よふかしのうた 17巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
マヒルに、人を好きになるとはどんな感じなのかを聞くナズナ。
好きだから。この先、一人になったとしてもキクの望みを叶えたいと言うマヒル。
コウと仲直りするように言われたマヒルは、謝なければと。
コウとマヒルの二人の行く先は…
よふかしのうた 17巻 には第160夜から第169夜までが収録されています。
よふかしのうた 17巻のネタバレ、あらすじ
第160夜 あたしもあいつの友達だから
アザミのバイクで岬に到着したコウ。
みんなの協力があり、ようやくマヒルと話すことが出来きます。
岬には、自分が二人を仲直りさせるのだと、先にアキラが待っていてくれました。
ナズナが、探偵やコウが必死にキクとマヒルを離そうとしていた経緯をマヒルに話していた時、コウとアキラが姿を見せました。
絶交宣言からの久々の会話にナヨっていると、アキラの痛い突っ込みが入り、ようやく硬い氷が溶けたかの様な気持ちになる二人でした。
第161夜 まわろうよ三人で
コウとマヒルの緊張が溶け、普通の会話が出来るようになると、コウが木刀を持って追いかけてきたため、マヒルが必死に逃げたことが分かりました。
お土産としてマヒルに渡した木刀は、吸血鬼の弱点になると返されす。
マヒルが語る言葉は、どれもこの先にコウやアキラと出会うことが無いようです。
アキラは涙を浮かべ、この先も友達として会えると訴えます。
そのためにも、キクとのことをしっかりとしなければと言葉にするマヒルでした。
第162夜 お幸せに
トラックに乗せてもらい、岬に着くまで何を話したのだろう。
久しぶりに人間の女の人と話した割には、楽しい気持ちになれた様子のキク。
駐車場ではアザミが出迎えるように居て、非常時用と思われる耳飾りに入った血を渡します。
顔に傷を付けた事や、今まで世話になった礼だと…。
キクは既に自力で治癒もままならないのを分かっていたようでした。
マヒルの元に着いた時、マヒルはコウとアキラに二人だけにして欲しいと願います。
岬の先端に向かう途中、スマホの件を謝ると、笑って返されるのでした。
第163夜 夜が明けるよ
マヒルは、スマホを勝手に見られたとしても、怒るような後ろめたい物は無いから笑ったのだ。
むしろ捨てられなかった事を言えなかった自分がいけないのだ、と言います。
吸血鬼になるので用は無いとスマホを潰し、キクに見せたかったという岬の景色は、マヒルの幼少の頃の思い出が残っている場所でした。
独りになった後の事を聞かれたマヒルは、人探しするのだと言います。
キクがその後のマヒルの心配事をひと通り話したところで辺りは明るくなりました。
キクに血を吸わせたマヒルは、コウとアキラに対しで「ごめん」と呟き、そのままキクを離そうとはしませんでした。
第164夜 呪い
事故だとの声が聞こえ、様子を見に行った時に見かけた少年が、毎日のように事故が起きた交差点に居ました。
雨の日、気まぐれで傘に入れた少年がしてきた質問…。少年の雰囲気が真面目に答えようとさせました。
少年にかけたキクの言葉は、呪いをかけられた少年の心を解き放ちます。
少年はその時の事やその人のことを忘れることはありませんでした。
その恩人が、今目の前に居るのだと分かった時、少年の心は満たされ、終わりを迎えるのでした。
第165夜 おかえり
何となく分かっていた…。
消えて居なくなった二人のことをアキラに告げ、駐車場へと降りて行ったコウ。
待っていた探偵はコウとアキラの様子を見て状況を察すると、旅館へと向います。
探偵を待っていたナズナが聞いた言葉に、無言の返事でキクとマヒルの成り行きを察しました。
コウは修学旅行から帰った部屋のベッドで天井を見上げます。
徐ろにリビングにあるゲーム機の電源を入れながら、マヒルが遺した手紙の言葉を思い浮かべ静かに涙を流すのでした。
