バトル・ロワイアル 1巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
舞台となる極東の大東共和国という国は、アメリカとは敵対関係にあります。
その国では「プログラム」という国家的プロジェクトが行われます。
その内容は、対象年齢は中学3年生、ルールはクラスの「最後の一人になるまで、殺し合いをしなければならない」というもの。
そんな残虐なゲームに選ばれてしまった城岩中学校3年生徒の物語です。
バトル・ロワイアル 1巻のネタバレ・あらすじ
第1話 史上最悪のゲーム
目的地に到着するまでのバスの中でワイワイ楽しく過ごしていると、主人公である「七原秋也」がクラスメイトの「中川典子」が突然寝ている事に気づきます。
一人、また一人と突然眠ってしまい全員が目を覚ますと全く知らない教室にいました。
そんな中、自ら先生と呼ぶ知らない大人が現れ、たった一人の優勝者が決まるまで、殺し合いをして下さいとの事に…
第2話 親友
孤児養育施設で育った七原秋也には、同じ施設で育った「国信慶時」という親友がいました。
慶時は温厚な性格で、秋也と共に施設でお世話になった「安野良子先生」が大好きでした。
彼らは人一倍正義感が強く、良子先生に困った事があると僕たちが助けるからと強く誓います。
しかし、このようなゲームを突然開始されてしまい、親には連絡済みだと報告されるが、慶時は怒り狂います。
第3話 三村信史
秋也のクラスメイトの「三村信史」はバスケットボール部に所属していて、運動神経、容姿、頭も共に良く、女子からファンクラブを作られるほどでした。
そんな信史には仲が良い叔父がいて、叔父はかつて反政府活動をしていました。
「クールに反撃する」ということを学んだ信史は、殺し合いを言い渡された教室の中で誰よりも冷静にその場の混乱を鎮めるのでした。
第4話 誓い
プログラムの説明が終わった後、先生と名乗る男から白紙の紙がクラスの全員に配られます。
そこには「私たちは殺し合いをします」と3回書かなくてはなりませんでした。
ほとんどの生徒は泣きながら書いたり怯えながら書きます。
しかし秋也はその感情よりも怒りの感情が強く、このルールから大切な人を連れて脱出する事を強く誓います。
第5話 扉の向こう
殺し合いの際に必要な武器は政府側が用意しており、食料や武器などが入ったバッグが教室から出る時に配られます。
出席番号順に名前を呼ばれて出ていくのですが、七原秋也は名前が呼ばれた時に中川典子にコソッと「昇降口で待ってる」と告げます。
典子はその言葉を信じ自分の番を待つのでした。
第6話 赤松義生
秋也のクラスメイトの赤松義生は体格がとても良いにも関わらず、性格は内気で普段は不良グループからカモにされているような人物です。
そのため、今回起きたプログラムという残酷なゲームに「自分が真っ先に殺される」と思い、まともな判断が出来なくなってしまいます。
しかし彼は以前に七原秋也に助けられた事があり、秋也から説得されて気持ちが少し落ち着くのですが…。
第7話 信頼
典子と無事に合流出来た秋也は、まずは仲間を説得してこのゲームから脱出しようと話し合います。
しかし現実には既にプログラムに参加しているクラスメイトもいて、心の優しい二人は状況に追いつけずに途方に暮れています。
そんな中現れたのは、クラスメイトの「川田章吾」でした。
彼は1年留年していて、転校してきた生徒だったので周りの生徒達とはあまり関わりがありませんでした。
しかし、彼の言葉には説得力がありゲームの脱出方法を知っているとの事だったので、秋也と典子は川田に従いながらも共に過ごしていくのでした。
第8話 相馬光子
クラスメイトである相馬光子は女子の中で最も美しく、そして最も日頃の行いが悪い、いわゆる「不良少女」でした。
美しい美貌を武器にして様々な男性と寝てお金を取ったり、クラスの女子達からも恐れられている存在です。
そんな中、今回のゲームに強制参加になってしまい他の女子達は相馬光子にだけは会いたくないと強く願うものの、運悪く再会してしまいます。
しかし光子の態度は攻撃的ではなく、それとは逆に「一人で寂しかった」と泣いている姿が…。
バトル・ロワイアル 1巻の感想
この作品は、政府によって選ばれた生徒達が強制的に殺し合いをしなければならなくなるといった漫画の内容で、生徒同士の疑心暗鬼や友情の深さなど様々なシーンが繰り広げられています。
特に主人公の七原秋也は人情が厚く、クラスの仲間と殺し合う事なんか出来ないと、このゲームに参加してしまう友達に対しても最後まで説得をしてプログラムから脱出しようとします。
しかしゲームに参加してしまったクラスメイトにも、さまざまな想いがあります。
恐怖のあまり参加してしまった生徒達の心の葛藤、ゲームが始まる前はどんな子達だったのか。
そんな気になる部分も、この漫画には全て描かれています。
更に各自生徒につけられた首輪には爆弾が仕掛けてあり、一定のルールを破った者は首輪が自動的に爆発するといったシステムなどもあります。
読んでるとドキドキ、ハラハラと緊張が走る場面も多数あってとても面白い漫画になってます。
少しグロテスクなシーンもありますが、ただただ殺し合いの漫画ではなくて生徒一人一人の過去や心境が細かく描かれており、現在のプログラムのシーンに戻った時に、一人一人の内面の想いに心が揺さぶられます。
まだ1巻では紹介されていないクラスメイトも多くいますが、1巻を読み終わった後にすぐに2巻目を手に取りたくなる。
そんなオススメの漫画です。
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