撲殺ピンク 9巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
道鐘男(ドーベルマン)の暗躍が始まり、キンの姉・金林樹里を狙った強行作戦が行われる。
ネットでは性犯罪の被害者が訴える公開自殺の動画が多くの反響を呼ぶ。
全てはオレが思う通りにと、勝ち誇る鴉に立ちはだかる千春ですが…。
撲殺ピンク 9巻には第68話から第75話が収録されています。
撲殺ピンク 9巻のネタバレ、あらすじ
第68話 姉ちゃん
キンの姉・金林樹里が狙われていると知り、急いで彼女の元へと向かうキンとラブ。
しかし、この道鐘男達の動きには何かがあると、ラブは嫌な予感を沸かせていました。
そしてその予感を的中させるように次の行動へと移ろうとしていた鴉は、人質を取っていた被害者の行動を見守っていました。
自分の様な被害者を増やして欲しくないとする、切なる願いを込めた男の言葉を後に、キンの姉の元へと訪れる警官達。
はたして何が起きようとしているのでしょうか?
第69話 頭上にはご注意を!
攫われようとしていた綾瀬と樹里を救ったのは村岡でした。
警棒を振りかざし、樹里を連れ去ろうとした警官達を殴打していきます。
相手は二人と、手加減をする余裕などは無く、顔面に一撃を喰らわせていく村岡。
歯が飛び散り出血する警官を打ち倒しながら、抜き出そうとしていた拳銃を弾き、銃口を自分から外します。
街中で拳銃まで引き抜いてきた警察官とは…。
もはや余裕の無い行動に焦る村岡。気を失った綾瀬を助け、その場から離れようとするも他の警察官が集まってきます。
圧倒的に数の不利に追い込まれてしまう村岡。
この窮地を脱する事が出来るのでしょうか?
第70話 1%
被害者による人質事件の現場に訪れていた知春の姿を見つけていた鴉は、事が自分の思い通りに動いている事を確信していました。
キンとラブや仲間達は樹里を守ろうと集まり、知春だけは自分を追い詰めてくる筈。
狙い澄ましたかの様に自分の思惑に動いてくれるキン達の行動を笑い、彼等を追跡していく警察官達。
状況は切迫していました。
第71話 ギャルは最強
樹里を追い掛けてくる警察官達の車両から逃げていくキン達。
追跡を分散させるために身代わりとなったラブとキンはバイクに乗って車道を走り抜けていきます。
目的は警察の包囲網から離れる事。
相手の狙いは樹里なら、彼女を追い掛ける事に必死になり、樹里に扮していたラブはキンと共に警察官達を翻弄していきます。
このまま樹里を無事に逃がす事が出来るでしょうか?
第72話 つぐない
鴉をようやくに見つけた知春・・・。
やっと来たかと鴉は知春に語ります。
SNSに映る被害者による人質事件の世間の反応。
犯人を殺せと言う大多数の意見に、鴉はこれほどいい加減な事は無いと言います。
性犯罪者にも守るべき人権があると言い、いざとなれば簡単に殺せと言う世間の無責任な言葉。
あの被害者もそんな無責任な言葉によって傷つき、最終的に人質事件を起こし、自分の様な被害者を生んでほしくないと凶行に走った経緯。
全ては勝手すぎる世間が生み出したと言います。
そんな被害者をヒーローと言い、彼の最後はどうなるのかと悪意のある笑みを浮かべて言う鴉。
その言葉を遮るように蹴りを入れる知春。
二人の対決が始まろうとしていました…。
第73話 ニワトリの卵
被害者の自爆によって事件は収束するも、それも全て鴉の狙い通りの事でした。
誰も助ける事の出来なかった知春を笑う鴉。
そう全ては彼等・・・、道鐘男の目的は達成できたのです。
性被害者の彼を凶行に走らせ、自爆させる事で引き起こした目的が果たされたのです。
観衆の目にさらされた被害者が引き起こした人質事件を使い、ある事を引き起こそうとした鴉。
それは見事に達成されてしまったのです。
第74話 星マークの子
道鐘男達の目的は炭疽菌を散布する事でした。
人質事件を引き起こしたのも、衆目を集めるための行為。
そしてその目論見は成功してしまったのです。
爆風とビルの風によって巻き起こった炭疽菌は多くの人を蝕み、致死量95パーセントまでに改良した炭疽菌…。
笑みを浮かべていた鴉。
はたして道鐘男達の目的とは?
第75話 神の領域
道鐘男達の目的はバイオテロだったのかと頭を悩ませていたラブ・・・。
しかし、一体何のためにこんな事をするのか?
それは龍のDNAに秘密があったのです。
龍のDNAは四重螺旋の神の領域と呼ばれている、あらゆる細菌・ウィルスに抗体を持っているDNAでした。
もしそれに合わせて龍の遺伝子から薬を作っていれば、この炭疽菌の散布において最も莫大な利益を生むのでは?
道鐘男達の目的は金なのか?
それとももっと別の思惑があるのでしょうか?
撲殺ピンク 9巻の感想
なんか今巻の内容は大事な事件になっていきましたね。
遂に道鐘男達がやらかしてしまった…、まさかの炭疽菌テロとは!
性犯罪者関係の事件だと思っていたのに、事が大きくなろうとしています。
そして今回の中でキンの姉である樹里を追って遂に警察までもが動き出してきました。
もはやなりふり構わない動きを見せている警察上層部と…、事が大きくなってきましたね。
そんな中で自分の信じる道を突き進むキンとラブ。
知春の窮地へと駆けつけるためにキンは炭疽菌の蔓延る街中を爆走し、何かクライマックスな雰囲気になってきました。
そろそろ物語の終盤ともなってきているのでしょうか?
それにしても炭疽菌テロと言い、道鐘男の組織力は一体どうなっているのでしょうか?
変な秘密結社かと思いきや、日本の政治に関して大きな影響力を持っている様子など、今後の活躍が恐ろしく想います。
キンのメンバーに大きな影響が無い事を祈りたいですね。
そしてキンと鴉の決着もそろそろ着きそうな勢い。
このまま無事にみんなが幸せになってくれる大団円となって欲しいのですが、どうなってしまうのでしょうか?
やはり非業の死を迎えてしまうキャラも出てくる予感がします。
無事にキンやラブに新しい未来と暖かい結末が待って欲しいですね。
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