葬送のフリーレン 12巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
女神様の石碑の解読を始めたフリーレン。
気付くと、崩れていた石碑は崩れる前の姿になり、時間を逆行してしまったことに信じられない様子のフリーレン。
すると、後ろからはヒンメルの声が聞こえるのでした。
葬送のフリーレン 12巻には、第108話から第117話が収録されています。
葬送のフリーレン 12巻のネタバレ、あらすじ
第108話 再会
女神様の石碑の解析を始めたフリーレン。
気付くと、崩れていたはずの石碑は崩れる前の形になっていて、後ろからはヒンメルたちの声が聞こえます。
女神様の石碑に触れることで時間を逆行した様ですが、もう一度触れても戻ることは出来ませんでした。
フリーレンはヒンメルたちに相談しようと思いますが、何かが影響してフェルンやシュタルクが消えてしまってもいけないと、話すことをやめます。
森から街道への抜け道を調べようにも、飛行魔法はまだ使えない時代なので、魔法を使うにも慎重にならざる負えません。
街道へ出ると軍隊が魔族にやられた跡に遭遇しました。
すると、残影のツァルトと名乗る魔族が現れ、フリーレンを空中高くに転移させてしまうのでした。
第109話 残影のツァルト
自由に魔法を使うことが出来ればどうにでもなるが、魔族に未来の魔法を見せる訳にはいかないと思いながら、ツァルトに転移させられて空から落下するフリーレン。
ツァルトはフリーレンを助けたければ武器を捨てろとヒンメルたちに言います。
武器を手放そうとするヒンメルたち。
しかし、フリーレンの攻撃がツァルトを目掛けて放たれ、交渉は決裂。
ツァルトにバレないように地上に降りたフリーレン。
ヒンメルたちと連携した攻撃をツァルトに繰り出します。
いつもより、安心して背中を任せられることに気付いたヒンメル。
そのままツァルトを追い詰めるも、ツァルトの予想外の攻撃が襲ってきます。
しかし、仕方なく未来の魔法でツァルトを倒すフリーレンでした。
第110話 勇者一行
未来の魔法でツァルトを倒したフリーレンは、ヒンメルに説明を求められ仕方なく未来からやって来たことを伝えます。
ツァルトを倒した魔法を見たヒンメルたちはそれを素直に信じてくれました。
ハイターは自分たちが魔王を倒すことが出来たのか知りたがります。
しかし、ヒンメルは勝つか負けるかではなく、魔王と戦うことに違いはないからと、聞くことを反対します。
兎に角、フリーレンが帰れる方法を調べることになり、近隣の街で情報を得ることにしますが、何故かヒンメルは護衛の仕事を引き受けてしまうのでした。
第111話 護衛依頼
女神様の石碑に関する聞き込みをしていたはずが護衛の依頼を引き受けてしまったヒンメル…。
急ぐものでもないし、誰かが引き受けなければならないと言いながらも、私なら引受けないと相変わらずの様子のフリーレン。
未来でも旅をしていて詳しくは言えないが、ハイターやアイゼンはいい事をした、ヒンメルには励みになっているとフリーレンは言います。
暫く進むと魔物の襲撃を受けるフリーレン。
前と後ろから挟みこんで狙ってきましたが、全て撃退します。
戦いの後、未来での連携が取れた攻撃は、こうやってヒンメルたちに教わったのだと思い、ヒンメルたちに礼をするフリーレンでした。
第112話 信頼
立寄った村では、女神様の石碑に関する情報を得られなかったヒンメルたち。
文献でも残っていればと耳にしたハイターが、写本を行とする修道院になら何か残っているかもしれないと言います。
村に戻って教会で修道院の場所を聞くと、辿り着くにも難しい場所だとの返事が返ってきます。
実際に目にした修道院は、断崖絶壁の上にありました。
ほぼ垂直の壁を前にワクワクするといったヒンメルに対して、昔からどんな事も楽しんでしまうのだとハイターが言います。
ヒンメルとハイターは幼馴染で、自分自身は信じられないが勇者ヒンメルは信じていて、これからも付いていくとハイターは言うのでした。
第113話 皇獄竜
修道院でも情報を得られなかったヒンメルたちは、北部高原に点在する集落から民話や伝承を掻き集めることになります。
ハイターは北部高原の集落は魔物の襲撃を避けるために、複雑な地形に在り体力が保つのかと気落ちして言います。
しかし、集落を周る分だけ地酒が飲めるとヒンメルが言うと、ハイターは誰よりも張り切るのでした。
ある村の酒場で旧統一帝国時代の町の遺跡に大きな聖堂があると聞き、早速向かったその聖堂には、縄張りを守らんと聖堂にしがみつく竜がいたのでした。
竜を倒すことに決めたヒンメルたちは苦戦するも…、竜を倒します。
第114話 勇者の剣
ヒンメルたちは皇獄竜を倒したものの、女神様の石碑に関する情報を得ることは出来ませんでした。
