームの中にはおらず、いったい、いつ頃にジンの仲間になったのでしょうか?
謎が謎を呼ぶ展開とジン達の間に何が起きてしまったのか?
今後、明らかになるかもしれませんが、より凄惨な状況になりそうな予感がします。
そしてエミリィの弟であるアイザックは一体どうなってしまったのか?
ゲームクリアを目前に近づいていると、微かな希望が見えてきていますが、このまま無事にクリアまでいければいいのですが…。
次巻が楽しみですね。
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