アンデッドアンラック 11巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
スプリングに不運を付与することが叶った時、スプリングは大粒の涙を流しながら風子に謝ります。
しかし、神は更にスプリングを強制的に操ろうとするのでした…。
アンデッドアンラック 11巻 には第89話から第97話までが収録されています。
アンデッドアンラック 11巻のネタバレ、あらすじ
第89話 三本目
神から意思を取り戻したスプリングですが、直ぐに神がスプリングの意思を強制的に乗っ取ろうとしてきます。
スプリングはもう人を傷付けたくないと叫びながら、自分の核を風子の元へと飛ばします。
すかさずビリーがスプリングの核を銃で撃つも、風子との勝負中は風子以外を壊す事は出来ないのだと言います。
そして自分に不運を付与して欲しいと言い、スプリングを抱きしめる風子。
三本目の勝負はチンチロリンを行えば直ぐに勝負はつく。と言ったところで、核は元の身体に戻ってしまいました。
更に巨大化したスプリングは辺りを桜に変えてしまうのでした。
第90話 否定者諸君
神から強制的に精神を支配されたスプリングは、更に巨大化してフェーズ3へと移行してしまいました。
風子との勝負中は風子以外の攻撃は全て否定されてしまうので、アンディはみんなに自分に向けて攻撃をして欲しいと言います。
アンディに向けられた攻撃が外れた不可抗力ならばスプリングに届くのです。
リップはもう一つ方法が有ると言いながらアンディを攻撃します。
風子を殺してしまえばスプリングに攻撃が届くようになる。
アンディは、その調子でどんどん攻撃して来い。とリップの攻撃を躱(かわ)してスプリングに当てました。
アンダーもユニオンも入り混じってアンディ目掛けて攻撃をするのでした。
第91話 遊んで来い
アンディを狙った攻撃はスプリングに届きましたが、なかなかコアへは辿り着けそうにはありませんでした。
スプリングは花弁を飛ばしアンディを桜に変えようとしますが、すかさず風子が首を切ってそこから再生して凌ぎました。
友才が不抜の能力でスプリングが花弁を飛ばせなくなると、今度は全身を人が桜化した桜の木で覆ってしまいました。
アンディはタチアナにビリーを連れて来いと言います。
タチアナはビリーに戻ってきて欲しいと願いますが、ビリーは戻る事は出来ないが協力することは出来ると言って、タチアナと一緒にアンディの前に現れました。
第92話 粋
昔のお話し。
桜を咲かせる鬼は人に興味があり、人と仲良くなれないものかと近付きますが、桜は不吉なものだと嫌われてしまいます。
ある時、玩具を使えば仲良くなれるかもしれないと思い、日本中を駆け巡り玩具を集めました。
そのおかげで鬼の通った道は桜が咲きましたが、鬼は何故か大きくなってしまい、人は怖がって逃げてしまいました。
鬼は山に引き篭もることにしたのですが、そこに一心と名のる者が現れ、鬼と遊んでくれました。
しかし、鬼はUMAであり、神に支配され、人々を桜に変えてしまいました。
正気を取り戻した鬼は、一心との約束で鬼と遊んでくれる人が現れるまで生きることになりました。
第93話 春ノ歌
スプリングのコアへと辿り着いた風子。
アンディは子供以外の否定者たちに酒を呑めるか聞きました。
人数を数えると桜の木を切り、一心に盃を作るように頼みます。
ラトラにはタワーの頂上にあるスプリングの酒を持って来るように頼みました。
アンディは春が消えてしまう前に、花見をして皆でスプリングを見送ろうと思ったようです。
風子はスプリングのコアを引き連れて皆の所に降りて来ました。
スプリングも混ざり皆で乾杯をします。
そして、スプリングと風子の最後の勝負をします。
風子の不運を付与されたスプリングは負け、人を好きなまま最期を迎えることが出来ました。
第94話 死季
スプリングを討伐した後、アンディは思いました。
始めは自分の死のために連れ回していただけの風子。神殺しなどの怖い思いをしたはずなのに、誰かを思い前に進み強くなったと。