平和な場所がまた一つ増えたのだから無駄ではなかったと、次の集落へと向かいます。
辿り着いた村は比較的新しく、伝承などは無いとのことでしたが、鍛冶屋のドワーフなら何か知っているかもしれないと案内されます。
鍛冶屋のキーゼルは、女神様の石碑の事は知らないが、昔住んでいた村の村長の家になら何か残っているかもしれないとのことでした。
情報の代わりにヒンメルの剣を見たいと言ったキーゼル。
キーゼルは剣を取りながら、これは自分が作ったものだと言い、これよりも良い剣をヒンメルに返そうとしますが、ヒンメルは例え偽物だとしても今では相棒なのだと断ります。
するとキーゼルは剣を研ぎ直してヒンメルに返すのでした。
第115話 親友
キーゼルが教えてくれた村は、魔物の巣窟とは聞いていたものの、一旦退却しなければならない程の魔物に覆われていました。
逃げる途中では、竜がアイゼンを咥えて放り投げてしまいますが、頑丈なアイゼンは無傷でした。
仕方なく隠密魔法を使い、魔物に見つからないように隠れて村長の家まで向かいます。
ようやく目の前という時に竜が現れ、二手に分断されてしまいます。
ヒンメルとハイターが隠れた建物は孤児院の様であり、懐かしい感じが二人を包みます。
フリーレンとアイゼンが竜を攻撃し始め、ヒンメルとハイターも加勢し竜を倒します。
村長の家に入り書物を探ると、やっと女神様の石碑に関するものが見つかるのでした。
第116話 帰還の魔法
女神様の石碑に関する書物には、帰還するための魔法は別の聖典に書かれていると記されています。
その聖典を見るだけでいいと思うも、女神様の聖典には直接魔法が書かれている訳ではなく、長大な暗号文になっているので解読しなければならないとハイターが説明します。
聖典の解読は難しく、解読されたものは全体の3%ほどであり、暗号を解読するのに通常なら20~30年は掛かるのだと…。
長寿種の特権としてそれまで待つのもありかとアイゼンが言いますが、フリーレンは帰りたいと言いまます。
それを聞いたヒンメルが、魔王を倒したら調べると今、決めた。と言い、フリーレンに未来の石碑に言葉が刻まれていなかったかと聞きます。
その時、フリーレンは思い出すのでした…。
第117話 奇跡の幻影
女神様の石碑を監視していたというツァルトをヒンメルたちが倒したことで、フリーレンが時間を逆行してこちらに来ているのだと、魔族たちが話しています。
フリーレンから未来の記憶を奪い始末するというグラオザーム。
戦えるのを楽しみにしているらしいリヴァーレ。
1人は馬鹿馬鹿しいと言ってその場から離れます。
そして、陰ながら応援すると言うソリテールが、フリーレンたちが来るのを待ち構えているのでした。
女神様の石碑へ向うヒンメルたち、魔力の反応に気付いた時には、リヴァーレが急襲し、間一髪でアイゼンが受け止めます。
アイゼンにその場を任せ先に進むと、魔法の剣が降り注ぎ躱したのも束の間、グラオザームの精神攻撃に掛かってしまったヒンメルたちでした。
葬送のフリーレン 12巻の感想
女神様の石碑の解読を始めた途端、崩れていた石碑が綺麗になり、周りの風景が変わり、後ろからヒンメルの声がする。
普通、パニックになると思うのですが、流石、千年以上生きているフリーレンとでも言うのでしょうか…。冷静に状況を分析しました。
その上で、始めは未来から逆行してきたことを告げると未来に影響が出るかもしれないと黙っていました。
しかし、過去に未対戦の魔族のツァルトと戦い、空中に放り出されたこと。ヒンメル達と大きな岩の下敷きになりそうになり、仕方なく未来では使えるようになる飛行魔法や魔力操作をすることになり、自分が未来から来たのだと話すことになりました。
細かい事を言えば、過去に出会った事のない魔族と対峙したり、未来から来たのだと言った時点で既に影響が出ていると思うのですが…。
フリーレンが未来から来たと話した事で、帰る方法を探すことにしたヒンメルたち。
情報収集の最中に護衛の依頼を受けてしまうヒンメルに対し、フリーレンは彼はこういう人だったと懐かしさも相まり、何だか嬉しそうだと感じました。
いくつもの村を巡りやっとたどり着いた文献。
魔法そのものは文献の解読待ちの状態になり、ヒンメルがそれを調べると決めたと言った時に、未来の石碑に文字が刻まれていたことを思い出したフリーレン。
ヒンメルがそうすると決めなかったら、やはり思い出せずにいたのでしょうか…。
さて、魔法の言葉を思い出し、再び女神様の石碑に向かうフリーレン達を魔族が阻みます。
果たして無事に未来に戻れるのか。
次巻でのお楽しみです。
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