第166夜 勝ち逃げ
マヒルがコウへ宛てた手紙は、念のための保険と記してあるものの、そのまま逝くことを予言させられる内容でした。
コウにしてみれば、友達を失った悲しみよりも、マヒルらしい最期に胸が締め付けられるようでした。
その様子に声を掛けることが出来ないで出ていったナズナが居ました。
北海道での出来事を聞かされたニコの元には、今回のことで知り合ったアザミやススキたちが加わり、お疲れさま会が開かれました。
しかし、ハルカだけはデートを約束したと、ナズナに声を掛けているのでした。
第167夜 お疲れ様会
約束はしたが、今は気分じゃない。そう答えるナズナに、そんな時には余計に一緒に居た方がいい。と詰め寄るハルカ。
その場はナズナが怒突いて終了しました。
コウの家を訪ねた探偵は、コウを高級な寿司屋へと連れて行きます。
二人揃って高級な寿司屋は初めてなので、何もかもが全く新しい体験です。
お通しに驚き、前菜に驚き、高級寿司と呼ばれる寿司の旨さに感動しきりでした。
二人のお疲れ様会とのことでしたが、本当はコウに頼み事があったようです。
第168夜 少し迷ってた
独りでは怖く、一緒に来て欲しいと言われた場所は、キクが探偵に最期に遺(のこ)した言葉にあったキクの隠れ家でした。
何が分かるのか…。そう言いながら震える探偵に付添って中へと入ると、そこには見た事のある冷蔵ケースが置いてありました。
予想通り、探偵の父親の血液があったものの、それ以上は何も出来ないと引き返そうとする探偵。
しかし、血を飲めばその人のことが分かると知ったコウは、探偵からそれを取り上げました。
一悶着した後、血を飲んだコウは探偵の父親の感情に触れ、それを探偵に話すのでした。
第169夜 心の中にしまっとけ
何を頑張るのだろう…。
マヒルに言われた言葉に、答えが見えないまま、ハルカとのデートの約束を果たそうと、とりあえず、それを頑張ろうと思ったナズナ。
ハルカと待合わせの後、やっぱり面倒くさくなったので、浮ついたデートスポットに入ったら、殴って帰ろうと思います。
しかし、意外にも好みの場所へ行き、思いっきり楽しんだナズナ。
最後に入った居酒屋で、気の合う理由を見つけたナズナは勝手にそれに納得してしまいました。
その後、あれからコウと会えないでいて、辛い気持ちだと思っていた時、コウが現れるのでした…。
よふかしのうた 17巻の感想
マヒルからの絶交宣言からどれくらいが過ぎたのでしょう。
コウは、マヒル君の事が心配だからと不登校だった学校に行き、マヒルの行き先である北海道へと修学旅行で向かいました。
道端で偶然に探偵と鉢合わせ、駆け付けた時には逃げるマヒルに追いつかず、当てがあると向かった岬で、コウはようやくまともな会話が出来ました。
話をしていたコウは、キクの話と彼女の状態から、マヒルの気持ちに何となく察しがついていたようです。
マヒルとキクが朝日に消えた時、嘆き悲しまなかったのは、マヒルに対するコウの友情の深さによるものなのでしょう。
自宅に帰った後、子供の頃にマヒルと遊んだゲームをしながら、マヒルの残した手紙の内容を振り返り、勝ち逃げはズルい…、と一人涙を流すコウに大人の気配を感じました。
設定では中学生なんですけどね…。
また、その様子を見たナズナが声を掛けずに出て行く様も、ナズナがコウの気持ちを察したところなんだと思います。
ニコたち吸血鬼たちも、目代先輩(探偵)も、そして、コウとナズナとアキラも、大きな山場を越えたみたいな感じなのでしょう。
それぞれのお疲れ様会も開かれましたが、アキラも入れてあげて欲しいなぁ、とも思いました。
きっとどこかでコウとアキラのお疲れ様会が開かれることを願っています。
さて、巻末に、ついにナズナに自覚症状が出ました。
果たして恋の行方は…。
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