バトルロワイアル 11巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
秋也は無事に典子達の元へと戻り一段落ついていた頃、別の場所では杉村が琴弾をまだ探していた。
そしてようやく琴弾との再会を果たした杉村だったが、琴弾をそこまでして探していた理由が明らかとなる。
しかし、その後に事態は急変してしまい、杉村に更なる試練が待ち受けていたのであった・・。
バトルロワイアル 11巻のネタバレ、あらすじ
第80話 遭遇
プログラムが始まる前の杉村は、弱い心を克服する為に拳法を習っていました。
しかしどんなに練習しても、先生からは「力ではなく、感じる事」と言われてしまい、中々自分が思うような結果が出せずにいました。
そんな時、同じビルの中にある生け花教室をふと見ると、同じクラスメイトの琴弾がいて、杉村にはそれがとても美しく見えてしまいます。
そんな事を思い出していると、現実で必死に探していた琴弾に再会します。
しかし彼女は泣きながら銃を向けるのでした・・。
第81話 しあわせの便り
そんな姿を見た杉村は、「その気になっている者がいたら躊躇なく撃つ」という言葉を思い出しますが、彼は自ら武器を捨てます。
そして過去にあった琴弾との思い出を語るのでした。
すると琴弾は冷静さを取り戻し、杉村に対して謝ります。
そしてしばらく二人で話した後、秋也達が脱出方法を知っているから一緒に行こうと言い、琴弾もそれを信用してくれます。
琴弾に出会えたらある物を使って秋也達に知らせるという約束をしていた杉村でしたが、その行動を起こしたせいで最悪の事態に巻き込まれてしまいます・・。
第82話 限界
杉村が合図を送った為に秋也達は琴弾と会えた事を察知し、喜びます。
そんな中、杉村達は仲良く会話をしていましたが琴弾から「杉村君は強い」という言葉を聞いた杉村は、過去に起きたある出来事を語り出します。
それは体育の授業中に起きた出来事で、オリンピック選抜までいった先生から勝負を頼まれた杉村でしたが、人を殴るのに躊躇してしまう性格な為に何も出来ずに負けてしまったという事でした。
その後、杉村はある衝撃を受けてしまう事になります。
それは先生と桐山の勝負の時に起こりました。
第83話 悪魔の戦術
先生が次に指名した生徒は、あの桐山でした。
桐山は柔道に関して全くのド素人だったのですが、勝負の前に入門編の本を読んでいました。
桐山は軽く先生を倒してしまい、プライドの高い先生は二回目に桐山を倒します。
桐山は冷静に次の勝負をするのですが、そこでは誰もが想像つかなかった事をしてしまい、周りの生徒は驚愕してしまいます。
その話を聞いた琴弾は、桐山はクールなイメージしかない為に想像つかない・・、という顔で聞くのでした。
第84話 虚と実
琴弾を支えながらも秋也達のいる場所へ向かう杉村でしたが、途中で琴弾が生け花をしていた姿やそこにある「空間」の把握について褒めるのでした。
拳法の先生から教えられた内容は空間では、「そこには無いものを見つめる」というものであり、杉村はその技を身につけていなかった為に琴弾は凄いと言うのでした。
そんな中、楽し気な二人の様子を後ろから追跡していた人物がいた事は、この時二人はまだ気付いていませんでした・・。
第85話 告白
琴弾は杉村に空間の把握のやり方を教えようとします。
しかし杉村は琴弾の事が気になり、内容が上手く理解できませんでした。
すると猫が近くにいた為、琴弾は一旦教えるのをやめて猫を触ろうとしますが逃げられてしまいます。
そのタイミングで琴弾は自分の事を杉村に語り、こんな自分といてくれてありがとうと感謝の言葉を述べます。
それを聞いた杉村は琴弾に告白しようとしますが、振り返った琴弾の表情が一気に変わり・・。
第86話 狂拳
杉村の後ろに居たのは、先ほど琴弾に恐ろしさを語った桐山だったのです。
桐山は自分の存在に気付いた二人に対し戦闘態勢に入り、容赦なく銃を放つのでしたが、杉村は持っていた棒を使い桐山の動きを止めます。
その隙を見て距離を取るのでしたが、目の前にいるのが桐山という事もあり思うようにはいきません。
しかし琴弾を守らなくてはいけない一心で、杉村は桐山に反撃を加えます。
第87話 虚無の悪魔
そんな桐山と杉村の激しいバトルを見ていた琴弾は、これまで見てきた杉村とは違う人物に見えて驚愕します。
しかしそんなに激しいバトルにも関わらず、桐山は杉村が放つ攻撃には一切ダメージを受けず、とうとう逆に桐山から攻撃されてしまいます。
それに対し怯えてしまった杉村は、こいつ(桐山)は人間じゃないと改めてその恐ろしさを痛感します・・。
バトルロワイアル 11巻の感想
11巻では主に、杉村と琴弾の話がメインになっています。
今までも何度か杉村の琴弾に対する想いが描かれていたシーンはありましたが、今回そのきっかけとなった場面や琴弾の人となりが描かれていました。
なぜ危険を冒してまでも杉村は琴弾を探すのかという事が分かりました。
杉村は拳法を習っていて一般の男子生徒よりは遥かに強いのですが、とても繊細な心の持ち主の為に殴る事に躊躇してしまう所が弱みでもあり、人間味があって良い点でもあると思いました。
琴弾は生け花を習っていて、その時に「空間」を把握する方法を使って生け花を仕上げていました。
一方、彼女の実家はスナックを経営していて時々、店の手伝いをさせられていたという設定のギャップも興味深く感じられました。
杉村と琴弾が再開して一緒に逃げるシーンでは、二人が恋人のように描かれていた所が多かったのですが、チラチラと桐山の影が見え「もうそっとしてあげて」と思う所もありました。
しかし最終的には最悪な事態になってしまいます。
嫌な展開になってしまうのは・・と思ってもつい気になってページを読み進めてしまいました。
杉村は琴弾を守る為に必死に戦う姿が描かれていますが、桐山の圧倒的な強さの前に追い詰められていく所で11巻は終わります。
この先の展開がとても気になってしまいます。
バトル・ロワイアル 11巻は無料試し読みすることができます。
ebookjapanで無料試し読みができるのでぜひ読んでみてください。
※気に入ればクーポンでお得に買える!
単行本で読みたい方はこちらがお勧め!
↓↓↓
【TSUTAYAコミックレンタル】はこちら>>
【関連記事】
バトル・ロワイアル 12巻のネタバレ、あらすじと感想
fam8