スプリングが生涯を通して求めていたものを風子の不運が与えて満たされて死んだ。
俺もあんなふうに死にたいと…
風子の不運はUMAにも付与して死なせることが出来る。
俺を殺すことが出来ないのは自分自身のせいだと。そして、今度は俺がお前を好きになるから、今まで以上に振り回してやる。
いいねぇ。と答えた風子の胸を刃が貫くのでした。
第95話 越えろ
胸を貫かれた風子は瀕死の状態になってしまいました。
刺した相手を両断したはずでしたが、それは元に戻りアンディを攻撃しました。
皆が四方から攻撃しましたが、それは影の中へと消えていきながら自分は不滅だと言い残していきました。
風子の状態は一刻を争います。
ジェイスは以前のループで経験したクエスト報酬があれば希望があると言いました。
しかし、報酬は1週間後です。
ジェイスは私を信じて欲しいと言い、皆で円卓へと急ぎます。
ジェイスは円卓の一席にアンディと風子を座らせると、ルナと何かを叫びました。
自分のポイントを二人に譲渡するから二人を1週間後に飛ばしてくれ。
アンディは気付くと1週間後に待ち構えていたジェイス達の前に居るのでした。
第96話 霊魂
クエスト報酬として追加されたのはUMAゴーストでした。
ゴーストは風子の身体から魂を抜くとそのまま何処かに行こうしました。
慌てて捕まえようとしますが、風子の魂にもゴーストにも触れることが出来ません。
ゴーストを追うアンディ。
見えてきたのは多くの人が殺されている現場でした。
そこには風子を刺した不滅が、ゴーストを誘き寄せるためにプレゼントを用意したと言ってゴーストとアンディを待っていたようでした。
風子が死んだことを受け入れなよ。
そう言いながら影の中へと消えて行く不滅とゴースト。
追いかけるアンディは風子に手を伸ばし、一瞬触れた気がしたのでした。
第97話 クソヤロー
隕石が落ちてきたことで、風子は生きていることを確信したアンディたちでしたが、突然、地球が揺れました。
ユニオンに原因を聞いたアンディたちは驚愕します。
回避したはずのペナルティである、地球が太陽に向う公転が起きたのでした。
3ヶ月と待たずして太陽に飲まれると黙示録が言いました。
そして、自分の役目も終わりだと言います。
次のクエストは4月1日だが、その前に地球は無くなるからだと。
夜の街がすぐに朝になったことで、地球の自転までも早くなったようです。
直ぐにでも風子を探しに行きたいと思っているところに世界の終わりが近付き、どうするべきか悩むアンディでした。
アンデッドアンラック 11巻の感想
人に興味を持ち、人が好きなスプリングでしたが、UMAは神が遣わした人に危害を加えるためのものなので、神の意思に背いたスプリングを乗っ取り攻撃を仕掛けてきました。
それでも風子は、本来のスプリングが人を好きな事を知り、スプリングを好きになるのでした。
十三人一種でスプリングに札を取られながら、その度にスプリングに触れていき、少しずつ不運を付与していく風子。
ついに不運がスプリングに届きました。
好きになるのに人もUMAも関係ない。そう言った風子。
アンディと出会い、ユニオンのメンバーと出会い、それまでの経験が自分が誰かのためになれると、自信を持つことが出来るようになったからなのでしょう。
クエストの課題として討伐しなければいけないUMA。
討伐するために、本来のスプリングを好きになり、スプリングの願いを叶えるために、自分が出来ることを最大限にやってのけた風子は本当に強くなったと思います。
そんな風子を今よりも、もっと好きになって自分もスプリングと同じように望みを叶えて死を迎えたいと思ったアンディ。
しかし、そんな二人をまたしても邪魔する者が現れました。
風子は刺され瀕死の状態になり、ジェイスとクエスト報酬で得たUMAの力で蘇らせようとしますが、風子は連れ去られてしまいました。
果たして、アンディは風子を連れ戻す事ができるのでしょうか…。
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